【婦人科手術を受けてからの道⑤術後五日目】
ずっと微熱があったんだけど、この日くらいから平熱に戻ってきた。
一日5回の導尿はほんとうに面倒。看護婦さんとのタイミングが合わないと(!)それが顕著に結果につながるので結構神経を使う。結果で一喜一憂する日だった。
朝は起床時間になると看護婦さんたちめちゃめちゃ忙しい。担当する患者さんを一人ひとり回って体温血圧チェックして、何かあれば対応、補助が必要な人がいれば補助しなければいけないし、その日の予定等把握して患者さんとコミュニケーション取りながら一日を始めなければならない。私が見てる範囲でこれだから裏ではもっといろいろある。昼のシフトの看護婦さんにスムーズにつなぐための記録も忙しそう。
そんなさなかに私の導尿にお付き合い頂くのは気が引ける・・。(対応も遅くなると数値も随分変わるし。
いつでもいいですよって言ってくれるけど、お互い融通がききそうな起床時間前に先にお願いすることにした。
少しでも100ml切りそうになるとほんとに嬉しい。
目指せ一日三回スケジュール。
昼はタイミング的にどうしてもランチ後くらいになるのだが、わたしがよくお水を飲むこと、それから長時間かけてカミカミしながら五分粥を食べているので(!)お昼が終わる頃にはすぐお手洗いタイムになる。でもその頃はまた看護婦さんもお忙しかったりして(まあいつも忙しいんだね)、うまくタイミングが合わない。
新人さんとベテランがペアになっているときもあって、そうすると新人さんの導尿練習になることもわかった。なので、ナースコールしても新人さんだけだと、先輩が手があくまで単独ではできないらしい。(そっちのほうが私も安心だけど!
結果、この日のお昼は自力で行ってから残尿量を計ってもらうまでに思った以上に時間がかかってしまい、最悪な計測結果になってしまった・・・・・。
がーーーーーーん。
ここまですごく順調にきていて、一日3回が目前な気がしていたので、本当に凹みました。。。
どうやったら減らせるのか。。
いろいろ考えたり研究したり(!)した結果、「自力で出せる=自分で感じる尿意の範囲」なので、一度で出しきれないぶんは、もう一回行って出してきてもいいということがわかった。次からは待っている間にも、何度もトレイに行ってみることにした。
いままでなんとなく「自力で出せる=一度で出せる」かと思いこんでいたところがあったけど、そこで初めて、「自力で出せない=尿意すらも感じない範囲」があるんだということに気づく。
尿意があるからいいと思っていたけどそうじゃないんだ。
感覚のないところが問題なんだ。
次のときには、「もうこれぽっちも残っていないに違いない」って思えるまで行ってから導尿してもらいました。
それでもソレナリにあるんだよね・・・。ぐすん。
まあ徐々に改善されるのを待つしかない。。
それからシャワー時間内に終わらせられない問題も、看護婦さんに相談したら、「じゃあ2ブロック取るようにしますね」って言ってくれたので、焦らなくてよくなりました。
シャワーもいろいろちゃんと準備してからいかないと大変なのだけど、一番たいへんなのは、足元のことをするときだと学んだので、シャワーにも靴べらを持っていくことにしました。靴を履くときはもちろん、下に落ちたものを拾うとか、バスマットを回収するとか(これ地味に難しかった)そういうときに役に立ちました。
ご飯も相変わらず五分粥だけど、毎回美味しく頂いて、一日に何回かナースステーションのまわりをぐるぐる歩いて、一日三回痛み止めを飲む。
そういうルーティンで過ごしました。
この時点では、もしかしたらうまくいけば明後日くらい(術後一週間)で帰れたりしないのかなとか甘いことを考えていたような。
病院の安心感もあるけど、とにかく「早く普通に戻りたい」っていう気持ちで焦ってた感じはある。
でも相変わらず夜中まで導尿はあるし・・。
帰れるのかな。。