我流アンガーマネジメント/【#書く習慣】最近怒ったこと【DAY8】
最近とはいつからいつまでのことを言うんだろうか。よくよく考えてみたけど、今年に入ってから「怒る」ってしたかな?結構毎日穏やかな日々を過ごせている。そういえば、元々は情緒不安定な人間だったのにな?と不思議に思ったので、思考を巡らせて安定している理由を探してみた。
「怒る」って体力も精神力も使うので非効率的
「怒る」という感情は、喜怒哀楽の中でも無駄に体力を奪われ、無駄に精神力削られる感情だと私は思っている。私の場合は自分の感情に振り回され、なんでこんなに怒っているのかも途中からわからなくなり、癇癪を起した子どものようになってしまう。非常に体力を使うし、何よりも精神的に本当にしんどい。怒りのデスロード状態になると、感情がバグるのか号泣しながら怒鳴り散らし、物に当たり、破壊神となる。そして、冷静になった時に自己嫌悪に陥る。そんな自分に疲れ果て、私はなるべく怒らないように生きている。
「怒る」の前段階で「イライラする」があると思うけれど、自分の中でイライラが渦巻いた瞬間にどうにかこのイライラさんを心の中から追い出さなければ、という意識が働く。俗に言うアンガーマネジメントである。アンガーマネジメントをしよう!と思ってコントロールしているわけではない。ただ単に自分自身が疲れるのが嫌なだけだ。私はアンガーマネジメントという言葉は知っているが詳しいやり方とかは一切知らない。我流の方法で自分の心を静める方法を編み出しただけ。なので、コントロールできずに一気に「怒り」が沸点に行くときもある。人間だもの。許してほしい。
相手に期待しすぎないこと
完全に私なりのアンガーマネジメントなんだけれど、大前提として一つあるのは「相手に期待をしない」こと。相手にこれをしてほしい、こうなってもらいたい、などの感情を勝手に抱くと、その期待に応えてもらえなかったときに大抵の場合イライラしてしまう。
例えば、一昨年の引っ越しの時に私が久々にブチ切れた事件があり、初めて本格的に「離婚」という文字が頭をよぎった。
一昨年私たち夫婦は新築の一軒家を購入した。家を買うなんて人生で一度あるかないかの一大イベントだ。将来の自分たちを色々と想像し、毎日ワクワクして過ごした。けれど、そんな楽しい時間はいざ引っ越しが目前に迫ってくると地獄のようにしんどい時間になってしまった。
引っ越しをする前にやらなければいけないことは大まかに言えば「契約」「断捨離」「荷造り」「掃除」の4つ。そのうち旦那がやったことは「契約」だけだった。旦那はブラックな仕事をしているので週に一度しか休みがなく、その休みの度に銀行へ行ったり、不動産会社に行ったり、区役所に行ったり・・・確かに色々動いてくれていたとは思う。
しかし、私の中では「なんで荷造りの一つも手伝ってくれないのか?」の1点だった。契約に関してもどの書類が必要とか、いつまでに必要とか、事前に私が調べてそれを旦那に伝えて旦那が動く、という流れだった。この時点で私の中では「何もかも私だけが引っ越しの準備をしていて、旦那はただ世帯主としての本人のサインが必要だから動いているだけだ」という認識になっていた。
新居に何を置くとか、家電は何を買う、とかそういう一切のことも「お前に任せる」のスタンスでいた。そういえばこの人は結婚式の時もそういって全てを私に押し付けたよな、とか昔のことまで思い出すようになってしまった。
そしてある日突然私がブチ切れた。
・なぜ私ばかり引っ越しの準備をしているのか
・なぜ夫婦のことなのに我関せずなのか
・なぜ自分のものの不要品すら分けてくれないのか
・なぜ私に任せるとか言ってるくせに旦那のものを処分しようとすると言い訳するのか
号泣しながら、こんなようなことを喚き散らし、その時手に持っていた旦那のジーンズで思いっきり旦那のことをひっぱたいた。完全なるヒステリックDV女になっていた。
この時の私は「言えばやってくれるだろう」と思っていたし、本人にも「この日までに不用品の整理をしてほしい」と具体的に伝えていた。でも旦那は動いてくれなかった。お願いすればやってくれると期待して思い込んでいた私がいたのだ。
この話の終着点は、旦那が今までに見たことがないくらい私がキレ散らかし「協力体制が見受けられないので一緒に生活していく気があると思えません。離婚を考えてくれませんか」と諦めの境地で旦那に話を持ち掛けたところで、落ち着いた。離婚はしていません。
今までどんなに喧嘩をしても離婚の話を持ち出したことなんかなかった。売り言葉に買い言葉になるのが分かっているので、そこはお互い絶対に口に出さないようにしていたからだ。でも、この時ばかりは「離婚」という言葉を口にした。それほど私は勝手に期待して勝手に絶望したのだった。
私流アンガーマネジメント
この1件は私自身も本当に精神を削ったし、のちに暴飲暴食に繋がり10kg以上太るという身体的ダメージも食らったので、今後このようなことがないように怒らない術を身に着けようと考えた。
上記4つを意識するように心がけた。
そしたら自分でもびっくりするほど怒らなくなったし、イライラすることもかなり減った。「なんでああしてくれないのか」「なんでこうなったのか」と常日頃から悶々としていたことがなくなったのだ。
イライラに対する原因究明もするようになった。前まではイラっとした瞬間に口から思ったことがそのまま漏れ出ることが多かったのだけど、いまなんでイラっとしたんだ?と一旦考えるようになった。そうすることで売り言葉に買い言葉で喧嘩に発展することもなくなったし、イラっとした原因が本当に相手に問題があるのか、自分が相手に求めすぎていたのかをきちんと状況把握することができるようになった。
あとは引っ越してから環境が変わったことも大きいとは思うけど・・・。筋トレするようになったのも効果あったかもしれない。振り返ると私自身のアンガーマネジメントよりも環境変化の方が効果は高い気がする。
妊婦は情緒不安定になるらしいけど・・・
妊娠したことにより一番危惧していたのは私の情緒面だった。つわりがどうこうに関してはガチャなのでどうしようもできないけど、元々情緒が不安定なのにこれ以上情緒不安定になったら他人様に迷惑しかかけないし、本当は子どもなんかほしくなかった!など思ってもいないことを口走ってしまったりするのではないかと思っていた。
どころがどっこい、妊娠してからの私は人が変わったんか?と思うほど情緒が安定してしまった。これは数学でいう【マイナス×マイナス=プラス】の公式なのでは?深夜に一人寂しくなって泣くことも、突然テンションブチ上がってトランス状態になることも、漠然とした不安に押しつぶされて消えてなくなりたいと思うこともなくなった。
今自分でもとても生きやすいと実感できるほど、情緒が落ち着いている。この先の人生もずっとこの情緒でいられたらいいけど、産後やPMSに悩まされるときがきっとくるのだろうなと思って、今をありがたく過ごしている。
これからもなるべく怒らないようにしたい
怒らずに生きるって難しいけれど、できるだけ怒らない努力はできると分かったので、なるべく怒らないように生きていきたい。性格は顔に滲み出るっていうし、眉間にしわを寄せたおばさんにはなりたくない。素敵な笑いジワがある素敵なおばさまになりたい!
何よりも心穏やかな状態が続いていると毎日とても健やかで気分が良い!ストレス社会と言われているけど、自分でコントロールできるストレスは無駄に抱える必要はない。
アンガーマネジメントは一朝一夕でできるものではない。自分の性格を無理くり捻じ曲げるようなものだ。だけど、多少なりとも努力をして私なりの方法ではあるけれど、アンガーマネジメントができるようになって良かったと心底思う。
子どもが生まれたらまたどうなるかはわからないけど、この気持ちは忘れずにいよう。なるべく怒らない生き方をこれからも実践していきます。