イギリスの学校給食のいろいろ
学校関連ではいろいろ衝撃くらってますが、まずはこのテーマで紹介したいと思います。
イギリスの給食はyear2の学年までは公立小学校では無料で提供してくれます。それ以降は低所得世帯だけ無料提供してくれるという話だったかと思います。
まず給食の名称です。
学校給食のことを school dinner
給食の時間になると dinner time
と言われるそうです。ちょっとビックリしません?英語の授業で dinner=夕ご飯 って習ったと思うんですよ。一応イギリスにおいても夕ご飯の意味にもなるそうですが、昼食という意味で使われることも多いそうです。
ちなみに夕ご飯はイギリスの一部エリアではteaと言うそうで、tea timeとなると夕方4時頃を指す別の時間になるとのこと…ややこしい!
さて本題の給食内容ですが、これがまた面白い。おそらく各学校で多少違いはあると思うので、ここからは娘が通っている学校ベースで話をしてみますね。
3週間分のメニュー表が渡されて、それを半年間ひたすらローテーションで出されます。
でこのメニュー表ですが毎日4種類のパターンがあり、どのメニューを選ぶかを入学時(及び半年後)に申し込みます。途中の変更はききません(というかできるとしてもやり方は分かりません!)。
ではこの4種類は一体何なのか?という話ですが、多人種・多宗教の人間が住んでるからこそだなあと思わされたのですが、下記の選択肢がありました。
①通常メニュー
②ベジタリアンメニュー
③ハラル(イスラム教徒用)メニュー
④ジャケットポテト
①通常メニュー
こちらは特に食事に制限のない方向けのメニューです。出てくるメニューとしては、ピザ、カレー、ビリヤニ、パスタ、ラップ等があります。
②ベジタリアンメニュー
肉や魚を一切食べない方向けのメニュー。出てくるメニューとしては、ピザ、パスタ、キッシュ、ラップ、オムレツ等があり、豆などを使用した代替肉が使用されています。
③ハラルメニュー
イスラム教徒の方向けのメニュー。豚肉とアルコールが宗教上禁止の為使われていません。出てくるメニューとしては通常メニューと一切変わりませんが、使われてる材料が違うそうです。
④ジャケットポテト
皮付きのジャガイモの真ん中に割れ目を作ってそこにツナやら豆やらを詰めてオーブンで焼いた料理で、特に誰向けというわけではないようです。単純にジャガイモ食べたい人向け?なのかな?
そしてこのエリアは、木曜日はどのメニューもサンデーロースト風メニュー(ジャケットポテトはお休み)、金曜日はどのメニューもフィッシュ&チップス風メニュー(ジャケットポテトはそのままある)と言う風に統一されているようです。
ちなみにサンデーロースト風メニューというのは、ローストしたお肉とヨークシャープディングと呼ばれるパイのようなもの、それにローストポテトがついたものを指します。
また一番の衝撃を受けたのが、どのメニューにも必ず毎日デザートが付くこと!!
しかもデザートの内容が…
アイスクリーム!ケーキ!クッキー!ヨーグルトサンデー!カップケーキ!ケーキ!アイスクリーム!ケーキ!
いや嘘だろ!?ってなりません??
カロリー過多!!笑
しかもですよ、給食の時にこんなデザートが付くにも関わらず、お迎えの前の時間におやつとして毎日フルーツが一人一個配られるんです。
いや食べすぎじゃんね!?
しかも、しかもですよ!!
クラスメイトの誰かが誕生日だったり、誰かの家で子どもが産まれたりなんかすると、何故かお菓子が配られます。もう甘いものに塗れてます笑
で、このお菓子でまたハッとしたことがありまして。グミが配られた日があったようなのですが、ゼラチンって豚から出来てるんですよね?だから、ハラルの子たちにはグミではない別のお菓子が配られたようで、お菓子一つ取っても配慮がいるんだなあと思い知らされました。
そんなわけで数々の衝撃を学校給食だけでくらい、相変わらず後ろ向きな私は、日本の学校給食の方がいいよ…という感想を一人勝手に思ってるわけです。