あんときのデジカメ Sketch the October in SANUKI with iPhone11 Pro Max
(はじめに)先日、数年ぶりにiPhoneを更新しました。購入したのは、iPhone11 Pro Max 512Gです。気がつけばiPhoneを使い続けて10年経過したことになります。番外編チックですが今回はそのトリプルレンズの魅力に迫ります。そして暮らしのデフォルトの危うさもありますよねーって話です。
iPhoneを使い続けて10年
消費増税を直前に、様々なものを思い切って購入された方は僕一人ではないかと思います。僕自身もご多分にもれず、9月に発売された新しいiPhoneを購入した口です。
購入したのは、iPhone11 Pro Max512Gです。
これまでiPhone6sを使ってい、今年買い換えようかとも思っていたのですが、2月に落としてしまい画面がひび割れてしまいました。まあ、それでも新しいのが出るまではと思い、だましだまし使っていたのですが、半年近くすぎたところで、いよいよ画面の反応が怪しくなり、急遽、iPhone6の64Gを購入しました。それが7月のことです。8千円ぐらいでしたので、とにかくこれで急場を凌ぐという状態でしたが、新しいiPhoneが発表され、発売がはじまったところで「ポチッとな」してしまった次第です。
思い起こせば、iPhoneを使い始めたのは2010年の2月からになります。最初に手にとったiPhoneは3GSで、もう、かれこれ10年ほどiPhoneを使い続けたことになります。Androidもいくつか使いましたし、現在でも予備機で使用しています。
しかし、「馴れ」とは恐ろしいもので、やはりメインのスマートフォンはiPhoneになってしまいます。操作の馴れ、とコンテンツの継承が容易だからでしょうか……。
僕自身にとってはiPhoneは現在の生活には欠かすことのできないガジェットへとこの10年で成長したことになりますが、このあとの10年はどのようになるのでしょうか? そこはまだ想像できませんが、使い続けていることを願いたいと思います。
ずーっとそうなんだという認識は実は不安定
人間にとっては、使い続けている道具がデフォルトということになりますが、パソコンの場合、僕にとってはwindowsがデフォルトでした。「でした」というのは、今でもwindows10を使っているので、正確ではありませんが、現在ではmacも使っています。
実はマッキントッシュのコンピューターは漢字TALKと初期のMacOSにて、PowerBookをいくつか使っていました。ちょうどそのころはIBMのThinkPadをメインで使っていましたが、データのやりとりなど含めてマルチOSしておくほうが便利ということもあり、アップルのノートブックパソコンを購入しましたが、不具合が多く、結局は使わなくなりました。
しかし、不思議なものですよね。
10年ほどまえに、iPhone3GSを購入したことを契機に、MacBookを購入し、その使い勝手の良さに驚いたものです。以後、再びの「二刀流」という寸法です。
いわゆるタブレットの類いもiPadを使っていますので、使ったことがないアップルの製品はApple TVとApple watchぐらいでしょうか……。後者はそのうちデビューしそうです。
その意味では、10年もiPhoneを使い続け、現状としては、今後も愛用したいと願いつつも、そのデフォルトという仕様はいつかひっくり返るかも知れません。
この挿話は、「ずっーっとそうなんだ」という私たちの暮らしのなかにおける世界認識が決して安定したものではないことを物語っているのではないかと考えます。
使いやすいトリプルレンズで世界を切り取れ
では、簡単にスペックを紹介します。アップルが公式に発表している仕様は次の通りです。トリプルカメラの3つのレンズは、12M画素で、開放絞りは、それぞれ超広角:ƒ/2.0、広角:ƒ/1.8、望遠:ƒ/2.0で、それぞれ2倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウトが可能になります。それぞれ開放f値が明るいのが写真を取る上では極めてアドバンテージになるのですが、嬉しいのは広角端での明るさです。
僕はデジタルズームはあまり使用しませんので、トリプルレンズで光学撮影できるのこのiPhoneを選んでみたのですが、最初は使いにくいのかなと思いきや、簡単に切り替えができ、なめらかな操作で、これまでのiPhone以上に使いやすく、早速虜になってしまいました。ポートレートモードや6つのエフェクト機能などなど撮影機能も充実していますが、何よりも感心しているのは、デュアル光学式手ぶれ補正でこれに非常にアシストされています。
さて9月29日に商品が確保できたとの連絡があり翌日出荷、10月1日に受け取りました。早速、データを移行して撮影してみましたが、超広角レンズがこのiPhoneの威力といっても過言ではないかと思います。広大な空間を封じ込めることが可能となるので、風景やスナップ写真だけでなく、室内など撮影場所で「できなかった」ことができるのは嬉しい特徴です。
ただフレアやゴーストが発生しやすいのが難点です。しかし、これは、このiPhoneだけに限定された問題ではなく、代々のiPhoneで発生していた特徴になるので、これを難点とするのではなく、どう活かしていくのかという課題を使い手が受け止めていく必要があるのかなと考えています。
まあ、いずれにしても、ただただ素晴らしいスマートフォンという他ないですね。おかげで、コンパクトデジタルカメラが売れなくなってしまったと聞きますが、よくわかります。そして、それはそれでいいわけではないのですけどね。
以下、作例です。拙い写真ですがご笑覧下さればと思います。定点観測で、それぞれ広角、標準、望遠で撮影しました。
ということで撮影データ。撮影は10月2日~10月7日。撮影場所は香川県三豊市、仲多度郡多度津町、善通寺市。