【デュエパーティー】《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》ビートダウン
構築経緯とデュエパにおけるビートダウン
デッキを組んだのは約半年前のパートナールール改訂直後。
当時「プレイレベル3はビッグマナorコンボ」「ビートダウンは高レベル卓では勝てない」というような雰囲気がプレイ仲間内にあった(今もあるところにはあると思う)。しかしこと勝率という面で見た時に、「3人を同時に敵に回し、妨害や攻撃を掻い潜って封殺or勝利を狙う」ビッグマナやコンボと、「脅威度の高いプレイヤーから、時に他プレイヤーと協調して順番に脱落させる」ビートダウンの間にそこまで差があるように私は思えなかった。パートナー依存のコンボとビッグマナの優位を抑える方向のパートナールール改訂も後押しし、ビートダウンデッキを組もうと決意した。
そしてパートナーとして白羽の矢を立てたのが真槍電融ソウル・ヴァイラックスである。高レベル卓で戦うビートダウンパートナーとして求めた条件は、以下の4つだ。
軽量で出せること
相手の防御が整う前に1ターンでも早く攻撃を始めたいこと、マナブーストより攻撃にリソースを注ぎ込みたいことを考えれば、1マナでも軽く出せるほうがよい。
Tブレイカーであること
デュエパーティにおける対戦相手のシールドは合計18枚。2枚ずつと3枚ずつでは必要な攻撃回数が全く変わってくる。であれば、Tブレイカーは必須だろう。
SAを持つこと
パートナーを出しなおすたびに殴れないターンがあるようではビートダウンを成立させるのは困難だ。
2色以上であること
ハイランダー60枚デッキであるため、単色だと流石にカードパワーと対応力に難が出てくる。最低2色、できれば3色が望ましい。
ソウルヴァイラックスは上記全ての条件を満たすビートダウンに最適なパートナーと言える。
この条件に当てはまるパートナーは他にも
・天気君(侵略で3打点)
・頂上印鑑パラキン8th(軽減で4マナ、侵略・革命チェンジで3打点)
・情熱英雄モモキング(キリフダッシュで6マナ)
・王来英雄モモキングRX(3打点の進化や革命チェンジに繋がる)
等が挙げられる。いずれもビートダウン適正の高いパートナーでありオススメだ。天気君については先に記事を書いたのでそちらも是非。
ヴァイラックスの強み
ここからはヴァイラックス固有の強みについて述べていく。
ディスペクター
まずディスペクターの特権EXライフ。封印や置換除去等ごく一部を除く除去を一度確実に防いでくれる強力な耐性であり、攻撃回数を確保してくれる。
そしてディスペクター専用の各種アタック・チャンス呪文。一気に打点を伸ばすグリードソレノイド、手札を確保しながらブロック不可まで与えるマリススティッチ、除去+展開+全体ブロック不可という破格の性能を持つエターナルプレミアムズ。枠がなく今は入っていないがドミニオンスパイクも十分強力だ。これらを最速で放てるのはヴァイラックスにしかない強みである。
最後にディスペクターの専用サポートであるササゲール。ヴァイラックスは自身の能力での軽減+ササゲールでの軽減を同時に使えるのみならず、ササゲールを使ったディスタスを破壊せずに手札に戻すことができるという強力な裁定が出ている。
便利な登場時効果や常在能力を持つササゲール持ちを採用することで、それらを使いまわしてアドバンテージを得ることができるのだ。
自己軽減+自軍生物バウンス
ヴァイラックスの自己軽減+自軍生物バウンスは、登場時能力を使い終わった生物や離れたときの能力を持った生物をバウンスして必要に応じて再展開したりマナに埋めたりでき、少し構築を意識するだけでメリットとなる。また0マナまたは1マナで展開できる生物、もしくは2マナでササゲールを持つ生物が手札にあるなら場の生物を戻したくなくても軽減を生み出せるため、軽減できなくて困る、というようなことはほぼない。
ブロック不可
実は非常に強力な効果がブロック不可だ。デュエパでは防御をブロッカーに頼るプレイヤーも多く、幾度となくこの能力に救われてきた。グリードソレノイドやカダブランプーで更に破壊力を増すことができる。
ここまでマッハファイターに触れなかったが、基本的にブロック不可3打点を捨てて除去に回すのはもったいないためあまり使わない。
個別カード紹介
気が向いたら書く
最後に
組んでから高レベル卓でもそこそこの勝率を出せており、デュエパにおけるビートダウンの可能性を示せたと思っている。多様なアーキタイプがデュエパ環境に現れ、メタゲームが動いていけばもっとデュエパが楽しくなるだろう。
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