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分からないことだらけだ、何もかも。
明日の天気だとか今日の晩ごはんだとかそんな程度の話ではなく、本当に、自分のことさえも分かっていないような。
分からないなりに定義づけと学習の経験を積んでいるつもりだけれど、やっぱり分からないものは分からないままだ。
あるいは分からないはずのものを解ってしまったような気がして、それが自分という定義に反しているから無意識下で逃避を選択しているのかもしれない。
偶然や運命というものに舞い上がって、夢を見ているのだとしたら。本当はそんなことがないのなら。
私はもう、期待をしたくない。さっさと帰ってしまいたい。
……帰りたいのに、目を背けたいのに、やっぱり魅力的で惹きつけられてしまう。
つくづく、人間らしいや。
また同じ過ちを犯そうとしているのかもしれないね、私たち。
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