映画のお話。vol.1(1)
すでにファンも多いであろうこの映画だが、私もそのうちの1人。
私が相手に初めて映画の話をするとしたら、
この映画から話題を広げる。
オススメの映画は?と聞かれても
1番にこの映画を挙げます。
歴史的背景、ストーリー、主演俳優、サウンド…全てにおいて最高。
私の中での人生ベスト映画。
今回はこの映画について感想を交えたしかもかなり抜粋して簡単な紹介をしていこうと思う。
タイトルはthe dreamers。
ここではオープニングタイトルを抜粋したが、他のサウンドもたまらなくお洒落。
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舞台は1968年の五月革命と呼ばれる学生運動が勃発しているパリ。
マイケル・ピットが演じるアメリカ人留学生と
エヴァ・グリーン、ルイ・ガレルが演じる姉弟との出会いから始まり、
その関係がどんどん親密になっていく様子を描いた物語。
私はもともとフランス映画が好きだが、
この映画はダントツで私のツボを突いてきた。
1秒1秒がお洒落で何度見ても毎回視点がかわる。
新しい発見ができる。
新しい疑問が生まれる。
だがこの映画を語る上で忘れちゃいけないというか、特徴なのは、主人公たちがかなりの映画オタクだということ。
お互いに映画のシーンを真似たクイズを出し合ったり、
シーンを再現しに行ったりという何とも楽しそうな日々を送っている映像が流れる。
私は基本1人が好きなのだが、同じ映画好きの人と戯れたいとも思ってしまった。
ただ、クイズに外れると執行される罰ゲームの内容が突発的すぎて理解できず、マシューとイザベルの性交のシーンは少し卑劣ではないかと初めて見たときは話の内容は置いといて少し目を逸らしてしまったのを覚えています。
-姉弟の痣-
冒頭でも話したように、
この映画は毎回新しい発見や疑問が生んでくれる。
例えば、
この姉弟の同じ場所に痣があるということ。
マシューがこれに気がついて少し抜かれるシーンがあるが、この痣の意味は解らない。
この映画に限らずあることだが、
ここで言いたいのはもう一つ。
映画を観た人に想像を委ねるという監督の計らいがとても好きだ。ということ。
映画に対するわたしの好みもこの点で別れてしまうほど。
この映画には観ないとわからない魅力が多数存在する。
これを読んでくれた人でまだこの映画を観ていない人が観たくなるような文章を書けたかはわからないが、vol.1(1)はここで終わることにする。
vol.1(2)にはストーリー細かな解説と勝手な個人の見解を濃密に話します。
映画を観た後でも読めるように。