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【FRJ2024 オンデマンドセッション#41】ツールを入れるから効率化されるのではなく問題を考え抜いた先にこそ効果的な効率化が果たされる
FRJ2024のオンデマンドセッションを視聴して、ネタバレがないよう、感じたこと・考えたことを書き留めています。
41こめに視聴したのは、『外部連携で寄付募集をより効率的に、効果的に!~ファンドレイジングアウトソースの最前線~』北村政記(奏ワークス株式会社代表取締役)さん、中川 雄太(リタワークス株式会社 代表取締役・共同代表)さん、青木 亮太(リタワークス株式会社 事業推進部NPOチームチーフディレクター)さんがお話されています。
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NPOやファンドレイジング業界でのIT人財ニーズ
社会課題解決事業の最前線で活動する人たちは社会にたくさん人的リソースがあると思います。もちろん、どんどん社会問題が複雑化する中で、活動が十分であるということにはならないのですが、広報発信におけるデザインを考えることができる人や、効率よく業務を動かして管理するためのITリテラリーガ高い人は、NPO法人ならずとも社会では不足しているように思います。
このセッションでも紹介されているような、NPO法人専用の特別価格で提供されるツールだったり、NPO法人にとって使い勝手の高いプラットフォームはたくさん開発され、多くの団体が運用をすすめていますが、実業務に合わせた形でそれらを応用したり、最大限活用するためには、業務とシステム両面でコーディネートできる人財が必要不可欠です。
セッションの中では、そういった人や外部リソースをどのように選べばいいかという話も出てきていましたが、人づてに紹介してもらうということが個人的にも良いなと思う次第です。人と人の相性ももちろんありますし、その活動テーマ・NPO自体に理解があるかどうかてという点も重要ですが、それはぱっと見ではわからないというのも事実です。
自分たちにITツールが必要か
ただ、原点に立ち戻ってほしいのですが、自分たちの団体に「本当にITツールが必要なのか」はきちんと考え抜いてほしいと思います。使いこなせない人が無理矢理ハイテクな機械を使っても、効率化という本来果たしたいことはできません。そういう場合は、無駄な業務を削減するといった形でも効率化を図ることは可能です。
ITリテラシーが高い人というのは、ITツールを活用応用できる人という意味ではなく、効率化を図るとなったときにシステム(ここでいうシステムは、PCなどで使うアプリケーションではなく、業務のルールや流れのこと)再設計ができる人という意味も含んでいるとぼくは思っています。
手段ありきで、新しいツールや人を取り入れるのではなく、本来の目的を見失わずに、いろいろなチャレンジができるといいなと、改めて感じることができたセッションでした。