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『今日も写真に恋してる♡』- ある写真家との出会いがくれた気づき-新マガジン開設のきっかけ

こんにちは。 ストリートフォトグラファーの上田けい子です。

このたび、新しいマガジン『今日も写真に恋してる♡』を立ち上げました。 今回は、このマガジンが生まれた背景についてお話ししたいと思います。

先日訪れたグループ写真展で、ある山岳写真家の女性と出会いました。 私より随分若い方でしたが、凛とした佇まいと可愛らしさを兼ね備えた、とても魅力的な存在でした。 友人から紹介された彼女と短い会話を交わしただけで、その魅力に引き込まれていきました。

特に印象的だったのは、彼女の鋭い洞察力です。 ほんの少しの会話で、私の中の未熟さ、可能性、これからの道筋、意志、思考のすべてを見通されているような感覚がありました。 でも不思議と、それは重圧ではなく心地よさとして感じられたのです。

私は風景写真をあまり撮影しないため、彼女に様々な質問を投げかけました。 なぜ山を撮るのか、なぜ街ではないのか、撮影時の心情は─。 まるで私からの質問を予測していたかのように、彼女は深い言葉で次々と応えてくれました。

その言葉の一つ一つから、自分自身と真摯に向き合い、山や自然と対話を重ね、そこから紡ぎ出された言葉を大切に育んできた様子が伝わってきました。

写真家として大切なのは、単に良い写真を撮ることだけではない。 彼女との出会いは、写真家から発せられる言葉の重みを再認識させてくれました。 「なぜ写真を撮るのか」─この根源的な問いかけを、私はしばらく忘れていました。

帰り道、自問自答が始まりました。 なぜ私は街にこだわるのか、なぜストリートフォトなのか。 彼女のような深遠な答えは見つからないかもしれない。 そんな中で浮かんできた言葉が「私は写真に恋してる」でした。

深い洞察とまではいかなくても、心の中からポロポロと零れ落ちてくる言葉たち。 これは記録しておかなければ─と、慌ててスマートフォンのメモ帳を開きました。

まだ形を成していない、私の中から生まれたつぶやきのような言葉たちを、これからNoteで少しずつ綴っていこうと思います。 この恋心は、やがて深い愛に変わるのでしょうか。 それとも憎しみに転じるのか、永遠の恋のままなのか。 その行方を、私自身でも楽しみにしています。

というわけで、マガジン『今日も写真に恋してる♡』を不定期で更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!



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