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感性で勝負する人こそ知っておきたい「計算」の戦略

計算の本ではありません。『数学的仕事術大全』の本を読みました。また、著者である、深沢真太郎さんをお招きして、以下のようなトークイベントも開催させていただきました。
お昼休みの貴重なお時間帯に多数のご参加ありがとうございました!

新著、『SNS×DESIGN 22の法則』は、ビジネスパーソン向きのデザイン入門書でありながら、デザイナーの方にもその素養がより一層引き立つような指南書になっているのですが、普段あまり関わることのない数学をご専門とされる方のお話を伺うことで、より一層、デザインあるいはデザイナーの意味や価値が明解になった気がしています。

深沢さんの言葉をお借りしましょう。

”デザインとは「はかる(計る)」ことであり、デザイナーとは「はかる(計る)人」なのかもしれませんね”

本書では、主にデザインを「動詞」として捉えています。そして、計画性を持って、ストレスなく、自分軸でSNS を投稿すると(SNSはいいね評価される物でなく)、記録装置となって自分ブランドが蓄積できるからですね。

動詞としてのデザイン


この「計画性を持って、自分らしく継続的に投稿する」の解像度を上げて、SNSに限らない、いわゆるデザインによる課題解決に置き換えて説明することができます。

これは、『数学的仕事大全』の本文から引用します。


「分けるとつなぐ」(による構造化)


まずは、自分らしくあるための軸を作るために要素分解をします。自分は誰なのか、なんのためにやるのか、といった、分解からの構造化です。これは、拙著では、02 プロフィールの法則 で解説していることと重なります。

数学的仕事大全


「分解」を考えるときの重要なポイント

数学的仕事大全

デザイナーはもちろん、マーケターがデータを読むときにももちろん重要な視点ですね。


「モデル化」によって、媒体戦略、一貫性、持続継続のミッションを解決する

「数学的な仕事を学ぶ」という意味で、書籍との順序とは異なってしまうのですが、デザイン領域でのDX、あるいはAIに最も活躍してもらうべきところはまさにここです。

数学的仕事大全

同じことの繰り返しや、正確なトレス、単なる複製などが苦手な人間は、そもそも、感性や感情を伴い、いわゆる表現や創造を得意とします(少なくとも、ロボットよりは)。

この「因数分解(前提に疑問を持つ)」→「感性や創造という変数」→「ビジネスに活かすためのモデル化(デザインシステムやブランドライセンスによる包括戦略)」という計算式を実行できる人こそが、まさにAI時代を自分らしく泳いでいけるクリエイターであり、ビジネスパーソンに必要な「デザイン思考」なのではないかと今回、強く感じました。

偉大な芸術家と言われる人も、長く続けられる秘訣はこの「計算力」だったのではないかなと。


「コメント&シェアありがとうトークイベント」の内容が良すぎだったので、シェアしちゃうよ企画を考案中!


ということで、今まで全5回、ありがとうトークイベントを行なってきたわけですが、今回の深沢さんも名言だらけでしたし、

ご登壇の皆さま、全て、金言だらけだったので、こちらをなんとかしたいなぁと考え中です。(ちょっと待ってね!)


6月に入りました!

大変ありがたいことに、日々、慌ただしく過ごしております。

写真は、せっかく撮った写真が、なぜかA Iっぽいためアップできなかった「ボツ写真」。

手もつながっているように見えない。本当の手なのに(T_T)。。。

せっかく写真を撮ったのに何故かAIっぽい(泣)

ということで、SNSの更新も止まっておりましたが(いい写真が撮れないと、SNSの更新が止まる体質=病気持ちです><)、そろそろ、きっといいお知らせもあると思うので更新したいと思います!

皆さんも良い週末を!



新刊『デザイン力の基本』予約開始しました!