私から見たイギリス住宅事情

さてイギリスの賃貸物件は大きく分けて3種類存在します。

①フラット
こちらは日本でいう所のマンションやアパートです。
②デタッチドハウス
こちらは日本でいう所の戸建物件です。戸建といっても、一軒家物件、一軒家を半分に仕切って2世帯住めるようになっている物件があります。
③テラスドハウス
こちらは一軒の長屋をいくつも仕切って、何世帯も住めるようにした物件のことです。

我が家はフラットで契約することとなりました。

そしてこの賃貸物件ですが、イギリスにおいてはそこそこの割合で家具家電付賃貸物件というものがあります。我が家も御多分に洩れずこういった物件での契約となりましたので、入居日からベッドやら洗濯機やら冷蔵庫やら…と生活するにあたっての必要最低限のものは揃っている状態でスタートすることができました。
また海外旅行をされたことがある方はご存知の方も多いかと思いますが、電化製品は日本とは電圧も違えばコンセントの差し込み口からして違います!その為日本から電化製品を持ち込むことなんてほぼ無意味、ということで全て揃ってる物件の存在は海外移住民にとっては非常にありがたい存在なんですね。

上がUSB差し込み口
下が3点式のコンセント

また家の中には日本の生活においてはなかなか見慣れないものも存在します。
イギリスは緯度が札幌よりもさらに上に位置しており、年間を通してあまり暖かくありません。というか基本的に涼しい〜寒いです。というわけで、部屋の標準装備に冷房機器はありません。しかし暖房については各部屋にしっかり備わっています。そしてこの暖房機器が少なくとも私は初めて見るものでした。
セントラルヒーティングシステムといって、ボイラーからこのラジエーターに温水が通って、その温水の放熱により部屋を温めるという仕組みだそうで…イギリスにおいてはこの暖の取り方がどメジャーだそうです。


ラジエーター、このパイプに温水が通ります


最初はこの見た目だし温水通すだけだし本当に大丈夫かよ?と心配してましたが、これが意外とお部屋が暖まるようにできていて驚きました!

他にもおそらくほとんどの物件に備わってるであろう、ビルトインオーブン!!
これはね、こんなに重宝することになると思いませんでした。オーブン料理文化ですね。
スーパーで売ってる温めてそのまま食べるような食品たちも、レンジではなくことごとく"オーブン◯℃で◯分"という表示があります。基本がオーブンです。
しかもビルトインオーブンだとやっぱり大きいので、ローストチキンなんかも難なく作れちゃいます。焼き菓子とかもやりたい放題ですね。
イギリスの人気番組『Great British Bake Off』を見てるとほぼ毎回オーブン使ってますしね、そういう文化なんでしょうね。

ビルトインオーブン、我が家のは二段式です


こんなローストチキンも作れます


まだまだいっぱいあるので箇条書きでザックリと

トイレ
・便座がデカい
・流れが悪くて汚れがつきやすい

風呂
・手持ちシャワーと上にくっついてるシャワーありがち
・そもそもバスルームが2つあるパターン結構ありがち
・排水口にゴミキャッチをする気がないので自分らで工夫しないとすぐ詰まる

キッチン
・コンロがセラミックヒーターの場合が結構ある、これが温まりづらく冷めづらいという非常に調理に向かないのです…

一見IHに見えますがセラミックヒーターです


他にも、我が家にはないですが庭でガーデニングされる方はやはり多いように感じますね。

と、住居一つとっても異文化体験を沢山しています。

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