自己紹介&OMC入青!!
1.自己紹介
はじめまして。Uirouと申します。執筆時点では某高校の高2です。高校では数学研究同好会というクラブの部長をやっとりまして、趣味で競技数学をやっています。この度OMC青solverになりました。以後お見知りおきを。
2.競技数学人生をひとまず振り返る
競技数学を始めてから目標の一つとしてあった入青を無事達成出来たので、記念として競技数学人生を時系列で振り返っていきます。
2022年10月→競技数学をやっている先輩が数研に入部して、競技数学という概念を知るが、興味をあまり持たずにスルー。
2023年4月~8月→先輩からの勧誘の結果、まんまとOMCの登録をして、コンテストに参加するようになった。10回くらいで入水したが、一回コンテストに出忘れたせいで、再入水まで時間がかかった。この頃は精進とかはしていなかった。あと、7月にはX(旧Twitter)も始めた。懐かしい。
2024年1月→JMO予選を受けたが3点で予選落ちし、かなり落ち込んだ。
2月→予選落ちから一か月くらいしてようやく立ち直った。
3月→船旅をしっかりと読み進めるようになった。
4月~6月→OMC217で1988perfをとったことをきっかけにモチベが高まり、OMCの精進を頑張るようになる。この期間に50問くらい埋めた。そうしてたらOMCB11で5位をとった(!?)。ひょっとして実力伸びてきた…?
6月28日→今日は無印があるんですね。writerはShotaさんじゃないですか。この方の回、いつも爆死している気がするんだよなあ。でも、万が一上手くいって、unratedだったら悲しいから、ratedにするかー。
///コンテスト中///
とりあえずA~Dは埋まった…。冷えるのは免れそうだが、結構ペナったから、E,Fのどちらかを通したいなあ…。E無理そうだからFかなあ…。
///コンテスト終了後///
結局F、分からなかった…。順位を見てみるかー。80位くらいだったらまあ良しかなあ….って、ええ!?32位!?しかも、ratedだけなら一枚目じゃん!ひょっとして黄perfある!?黄perfなら入青するのでは!?
///結果発表///
初黄perf&入青だーーーーー!!!!
3.入水までにやったこと
入水までは何か特別なことをやってはいません。精進もしていませんでした。正直、受験数学をしっかりと出来るようになっていれば入水は大して難しいことではないと個人的には思っています。なので、入水出来なくて停滞している人は、まずは受験数学をしっかりとやりましょう。
4.入青までにやったこと
入水してからは、X(旧Twitter)や書籍、PDFなどを活用して多少の知識を仕入れました。特にXは絶対にやりましょう。とても貴重な情報源です。では、分野別に、仕入れた知識の中で役に立ったものについて話しましょう。
・A分野→方程式の解の変換、因数定理を上手く適用すること(ラグランジュ補間とかもこれに入る)、二項係数まわりの恒等式、三角関数による上手い置換、etc..
・C分野→受験数学の場合の数・確率、主客転倒、積の和典型、FPS、二項係数まわりの式、包除原理、漸化式の活用、etc…
特に苦手だったので、知識面である程度補強しました。
・N分野→位数・オーダーの議論(LTEの補題など)、特殊な剰余、フェルマーの小定理、ウィルソンの定理、mod逆元、modpでの方程式etc…
因数分解、不等式評価、素因数、modは必ず気にしましょう。
・G分野→船旅1~3章の知識(トリリウムの補題、五心周りの構図等々)、三角関数を使ってゴリ押す手法etc…
複雑な設定の問題は図を綺麗に書いた方がいいです。あと、結構ゴリ押し大事です。多少の賢い計算を挟むことでdiff2000超の幾何がいとも簡単に解けてしまうことがあります(例:OMC217D)
入青までに仕入れた知識はこんな感じです。多分書き漏らしているものも沢山あります。知識を蓄えるのも大事ですが、問題もたくさん解きましょう。自分はこれが一番の入青要因だと思ってます。
5.今後の目標
最後に、競技数学での今後の目標について少し話します。OMCについては、
・A,C分野のratingを青に、G,N分野のratingを黄色にしたい。
・精進を沢山する!
・入黄
ですね。どれも難しいと思うので、精一杯努力します(というかrating1611だから、気を抜いたらすぐに落水しそうで嫌だな~)。OMC以外については、最近は求値メインで解いていて、記述式ができていないので、時間を作って証明幾何・整数を解きまくりたいですね。FEとか不等式、記述式の組合せ論も面白そうなので、手を付けていきたいですね~。そしてJMO!実は、夏までに入青出来なければ予選の申込みを諦めようと思っていたのですが、ちゃんと入青したので、JMOは受けますよ!予選落ちの雪辱を晴らすんですよ!乞うご期待!
6.最後に
ということで入青記事でした。自分自身、OMCを始めた頃は入青出来るとは思っていませんでしたが、積極的にコンテストに参加したり、暇な時に精進することで、入青出来ました。この成功体験を胸に、今後は入黄出来るようにより一層精進していきます。最後までお読みいただきありがとうございました。