合わなくなるコト

ずっと続くことが当たり前だと思ってた。
私にとって大切な親友。

18歳の頃に出会って、
彼女とは全てを話さなくても分かり合えていると思っていた。

それほどまでに信頼しきっていた友人がいる。

私にとって一番の友人。
家族のように大切な友人。

私の心の拠り所。
心の支え。

けれど、ある時、
1番理解してほしいと思っていた友人に
理解してもらえない時があった。
そして、その時、私も彼女を理解できず、

私は傷ついた。
そして、彼女も傷ついた。。と、思う。


いつもなら、別れ際、

楽しかった気持ちと、まだ解散したくない気持ち、
会ったばかりで今まで一緒に居たのに、
もう、直ぐにでもまた会いたくなる気持ち。

そんな気持ちでいつも別れ際を過ごしていた。

帰り道は気持ちが楽しかった時間を振り返り、
いつもの街並みがより明るく感じる。

彼女と会う時はそんな感覚。

けれど、この日は違った。

お互いの意見の食い違いに、
お互いの思いを傷つけあった。
一緒に過ごす時間が辛くなり
居心地が良くなかった。

湧き上がる感情は、

帰りたい。


だった。

今までこんな気持ちを彼女との時間に感じたことはなかった。
それはそれは苦痛で、
それはそれは残酷なほど心地が良くない時間。

彼女の表情もこわばり、
私の表情もひきつる。

別れ際の足取りが重く、
ずっしりとしていて、
帰り道はどよめく。

すごく楽しみな時間だったのに。
なんでこんな風になってしまったんだろう。


彼女との関係の亀裂が入った。

この日をはじめに、
益々離れていく。

その真っ最中は
私の心の中は大荒れ。

なんで、なんで、なんで、なんで、、、

悲しくてつらくて、苦しくて、
昔のように戻りたくて。


彼女がいたから今の自分がいる。
そう言っても過言ではないほど、
私は彼女に依存していた。


そぅ、依存。

気づいた。

私は彼女に依存していたし、
彼女が私のことを理解してくれていることが心地よかったし、彼女が私を肯定してくれていたから、今まで自分を生きてこれた。

彼女が居なくなった私は
ぽっかりと穴が空いたような感覚で、

なんでこうなってしまったんだと、自分を責め、彼女を責めた。

それほどまでに彼女は私にとって大きな存在。


その大きな存在だった彼女との時間が無くなったことで


大きな存在がやってきた。

手放したら入ってくる。


すごいな。

本当だったよ。

私にとって彼女という大きな存在をなくした後、


かけがえのない大切な存在である我が子がやってきた。

そして、しばらくして、彼女の元にも我が子がやってきた。


この世界は不思議なほど
目に見えないことで成り立っている。

執着。
未練。
怒り。
嫉妬。
憎しみ。
悲しみ。

この感情を人生でこんなに感じたことがないというほど感じきった。

もういいや。

そう思った時。


赦しが起こった時。

奇跡がやってきた。


こういうことなんだなぁ。。


スペースをあける。

一見、とんでもないような出来事でさえも、
人生においては必要な出来事で、

その時間に感じた全てがあったからこそ、

今の人生がある。

あの時、ひとつひとつの感情は
私にとって感じる必要があった。

それは我が子を抱きしめてあげれる大切な経験になれたから。

どんな感情でも必要だよ。

全ての出来事は、あなたにとって良い方向に向かうための出来事だからね。

寂しさも悲しさも無かったことにしないでね。

その分、自分を大切にできるようになったし、
相手を本当の意味で大切にできるようになった。

今までの私は、自己中そのものだ。
自分さえ良ければ良い、見せかけの良い人だ。

変わらなくちゃいけなかった。
変わるようになっていた。

そのために、出会っていた。

私は彼女との濃い時間の中で
沢山の気づきを得た。

感謝しています。

そして、今でも私にとって彼女は大切な友人です。

会えていなくても、連絡さえとっていなくても、
心は繋がっていなくても、

私から送る思いは、

感謝だよ。

そして、今でも大切な親友であり、双子ちゃんだ。


いつもこうして、お互いを双子ちゃんと言っていた彼女と私。

今でもより一層思う。

私たちは出会って一緒に過ごした時間と、
離れて感じた色んな感情。

全てが必要で必然だった。

そして、私たちはどちらも、
これから益々幸せになっていくからね。

どんなことがあっても、
何が起こっても、

これまでの時間が強くしてくれた。
そして、目に見えない繋がりを感じさせてくれた。


離れていても、会えなくても、

あなたの幸せを心から祈っています。

今まで本当にありがとう。
出会ってくれてありがとう。

おばあちゃんになったとき、
縁側で一緒にお茶を飲みながら、
お互いの人生が幸せだったねと、

話せる日を楽しみにしています。

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