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21/22 UEFAスーパーカップ

ますらお

色々とあってNLD見れず．Davinsonが良かったらしい．

試合前情報

今回は21/22 UEFAスーパーカップChelsea vs Villarrealを観戦しました．

備忘録：オリンピック閉幕．サッカー男子代表は残念ながら4位．

イングランド代表のJames，Mount，イタリア代表Jorginhoらもベンチ入りしています．Pau Torresは鉄人？休まなくて大丈夫？

試合内容

Chelseaがボールを持ち，Villarrealがブロックを敷く時間について．ChelseaはプレシーズンマッチのSpurs戦と同じメンバー，4231もしくは343の形．Villarrealの6-2-2ブロックが堅くラインも低いため，押し込んでもあまりチャンスになる場面はありません．そこでChelseaはボールを回す位置をハーフライン付近に設定し，Vilaarrealのラインを上げさせておいてその裏に走る選手を使い素早く攻める形を作り始めます．先制点はHavertzが抜け出してサイドからマイナスの折り返しをZiyechが決めましたがこれはTuchel就任後何回も見られた黄金パターンの得点シーン．

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一方Villarrealも，ポゼッション時はボールを繋ぎゴールを目指します．Pau Torres，Albiol，Foyth，Capoueは全員ボール扱いに長けた選手で，通常3枚・Capoueが下りた時には4枚が最終ラインに並びます．Chelseaはサイドにボールを追いやるようプレスを掛けますが，TriguerosやGerard Morenoが中央でボールを引き出す，Diaや両ワイドが裏に抜けだすなどして前進．相手陣内に入ると両サイドも攻め上がり幅を使った波状攻撃を仕掛けます．ただより印象的だったのはネガティブトランジションの意識です．パスの乱れやKanteの神出鬼没インターセプトでボールを失った場面が何度か見られましたが，ロスト後すぐのCapoue，Triguerosのライン押上げと前線からのプレスバックによるボール回収の意識をかなり高く感じたほか，ロングボールでWernerらを走らせてもセンターバックとFoythの3人は多くの場面で安全な処理ができていました．Pedraza，Yeremy Pinoの両ワイドも攻守の切り替えに反応した上下動を怠らず，チーム全体から勤勉さと秩序を感じました．

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Zieychの負傷交代もあり途中からChelseaはボール保持時間が減りカウンター主体になってしまうが，Jorginhoが入ってから落ち着いたのは選手・采配共にさすがだと感じました．Villarrealも左サイドにサイドバックの選手を縦に並べたり途中からFoythを中盤に置いたりと，選手の特徴を生かした配置が面白かった．攻守に連動したブロックの収縮って，構築するのすごく大変そうだけどUnai Emeryはすごい．名将ですね．リーグ開幕前ながらハイテンポな試合は延長戦，PK戦までもつれ込み，Chelseaが優勝しました．おめでとう．

ちょうどこれを書いている間にPau TorresをSpursが狙う噂が流れたので触れておくと，個人的にEURO，オリンピックの時から非常に気になっていた選手で，左足で長短パスを蹴り分ける．ハイラインでも裏の抜け出しを綺麗に処理する辺り，Jan Vertonghenの面影を見てしまっています．EUROでのミスの場面や線の細さが気になるような海外コメントを読みましたが，ミスはともかくフィジカル面ではヨーロッパリーグでArsenal，Manchester United，そしてスーパーカップChelsea戦とプレミアリーグのチームと渡り合ってきた経験があることからも問題ないのでは．期待したいです．


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