2019年の振り返り
仕事、今年もなんとか今日で納まりました。
旅行帰りのトランクのように、無理やり納めた感はすごいですが。
今年1年を一言で言うと
「今年は布石を置く場所がない」
という、ちょっとわけのわからない感想が一番しっくりきます。
布石と言っても碁打ちのように計算して置きにいった石ではなく、無造作に、バラバラと置き続けてきた石です。
その瞬間瞬間に置かれたその石は、誰かが嬉しいと思ってくれたり、そして自分自身も楽しいと感じられる所だったり。
地域のことや、会社のこと、プライベートなことなど様々で、一貫性はほとんどなく
なんの意味があるかもそれほど考えず、ただ楽しい、面白くできそうという感情だけで色んな石を置き続けてきました。
それが、結果としてみんなから思われるような未来志向につながっていたように思います。
ですが、今年は楽しいことを封印して新しい石を殆ど打たずに、今までやってきた事を一心不乱に整理し続けました。
そんな事をしていると、過去に無造作に打ったはずの石同士がふとつながっていくような機会が巡ってくる。
機会をいただいて、合いの手で関わらせていただき、自分の意図をせず、置きたかった所に石を置きにいける事が何度かありました。
僕の力や準備不足でその機会が生かせない場面もありましたが、楽しいと思える事同士が自然とつながってくる不思議な一年でした。
そこでふと思い出すのはスティーブ・ジョブスのスタンフォード大学でのスピーチ
「点は未来につなぐ事ができない。過去につなぐ事ができるだけだから、いつかその点がつながると信じて、今を生きなさい」
みたいな、言葉がうろ覚えで蘇り、そんな一年だったのだと実感します。
そして、もう一つ一年の振り返りで大事なのが、今年最初に掲げたテーマ「空気」
ここ3年のテーマを振り返ると、それぞれ躍動、熱中、共創。
それらに比べると今年のテーマは圧倒的に意味がわからないですよね。
なんなら自分でも良くわからないまま決めたテーマです。
「空気になりたい」「鳥になりたい」
ぐらいの現実逃避した意図
・・・ではなく、
なんだか独特の空気をまとっている人が身の回りにいて、そこをテーマにしたわけです。
その結果として、色々大事だと思ったことは”余白”
その人の詰まっている魅力の部分ではなく、余白にこそ空気感があるように思ったのです。
そこを語ると物凄い文量になりそうなので、敢えて一言でいうと、
余白に何かを受け入れる余地がある人、許容できる人
これが、年初にはよくわからなかった空気の正体なのかなと感じたわけです。
最後に1つ
振り返りと同時に、来年のテーマに繋がりそうだと感じているのは
11月に参加したアンプラグド・ダイアログキャンプを通して感じた事
現代はスマホだけでなく、普段の生活のありとあらゆる部分が便利になりすぎて、記憶をしなくても良くなった。
それだけだと思っていたら、記憶どころか、考える事、感じる事すらしなくても良くなった現代になっていた事に気づいた点です。
この気づきは、実は自分の中でここ数年で考えてもすごく大きなものだと感じていて、この気づきが来年以降の動きに繋がるのだと感じ、色々模索しています。
そんな1年でした。
関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
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