敗北を知る者|負けた経験は人生の財産|「なんだこれ!旅館じゃん!」
■敗北を知る者|負けた経験は人生の財産|「なんだこれ!旅館じゃん!」
さて、この一文、
***
「負けたことがある」というのが いつか 大きな財産になる。
***
某有名なバスケットボール漫画内の言葉です。
生きていれば時に
人は苦しみ、打ちのめされ、
それでもまた、
未来に希望を懸けて立ち上がる。
そうだ。
逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!
でも、逃げたい事があるのも
良く分かりますよね。
にんげんだもの。
仕事だけが人生ではないかもしれない。
だけど、仕事は人を変えていく。
想像以上の自分に出合わせてくれる。
仲間がいる。
信じてくれる会社がある。
自分が成長すれば人に勇気を与えられる。
そうだっ!
「逃げちゃダメだ!」の本質とは、
自分自身にあるかもしれません。
原因自分説と置き換えて、
物事を捉えた時に視えてくる景色。
発想、創造、人の感動と驚き。
今回の主人公は、
敗北を知る者であり、
現時点でウジエスーパー最年少店長を任される、
「赤間(あかま)」という男。
赤裸々に、
ご自身の事を振り返りながらも、
その優しき瞳に宿る強さを
確かに感じた取材の時間。
今、仕事が上手くいかず辛い方、
人間関係に苦しみ仕事がしんどい方、
挑戦したいけど何をすれば良いか悩む方、
ぜんぶ大丈夫。
敗北を知る者がここにいます。
赤間さんの奮闘記、
ぜひご覧あれ。
■1年ぶりに小野田店にやって参りました!店長の「赤間さん」、お疲れ様です!
(赤間さん)
安孫子さんの時にお越しになって以来ですね!
当時の記事も見ていました!
じつは安孫子さんとは鮮魚部門で
ご一緒に切磋琢磨した仲です!
安孫子さんがチーフになると、
わたしがチーフを目指す。
安孫子さんが主任になると、
わたしが主任が目指す。
安孫子さんが店⻑になると、
わたしが店長を目指す。
ライバルであり、
先輩であり、
心の友であると感じて、
一緒に仕事をさせて頂いていました。
※赤間さんの先輩である当時の店長安孫子さんの記事はこちら!
https://note.com/ujie_official/n/nedafc04bee6d
■そうですよね!赤間さんは若くして店長になられたという事で凄いですね!今までの経歴とご年齢も教えてください!
(赤間さん)
現在、29歳です!
現時点の店長の中では
わたしが一番年下ですね。
高校卒業から11年でずっとウジエです。
もう恐れ多いというか、
会社に期待を頂いたからこそだと思うので、
全力の頑張りで精一杯に生きてます笑
現在、店舗統括部で活躍されている
小笠原さんが店長時代にも
たくさん教えて頂きましたね。
お店が違っても親身になって聞いてくれて、
「業務の事・人の事・人生の事」
よくご相談させて頂いていました!
※ウジエnote屈指の人気記事である小笠原さんの活躍はこちら!
https://note.com/ujie_official/n/naf86e4d764a3
■小笠原さん、今も大活躍ですからね!流石、人を育てる伝統はウジエの現場で繋がっているのですね!
(赤間さん)
もうめっちゃ凄いですよ。
就職して働いた経験は
ウジエスーパーしか知りませんが、
たぶん、相当に学びの連続がある会社ですね。
人が人を育てる、というか、
みんなが商売人であり、
それと当時に優しき人である。
心技体を磨くという感じで
いっぱい成長出来ますので
新たに仕事を探している方にオススメです!
■さぁ!まだまだ取材は続きます!若くして店長になって感じた事やモチベーションの源泉はありますか?
(赤間さん)
そうですね。
自分に子どもが生まれた事が一番ですね。
まだ0歳。
出産に立ち会い、
誕生した娘の顔を見た瞬間から
父親としての自覚と決意が、
より一層、強くなったこの1年です。
家庭も仕事も両立させながら、
娘が小学生に入るまでに、
マイホームを建てる事が今の目標です。
⼈生の糧であり、夢ですね。
それにその話を、
社内の方に話せたのも
大きかった出来事です。
” 自分がなりたい将来の理想像 ”
というのを、
新妻部長が店舗を周られている時、
面談時に話をさせて頂いたら、
「いい~じゃない!ステキじゃないっ!」
と、聴いて頂いていたのも、
自分の自己確信が備わるというか、
その未来に向かって
頑張っていく気持ちが強くなりましたね。
■新妻部長らしい優しさですね~。会社の中に挑戦の機会がたくさんありなながら心身を預けられる上司がいる感じというか。良いですよね。
(赤間さん)
店長になるのは相当なる不安でしたが、
先輩方から支えて頂き、本当に感謝です。
⾃分がどのように機会を掴み、
突き進んでいくのか。
周囲の仲間達が協力してくれて
新しい挑戦が皆で出来るようになる。
だからこそ、
自分の仕事の技術も人格も磨く事が必要です。
直近では店⻑業務を強固にしていく事が
第一ですが、
常に仲間に助けられていますし、
そのおかげで今の仕事があると感じます。
■すごく良い話&人格者ですね・・・。なんだか順風満帆に見えます!なにかこう、苦労したとか、これ聞いて、みたいな事というかそういうのありませんか!
(赤間さん)
いやいや、そんな。
途中で一回、挫折していますからね。
あれは本物の挫折。
もっと言うと敗北というか。
なにも出来なかった事があります。
21歳の時、
鮮魚部門のチーフになったのですが、
その時に。
商売の仕方、
利益の取り方が分からずに。
勉強不足といえばそれまでなのですが、
今、思うと、
「商売のコト」が分からぬまま、
売場を作ろうとしている時期がありました。
当時は一緒に働いている
スタッフさんともコミュニケーション⾃体が
上手く取れてなくてですね・・・
どちらかというと
コミュニケーションは下手な感じの自分でした。
■意外ですね。今はコミュニケーションの達人のように、圧倒的に優しい雰囲気なのに。
(赤間さん)
人の力を信じる点が足りずでした。
全部一人でやろうとしてしまったものの、
商売・利益の観点が無いので、
”何故か売れない”
というループが繰り返されていました。
売れないと辛くて、、
仕事に行くのがきつい感じになってきて、
・・・チーフをやめました。
完全に挫折ですね。
敗北というか、実力不足だった。
降格になり、異動。
勉強し直していくという状態でした。
不思議なもので、
ただヘコむだけではなく、
振り返りながら新しい学びを加えると、
【自分って、こんなに出来なかったんだ】
と、驚くくらいというか。
辛いんだけど、新しい発見ですね。
それでも周りに支えられて、
少しずつ道が拓いていった感じです。
■そこには、やはり” ウジエの人 ”がいたんですね。
(赤間さん)
みんないろいろ相談に乗ってくれました。
「辛いのは今だけだよ。」って。
その言葉になんだか泣けてきましたが、
自分が奮い立つ気持ちの源泉でもありました。
■友情、愛情ですね。利益の観点、商売の観点はそのあたりで学んだのですか?
(赤間さん)
経験して、落ちてみて、見方が変わりました。
「売れているお店のチーフはどうやっているか?」
「自分に足りない事は一体何なのか。」
ウジエスーパー各店舗を周り、
鮮魚部門だけではなく
他の部署も見ていくようにしました。
人とのコミュニケーションもそう。
「こうゆう言われ方をすると⼈はイヤだよな。」
「リーダーがこうゆう姿であれば⼈ってついてくるんだな」
と、
チーフとしても、人間としても
コミュニケーションの姿勢を学ぶ期間でした。
そこが分岐点になりました。
⾃分になかったものを探していく、
傷心の旅、というか見つめ直しましたね。
■そのボロボロの状態からよく這い上がりましたね。
(赤間さん)
” 実るほど頭を垂れる稲穂かな ”
という、ことわざ通りです。
※学問や技能が深まると、他人に対してますます謙虚になる様を例える話※
現場を指揮する人は、
謙虚であり、人の力を信じているという事実。
「自分も、そんな人になりたい!」と、
周囲に話し、諦めずに仕事をしていたら、
もう一度、会社から、
チーフへ昇格するチャンスを頂きました。
これは嬉しかったなぁ。
大きな失敗談が事実としてありますし、
周りの皆さんもそれを知っているので、
再度チーフになった際は
部門の仲間であるスタッフさん達へ、
「お客様をウジエの鮮魚で笑顔にしたいです!」
「どうか協力して頂けませんか!」
と、素直に伝えるようにしていきました。
その時です。
自分の倍以上の年齢である、
ベテランの皆さんが
「さぁっ、みんなでがんばるわよ!」
ってなって。
思い出すだけでもドキドキしますし、
そうなった想い出と光景は、
私にとって一生の宝物ですね。
■過去の経験を知る上なので、泣けますね。どうぞ続けてください。
(赤間さん)
そこから”売上”という
結果になって返ってきました。
更に原因・要因の検証も実施しながら、
鮮魚部門全体で話すようになっていきました。
例えば、
「何を提供して、最大の売り上げを出す?」
例えば、
「この盛り合わせを今日の目標の目玉にする!」
お客様が喜びご購入まで至るには、
わたしたちは何をしたら良いのか?
売場作りもそうですが、
5年前の当時としては珍しく、
お客様へLINE配信をしたり、
鮮魚コーナーでは試食販売をしたり、
スタッフさんと一緒に取り組み、
協力的な仲間が増えていく事で
実施できる施策が大きく増えていきました。
■まさに人間の成長奮闘記。挑戦が人を成長させますね。
(赤間さん)
じつはその時、転機というか、
ある思考が鮮魚部門に訪れました。
【ウジエにしか 出来ないことって なんだ。】
という想いです。
氏家社長がいつも話してくださっていた、
「とことんやろう!」
「いいよ!いいよ!どんどんやってみよう!」
「やってダメなら元々!挑戦こそ価値創造!」
こうした姿勢・メッセージがあったから、
わたしたち自身でも思う存分、
創造性を持った商品を創っていこう!と。
そんな思考が拡がっていきました。
氏家社長から直接、
「失敗でも、次!次!どんどんやってよ!」
と言われると、
【なんだか燃える!よし!やってやろう!】
と、なりましたね。
これはもう人間の常かもしれませんね。
期待される嬉しさって凄いですね。
アイディアの壁が無くなっていくというか。
そこからですね。
【商品の付加価値を上げて、販売できるかも!】
と考えて・・・
通常は切り身のみで小分けにして
1000円で販売していたヒラメのお造りを
ドド――――――――――――ンっっ!と、
完全なるヒラメの姿造りにして
「2000円で販売しよう!」
と、動き始めました。
頭も、骨も、ぜんぶ含めて。
お魚、丸ごと一匹です。
■なんと5年も前から価値創造の話が小野田店で出ていたのですね。売れなかったら、と思うと不安や怖さはありませんでしたか?
(赤間さん)
ここが商売で大事な部分だなと感じます。
「⾃分が買いたいと思う適切な値段とは。」
というのをよく考えます。
完全なる姿造りにしていくには、
捌く為の加工時間も掛かります。
それでも、
お客様の驚きの表情を想像しながら
お魚一匹ずつ捌いていく内に、
なんだか自分たちが
ワクワクの笑顔になります。
この精神状態は
なかなかに勇気が出るもので、
怖さや不安よりも、
「早く売場に出したい!」
となっていきますね。
アドレナリンが出る感じです(笑)
■逆に、会社上層部や鮮魚バイヤーさん達の反応も気になります・・・!
(赤間さん)
よくウジエnoteにも出てきていますが、
鮮魚バイヤーの菅原さんにお見せしたら、
【なんだこれ!!!旅館じゃんもう!!!!】
【売場出してみよう!!!凄い!!凄い!!】
と、驚いてくれたのはほんとに嬉しかったですね。
気付けば地域のお客様達だけではなく、
ウジエスーパー内からも、
「ウジエの小野田店に面白いものがある!」
と、
取り組みが広まっていったのは嬉しかったですね。
そこで当時の店長が
小野田店の鮮魚部門の在り方を考えて、
地域柄、海から離れている立地の中でも、
新鮮で、美味しく、
驚きがある鮮魚コーナーにしようと、
「⼩さな町のデパートの刺身コーナー」
というタイトルの掲示物を作りました。
■おおおぉ!ウジエスーパーの人の強さが、新しい価値を生み出した瞬間ですね。
(赤間さん)
心がトキメキますし、
部署の一丸となった一体感が
ハンパじゃなかったですね。
鮮魚部門の社内グループに
写真付きで送ったところ、
かなり反応がありみんな、
「何これっっ!小野田店すごいな!」
「うちのお店でも真似していこう!」
と全社に波及したのも、
嬉しくもあり、想像外の事でした。
写真があるのでご覧ください!
真だいの姿造りに・・・
だんだんとノリに乗ってきて、
その他の商品企画も豊かになり、
自由な彩りになっていきましたね。
■一つの発想から、機会展開が凄まじいですね。「食品ロスを価値に変える!」という言葉がウジエスーパーではメッセージに多くありますが、実施する上での秘伝のような術はありますか?
(赤間さん)
術というほどではありませんが、
姿勢としていくつかありますかね。
・周りに聴く事を恥じない。
・人には素直に頼る。
・意見をちゃんと聴き、尊重する。
・だからこそ、⾃分が見えていない視点も大切にする。
・頼って、頼られての関係性が大事。
・⼈と接する事で、自分を常に磨く。
自分が変われば、空間が変わる。
失敗して、挫折して、敗北して。
この事実から逃げずに、
どう改善し続けていくかを、
体験出来た事が今の原点ですね。
■最後に、当時の赤間さんと同じように、若きリーダーのポジションの方へメッセージがあればお願いします。
(赤間さん)
「否定から入らない」
これはいつの時代もある事だと思います。
上に立つべき⼈間こそ、
仲間をよくみて、人の力を信じて、
一緒に叶えていく姿勢があるのだと、
わたしはウジエスーパーで学びました。
人のモチベーションにおいても、
「目の前の仲間に信頼されている」
と感じれば、
どんどんやる気が湧き出てきます。
わたしもそう。
先輩や仲間たちに本当に助けられました。
不確かな事に挑戦していく事も、
その経験は自分に返ってきて、
確かな実力の一歩目となるように感じます。
自由な挑戦。
それは仲間と共に出来る事だと感じる20代でした。
この先は、
来店して喜んでくださるお客様の為、
信じてくれたお店と会社の為、
何よりも愛する家族の為にも、
店長として磨きを掛けていきます!
一度、挫折して、
敗北を知る状態を経験しているからか、
人には優しく出来ると思いますので、
やっぱりそこは、
ウジエの仲間と叶えていきたいですね。
随分と長くなってしまいましたが、
少しでもわたしの経験が
世の中の人々の頑張る一歩に繋がれば幸いです。
■優しき店長の過去には挫折があり、しかし己から逃げずに、立ち向かう姿がありました。まさに「赤間の決断」。人の成長は無限大。大切なお話のおかげでわたし達も明日から頑張れそうですね。辛い時には周りを見渡してみましょう。きっとあなたを支える人が必ずいますから。
ウジエスーパーはこれからも
仲間と共に成長を続けていきます。
出会う方々とのご縁は会社の未来。
ぜひ、お待ちしております。
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