失恋した日のこと

誰かを好きになったり
自分のことを好きになってもらったり
付き合ったり
付き合わなかったり
結果的に別れたり
結婚したり
それでも別れたり

好きなひとができたりして
どちらかの片想いが実って
両想いになる

人生でそういう時期が訪れてなくても
何回も経験してても
失恋は楽しいことではないという印象が大きい気がします。

私はいくつか失恋を経験しました。

失恋は最悪です。
絶望です。世界でひとりぼっちで泣きそうです。
泣きそうというより泣きます。

それでもまた恋をします。

良くも悪くも経験は人生のページを分厚くしてくれます。

過去は美化されます。

記憶を喪失したかのように痛みを忘れてしまいます。

誰かと出会って、共に時を過ごす。
だけど、それは永遠には続かない。

失恋しても私は私。
あなたがいなかったときの私に戻るだけ。

ゲームをやっている。
例えば、「スーパーマリオワールド」とか、
ヨッシーと出会って旅をする、ルイージを伴って旅をする。
マリオはずっと画面にいるけど、敵と接触するとヨッシーやルイージは登場したり消えたりする。

恋とはそういうものだと私は言い聞かせて納得する。
あの日あの時、ヨッシーやルイージと旅をした。
障害を乗り越えたりアイテムを得たりして１つ１つの節目をクリアした。
だけど、次のステージの途中でアクシデントがあって、ヨッシーやルイージはいなくなってしまった。
ついでにアイテムで巨大化した体も元に戻った。

状態がスタート時に戻っただけで、マリオはマリオ。
失ったものもあるけど、一度通った道は覚えてるし、完全ではないけど再現性はある。次は上手くできるはず。
なにより一度出来たという実績がある。

もう恋なんてしない
なんて言う人ほどまた恋をする