電子作家として漫画家デビューするまで①
締切に追われる日々から脱却したい…
花宮です。
もう来月は12月、無事に年を終えるために
頑張らなくては…
今日は
漫画家再デビューにいたるまで、
を書いてみたいと思います。
私は一回漫画家をあきらめたあとに
長めのブランクを経て
電子作家として再デビューしています。
「隣の席の神崎くんとセックスしてしまった」
が、連載にいたるまでの経緯でもありますので
裏話的に読んでいただいても嬉しいです(^^)
私は高校時代から少女誌に投稿しており、
大学の時にデビューしました。
当時は紙雑誌しかなかったため、
新人は選考会というものにネームを提出し、
苛烈な枠争いを繰り広げておりました。
私も掲載されたり、掲載されなかったり…
を繰り返しまして、
掲載されない時期が2回目にきたあたりで
折れてしまい、だんだん描かなく
なってしまいました。
基本年に6回しかチャンスがなかったので、
1年仕事ないとか、ざらだったんですよ…!
たしか、私がデビューしたときは
投稿作が1000本中6人がデビュー、
デビュー後の選考会では
70本中8本前後のみ掲載。
その中でさらにアンケート1位など
人気を獲得できた人だけ、
連載化→コミックス出せる…
そんな感じだったと記憶しております。
コミックスまでいけるのは
年間2名前後でした。
当時は雑誌に掲載される以外に
発信の場もなかったので、
売れっ子漫画家になるか、仕事がないか。
その二択だったと思います。
とはいえ、言い訳もできません…
粘り強く描き続け、世の中に認められていく
友人もいたのです。
私は自分の根性のなさ、幼さゆえに、
夢だった漫画家を諦めてしまいました。
そして、第二新卒として就職することに
しました。
「本当にもう漫画家になれない人生なんだな」
と思って、採用が決まった日に号泣したのを
覚えています。
(採用してくれた会社に、ごめんなさい…)
ところが…
自由な社風で若い人が多い会社だったので
これがとっても楽しかったのです!!
なんか「会社に属する」ということが
とっても新鮮で楽しかったんですよね…
ランチタイムにストール巻いて
手提げ持って同僚とランチ…とかも
楽しかったし
スーツ姿のコミュ力高いリア充が
ごろごろいる環境も楽しかったし
仕事内容そのものも楽しかったです。
会社に関しては思い入れが強すぎるので
また書きますね。
そういうことで、楽しく暮らしてしまい
マンガを描かないまま
何年も経っていったのですが…
やはりその中で、
なにかしらマンガに関わる発信のチャンスは
あるのではないだろうか…と
考えてはいました。
会社を辞めるつもりがなかったので
どんな形でマンガに携わるかは
あまりイメージできてなかったけど、
空いた時間でできることで
自分の強みを活かせるなら活かしたい、
と、思ってはいたのです。
ネーム原作してみたり、
会社をネタにしたエッセイマンガなど
描いてみたりはしていましたが、
これといって抜けて面白いものが
描けるわけでもなく…
ある日ふと、白泉社から着信があり
でてみたら、当時お世話になっていた
編集部の編集さんでした。
続きます。