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「なぞときどうでしょう」団体立ち上げからナゾガク2023本番までの備忘録

みなさんこんにちは。
うじをです。
なぞときどうでしょうという団体を作って、立ち上げ公演が終わりました。

いやぁ…楽しかった。
楽しかったけどマジで大変だった。
というわけで、どんな感じで団体を立ち上げたかとかの
備忘録を書いてみます。
(コンテンツのネタバレはありませんので気にせずに読んでください)

時は1年半前、ナゾガク2022出展団体募集までさかのぼります。

第0章 出展したい欲とナゾガク2022

自分の中で謎解きの自由度・楽しさを学べたのがナゾガクでした。
いろんな人たちと交流して人脈も深められました。
今も細く長く交流が続いていますからね。
クラウドファンディングにも参加して、積極に応援してきたナゾガク。
そんなナゾガクに出展したい。

その思いは、いろんな事情でイベントが中止になっていた時期に強くなっていたと思います。
そんな中で、情勢も落ち着き、ナゾガク2022開催決定!
巻き起こる感情、絶対参加したい!

と思いつつ、自分の中でナゾガクでやりたいことは考えていました。

  • 出展するならショートコンテンツ(10-15分、できることなら5分で終わるでもいい)で出展する。

  • 最初は公演型のコンテンツを作りたい。

  • 公演型だけど、机貸しでできるコンテンツでもいい。

このあたりが思いとしてありました。ナゾガクのいいところは多種多様性だと思ってます。ただ、その多種多様性の部分で、コンテンツの時間が長くなると待ち時間が増えて、遊びづらくなる時間が増えちゃうなと思ってます。

もちろんコンテンツ時間は団体の自由です。だとしたら、団体を立ち上げたときには、ふらっと遊べるコンテンツを作って、待ち時間に挑戦できたらいいなと思って、団体を立ち上げようと思いました。

とは思ったんですけど、いい案がマジで思いつかない。
何を題材にして、どうすればいいんだと思ってました。

そんななか、団体の公募が始まり、スタジオの場所もわかり、いろいろ確認していくうちに、「今回の出展は無理だな」と思い始めました。
実際、会場のキャパの都合上、机貸しは実施しないともあったので、「今回は出展は取りやめるか…」と思ってた次第です。
ちょうど出展検討とクラウドファンディングのタイミングが重なってたのもあり、クラウドファンディングに乗り遅れたってこともありましたね。

それでも、ナゾガクに何かしら微力で協力したい!
そう思って、協賛レースを企画したのは別の話です。

そして開催されたナゾガク2022。個人的にはよかったですが、会場の狭さで窮屈になっている部分や、久しぶりの開催ということもあり、張り切っちゃったのか長時間コンテンツ目白押しで大変な状態になってた部分もありました。

来年は広いところで、やってほしいな。そして、出展したいな…。
そんな思いが強くなった感じがしてました。

第1章 降りてきた天啓

そんなこんなで出展は取りやめたとはいえ、ナゾガクには参加したいなという気持ちは強く出ていました。
最初は謎解きに関係ある謎解きじゃないスキルを競う何かを作ろうか考えてました。
鍵開けの力とか、運試しとか
そのころからランキングの思考はうっすらとあったと思います。

そんな中で同時にはまっていたのがリアルタイムアタック(RTA)。
めっちゃ面白いなあと思いながらボケっと見てたんですけど、ある時に

「謎解きでもRTAみたいなことできるんじゃないの?」
「過去の謎解き公演の経験が生かされるコンテンツなら可能かも」
「いやまてよ…これか…?」
と自問自答しながら、ネタを組み上げていきました。
多分それが今年の5-6月ぐらいかな…。
ネタ作成中に影響があったのは脱出狂想曲さんの「そこ鍵」シリーズです。
かなり影響を受けてたと思います。出展イメージも結構それに近かったかなと。

ネタを組み上げて、ちょっと誰かに案だけでも見てもらったほうがいいなと思い、当日スタッフをやってもらったカリスさんにみせたら「面白いと思う」と評価していただき、いったん形にしはじめました。
そんなときうっすらと、自分の中でスケジュールも検討し始めました。

  • 今考えてるコンテンツは一旦8月までに形を作る(概念デバックもする)

  • 形のブラッシュアップ含め9月までに謎制作を完了させる

  • 10月以降は謎制作以外の作成の時間にする。

ほかの謎制作者の人には結構びっくりされたんですが、自分の性格的に、直前追い込みがめっぽうに苦手なので、事前に作れるところを作って、なんとかものがある状態にしたい。特に初めてのことで右も左もわからないから、アドバイスをもらって何とかする期間を作ろうと考えてました。

そして8月には、いったんコンテンツを回せる形にして、概念ではありますがデバックを開始。
そこで問題点やこうしたほうがいいとアドバイスをもらったんですが、
核心を突いた意見だったのが自分の弟でした。
核心を突きすぎているのでネタバレになりますが、正直震えました。コンテンツ作ったほうがいいと思わせるぐらいです。
そこから見直し・ブラッシュアップを始めたのでした。

第2章 ナゾガク2023出展確定 しかし…

謎制作と並行して、出展に向けた作業も進めていきました。
最初は机貸しだけを想定してたのですが、コンテンツ的に、部屋が必要かもと思い始め、部屋を取ろうと考え始めました。
さらに、せっかくの2DAYS開催、2日間出たいにきまってるよなぁと思い始め、申し込みにはノータイムで2日間出展を希望。

そんな時に団体名を決めないといけないといわれてどうしようか。と悩んでました。そしたら、飲んでた時にこんな話が出てきました。

「団体名どうするの?安直に謎解きとかいれるの?」

あんちょくに、謎解きとかいれるの…
いいなそれ…安直に入れよう。安直な団体でいいじゃない。
いいじゃん。
空き時間、なぞときどうですか?という意味と、水曜どうでしょうをもじった意味で、「なぞときどうでしょう」でいいじゃない。そんなあっさりとした流れで、団体名を確定させました。

そして出展が確定しましたが、出展団体数の都合等もあり、11/5(日)のみの出展となると連絡がきました。
しかたないが、1日出展か…。2日間出したい…どうする。どうする。
机貸しで出展するとして、今作ってるコンテンツは机貸しできないぞ…。

いや、やろう。机貸し、やろう。やってこそお祭りじゃんか。
そんな時に、手触りで謎解きやらせてみたらどうだろう。
別に解けなくてもいいじゃん。挑戦コンテンツとしておいて、解けなかったらごめんね!ぐらいのコンテンツでいいじゃない。これならショートコンテンツでもできるからな…。
と、思い速攻で机貸し申し込みを決意しました。
すぐに申し込みして、制作を開始。幸い8月中にRTA謎のほうは8割作成できていたので、ネタ出しに苦労しながらも、バッファ期間で何とかできそうな目途感も立ったので、良しと思い始めました。

第3章 最後の追い込み~ナゾガク2023当日

謎解きRTAは9月には9割完成、謎のバグ的な問題もなさそうなことは分かったので、運用フローなどの調整を開始。
触覚謎は、ものづくりに苦心しながらも、10月前半には形になり、あとはいろんな微調整を進めていく感じになりました。

ここから結構疑心暗鬼になってました。
謎としては問題ない。
でもこれで大丈夫か。
いけるか?
ほかの準備は大丈夫?
転換ミスないよな…。

謎解きあるある、「早く終わった後に大丈夫かとなるフェーズ」でした。
とはいえ、まだできてないこともあるし、優先度を決めて実装できるかできないかを判断するでいいじゃないか。最低限やることを決めていこうとおもい、手を動かしはじめると、不安は減っていきました。
作業が止まった時の閉塞感が、そうさせるんだなとよくわかりました。

そんなこんなで前週デバック
いろんな人にやってもらっていくうちに自信がかなりついてきました。
コンテンツは問題ない。あとは、今までの「ナゾガク」に関する知識をフル活用して、全力でできることを探していこうと。

前日デバックは意地でも実施しようと、速攻で同じ部屋を使う団体に交渉し、再度確認で時間調整もできました。
さらに、勢いではありますが、ナゾガク初心者向け攻略記事を書いて、ナゾガクに来てもらう方への安心感を増やして、あわよくば自分の団体も宣伝しようと、記事を書いてみたら、今までで一番多いんじゃないかという感じのいいね数がでて震えた感じです。

そして、いよいよ本番。
ここからはノンストップでした。
自分の団体のデバックを回しながら、
空き時間にいろんな団体を遊び交流していく。
これがマジで楽しかった。
はじめましての人も遊んでもらって喜んでもらったし
顔なじみのひとも、やってもらった後の感想が結構よくて
個人的にはうれしい限りでした。

うれしくなって、カリスさんの協力もあってですが
かなりの公演数を回してました。
机貸しはちゃんとカウントできてないけど20回は回したかな
部屋貸しについては当日だけで27公演回してたらしいっす。
気が狂ってたな…。デバックを入れるともっと回してます。
なんかすごいことになってるな…。
しかもそこと並行して、零狐春のデュエルロワイヤルも参加させてもらって
スタッフしながらデュエルするという、意味わからないことやってました。
(しかもそれで10位なんだからなおのこと意味が分からん)
スタッフしながらやらせてもらった狐の皆様に感謝。

終わった後に片づけをしてたんですけど
自団体の片づけが終わった後にスイッチが切れたのか
ぷつんと機能が切れました。
実行委員の手伝いで机を運ぼうとしたんですけど
1つ運んだだけでフラフラで、だめだ、手伝ったらおわる
となり、端っこで静かにしてました。
それだけアドレナリン出てたんだなとも思いました。

打ち上げで元気にいろいろやってる人たちを見てなんでこんなに元気なの?
と思いながら、パクパク食べてました。

最後に

こんな感じにいろいろあったことをまとめましたが
初めての出展は本当に楽しかったの一言です。
それと同時にいろんな人に
「次回作は!」と言われて
あー軽率に次回作なんて言うもんじゃないな(笑)とも思いました。

とりあえずなぞときどうでしょうとしては、
まだやってもらってる人も一部なので、
まずは再演を打てる機会を用意したいなと思ってます。
どういう形になるかわかりませんし、どこでやるかもわかりませんが
ぜひその際は遊んでみてください。

新作についてもすぐにではないですが、ゆっくりと作っていけたらいいなと思います。Vol.1ってついてるからなぁ…
Vol.1あるあるのつもりだったんだけどね
確実にネタ出しに時間がかかりますが、なんとかやれるといいなぁ

本当にいい思い出ができました。
また、遊びましょう!
では次の出展でお会いしましょう!

なぞときどうでしょう主宰
うじを

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