
初!バースデーパーティーの主催 in UK
先日、娘のバースデーパーティーを初めて主催しました。
こちらの国でのバースデーパーティーの概要については以前こちらの記事で書かせていただきました。
さてまず感想としては…つっっっかれたなああああああ!!!🫠🫠🫠
いやー、異文化と相対するというのはなかなか気合いがいるものだと改めて感じた次第です。
ではどういう流れだったのか、自分の備忘録も兼ねて書き残したいと思います。
最初に動き出したのは誕生日約一ヶ月前。誕生日会パックとして売り出している近隣の施設を片っ端から調べ始めました。
そういったイベントを受け付けている会場は基本的にはソフトプレイ(昔のマクドナルドに併設していたプレイランドのようなイメージ)会場が多いのですが、それ以外にもトランポリンパークや、ボウリング場、牧場なんかでもそういったパーティーパックの販売がされていました。
しかし時既に遅し!!…一ヶ月前にしてほとんどの会場が予約受付終了or遅い時間しか空いていないといった状況でした。まあよく考えたら誕生日周辺の子達がこぞって近くの土日でパーティーを開くわけですから、そりゃどんどん埋まっていくよね…っていうことに気づいたのはこの時でした(アホ
それでもなんとか同じ市内で日本人学校のある日の夕方の時間に確保できる施設をいくつかピックアップできました。
料金体系としてはそこまで大きく違わず、どこの会場でも日本円にして参加一人当たり3000円前後です。
イベント内容も会場の特性による違いは出てくるものの、基本的には遊び時間が1時間、食事時間30分、ダンスタイム30分の計2時間コースでした。
勿論細かい違いは出てくるわけですが、我々が今回の会場で決め手にしたのは"持ち込みがバースデーケーキのみ"ということでした。パーティーの終わりに参加してくれたお友だちにパーティーバッグという結婚式の引き出物の超超簡易版というイメージの袋を渡すのですが、自分達で用意が必要な会場というパターンもあり、極力負担を減らしたい我々はそのバッグも会場側で用意してくれるというソフトプレイの施設に決めました。
さて会場が決まると呼びたいお友だちに招待状を配る仕事が待っています。
今回娘は日本人学校と現地校とそれぞれいっぱいお友だちを呼びたいと要求してきました。相変わらず英語でコミュニケーションが難しい私は、正直言って現地校の人を呼びたくはなかった訳ですが、娘の希望を無碍にはできずそれぞれの学校で仲良くしてる子達に招待状を出すことにしました。
日本人学校の子達はママさんの連絡先も当然知っていたので、LINE等々で「この日にパーティーやるので来てくれますか?」くらいの連絡で十分でした。
問題は…そう、現地校!
娘が学校でそこそこお友だちができている一方、私はまずそのほとんどの保護者の連絡先を知らない、もっと言えば顔すら分からないという絶望的な状況からのスタートでした。
担任の先生からクラス名簿をもらい、娘が呼びたい子の名前を綴りを確認しながら招待状に書き写し、私の電話番号を添えて「◯月◯日までに返信下さい」とコメントを付けて、担任の先生から該当の子に渡してもらいました。ちなみに〆切の日付は会場からの人数確定〆切の日付の一週間前に設定しました。
今回現地校組は全部で10名に配りました。
さてここで問題です!期日までに返信が来たのは何名だと思いますか??
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正解は、2名!!
嘘だろ!?って思いません??
なかなか返事来ないよとは聞いていたけれど、ここまで酷いとは思ってないよ!!笑
というわけで、会場の〆切日までの残り一週間で催促作業が始まるわけです。
かろうじて連絡先を知ってるママさんにはメールで催促、このパターンは催促さえすれば割とすぐ返事をくれます。
ただ残念ながら、先に書いたようにほとんどの保護者の連絡先を知らない状態なわけでして…じゃあどうするかと言えば、登下校時に直談判するわけですね。これがしんどい、ただただしんどい。だって親の顔すら知らないんだもの!
招待した子どもと一緒に登下校してる大人を確認して「娘の誕生日、来てくれますか?」と声をかけるわけです。ここで「ああ連絡忘れてた!行くよ(or行けないんだ)」と、すぐ答えてくれるのはまだ良い方で。
他の返答としては
「ああ、誕生日の前日にならないと分からないや」←せめてそう連絡してくれや!
「招待状もらったっけ?」←先生から渡したの確認済みですが!
なんてのもあって、本当嫌になりました。私が自在に英語話せればもう少し上手くコミュニケーションとれたのかもしれませんが…たられば言ってもしょうがないし。
そして参加すると言ってくれたご家庭にはアレルギーの有無と宗教上禁忌の食べ物がないかの確認も必要となります。これもなかなか返事がなくて焦りました。
ちなみに日本人学校の面々には一切催促する事なんてありませんでした。もうこれはお国柄としか説明がつかない…。
そんなこんなでパーティー当日を迎えました。
まず現地校の参加人数、上記の通り10名に声をかけ、参加5名、不参加3名、応答なし2名という結果でした。不参加は全く構わないのですが、応答なしはマジで困るんです…。しかもそれで当日いきなり来るパターンも意外とあるっていう。
困るというのもパーティー会場には参加人数分のお金を主催者がお支払いするという流れになっていて、今回でいうと一人当たり約3000円を我々が支払うことになってます。で!来るかどうか不明な人については、万が一連絡なしで当日来られてもパーティーバッグの用意が出来なかったりする可能性があるので、(少なくとも我が家は今回は)不明の2名分も会場にお支払いしました。…結局来なかったけどな!!
さてやっとパーティーがスタートします(ここまで長かった笑)。
パラパラと招待したお友だちがやって来て、最初に娘宛にバースデーカードとプレゼントを渡してくれます。
そこからの1時間はソフトプレイで子ども達はひたすら遊び続けます。保護者はその隣にカフェスペースがあるので、座って談笑する時間になります。
…これが思いのほかしんどかった!今回我々は保護者向けにフリードリンクのオプションを付けたため、来てくれた方達に飲み物をお配りしていました。
気心知れてる日本人組はいいんです、喋れるしなんなら自分で飲み物準備するからいいよ〜って声かけてくれたりなんかして。
そう問題は現地校組。だって私は英語が喋れない!しかも現地校の保護者の方々もそれぞれが知り合いではないのでどうしても孤立しがちになるんです。ただこちらがホストである以上、放っておくのも失礼なわけで。となるとヘタクソ英語でも各々になんとか話しかけに行かねばならないわけですね。まあしんどいよね!できない英語で雑談するんだぜ!この1時間はめちゃくちゃ長く感じました…。
さてこの地獄の1時間が終わるとパーティールームで30分の食事タイムが始まります。
最初に持ち込みのバースデーケーキのキャンドルに火をつけて、参加者みんなでハッピーバースデートゥーユーと歌います。その後は準備されているサンドイッチやピザ、ポテト、フルーツなどを子ども達がひたすら食べます。今回は17時に食事だったので、参加した子たちはこれが夕ご飯になったと思われます。
一方保護者はというと、場所が変わっただけで引き続きご歓談タイム笑
つまりまだいろんなところに話しかけに行くわけです。いやマジで我ながら頑張ったと思ってますよ。

その後はディスコルームへ移動。
クラブのような照明とミラーボールが回る中、30分間子供達が踊りまくる時間です。もう本当に異文化。途中でダンス版だるまさんが転んだみたいなゲームをやる時間もあったりして。この間は保護者も周りで子ども達を見守る時間になるので特に気を利かせて周ることをしなくて良かったのはありがたかったです笑

最後に写真撮影タイムがあり、娘が来てくれたお友だちに例のパーティーバッグを渡して、三々五々お開きになるという終わり方でした。
当然最後も来てくれたご家庭それぞれに感謝してお別れするようにしました。
全てを終えて、結論。
キング オブ 気疲れ!!!
簡単なイメージとしては息子or娘の結婚式に出席する両親の立ち位置笑
あそこまで大層なものじゃないけど、やってることは大差ない気がしました。本当疲れた。
そして帰宅後は大量のプレゼントの仕分け作業が待っています。なんつったって招待人数分のプレゼントがあるわけだからね!
ちなみに娘がもらったプレゼントがこれ。

そしてこれを一つずつ開封して、中身を確認した上で私は当日中にお礼のメッセージを参加者全員にそれぞれのプレゼント内容と共に送りました。
最早結婚式後のご祝儀の確認状態ですよ!
そして夫と話すわけです…来年はなんとしても日本人学校のメンツだけでさせてもらおうって…笑
あまりの大変さに長くなっちゃった!
以上、主催者としてのバースデーパーティーの全容でした!