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セーラームーンになりたかったし、アイドルにもなりたかった、私は主人公になりたかった/【#書く習慣】昔はどんな子どもだったのか【DAY5】

五日目です。こんにちは!
連続五日投稿はできませんでした☆テヘペロ
でも、書く習慣チャレンジはどうにかこうにか続けられています。毎日続けることはできなくても書くことを辞めないことはできそうなので、まだまだ書き続けていくぞ~!!


黒猫を見かける度に三日月ハゲじゃないかドキドキしていた

アラサー世代はこれで伝わると思うんだよね。いじめられている三日月ハゲの黒猫はいないかな?って。今考えるといじめられている猫を助けたからってセーラームーンになれるわけじゃないのにね。子どもって純粋だね。

美少女戦士セーラームーンは初代アニメ放送当時かなりヒットしたアニメだと記憶している。10年前に20周年記念でさまざまなコンテンツを展開してから、再度kawaiiのブームを起こした。当時まだ生まれていない今の10代とかもセーラームーンの名前くらいは知っているはずだ。

そんな私は初代セーラームーンのドンピシャ世代。セーラームーンの影響をもろに受け、髪の毛を腰まで伸ばし、ツインテールに結ってもうのが好きだった。あのプロポーションに憧れ、あの強さとやさしさに憧れ、あの世界感にどっぷりと浸かっていた。

セーラームーンがいると信じていたし、私もセーラー戦士になれると信じていた。

こういうのっていつから魔法が解けて現実を理解するようになるんだろうね?気付いたときには「私はセーラームーンにはなれない」と知っていた。何がきっかけだったんだろう。思い出せない。


誰がなんと言おうと日本のトップアイドルはモーニング娘。だった

私は小児喘息を患っていて、運動療法のため6歳からダンスを習い始めた。その年は「SPEED」がメジャーデビューした年。幼いながらにもとんでもない人たちが存在するんだなと思った。一番年下のhiroは6歳しか変わらなくて、中学生ってこんなに大人なんだ、とびっくりしたものだ。ダンス少女だった私は歌って踊る彼女たちに憧れた。「私もキレッキレに歌って踊ってみんなをワクワクさせる人になりたい」と思った。ちなみにセーラームーンなることはまだ諦めていなかった。

10歳になった時、モーニング娘。に辻と加護が加入した。学校中大騒ぎになった。なんせ自分たちと2歳しか変わらない子がモーニング娘。になったのだ。ゴマキの加入で一世を風靡していたけど、私にとってはゴマキの加入よりも辻加護コンビの加入の方が衝撃的だった。それはとてつもない輝きを放っていた。今は全然詳しくないけれど、私のアイドル好きはここから始まったんだと思う。

私だって踊れるし、歌だって同級生よりも上手だ。だから私にもアイドルになれる素質はあると思う。そう思っていた。そう思っていただけだった。

実際私はコンプレックスを抱えていて、なにも行動しなかった。
結局、指を咥えてただ見ている視聴者でしかなかった。


恥ずかしがり屋の目立ちたがり屋だった

学校の授業でよくある、「わかる人手上げて〜」系のやつ。いつもわかっていたのに手を上げることが出来なかった。授業参観とかね、親は見ていてつまんなかっただろうな、と思う。注目されるのが恥ずかしくて恥ずかしくてどうしようもなかった。

授業で手を上げることは出来ない。ダンスの発表会だって真ん中に立つのは怖かった。朝の会で発言するのもすごく嫌だった。

なのに私は目立ちたがり屋だった。自分でもよくわからない。多分その頃から承認欲求お化けだったんだろうな、と思う。今ならあの頃の気持ちに折り合いつけて納得出来るのに。

私はちょっとだけ複雑な家庭環境で育ったから、きっと愛情とかそういうのに餓えていたんだと思う。だから私が目立てば褒められると思っていたのかもしれない。私にだって出来ることはたくさんあるんだよって見せたかったのかもしれない。


私は主人公にはなれなかったし、何者にもなれなかった

10代の頃は漠然と「何者かでありたい」と願っていたのに、いつの間にか「何者でもない自分」になっていてそれを良しとしている自分がいる。昔の自分が今の自分を見たら落胆するのだろうか。

結局、あの頃の大人たちが言っていた「普通の人生が一番幸せ」というわけのわからない概念の通りになってしまった。私は「普通」であることが嫌だったのに、いつの間にか「普通」を受け入れ、それを認めてしまっていた。

「普通」ってなんだ?

私はセーラームーンになれなかったから普通なのか、アイドルになれなかったから普通なのか。違うよな。きっとみんなそれぞれ違う「普通」の中で生きているんだよね。それに気付くまでに随分と時間がかかったな。

きっと昔の自分が今の自分を見たら、落胆して絶望すると思う。セーラームーンにもアイドルにもなれなかった平凡な人生。でもね、今はそれが悪いことだと思っていないし、そこそこ幸せに生活できているよ。

愛されたかったね。こっちを見てほしかったね。私はすごいんだって褒めてもらいたかったね。
大人になったら愛してくれる人に出会えるし、私のことを認めてくれる人に出会えるし、いつだって褒めたたえ合える人たちにも出会えるよ。

家族以外の繋がりで、家族になっていけるよ。

寂しがり屋で恥ずかしがり屋で目立ちたがり屋だった子どもの頃の私。いままでよく頑張って生きてきたね。これからも人生楽しんでいこうね。



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