おっきなおっきなテディベア/【#書く習慣】あなたの1番大切なモノ【DAY17】
そういえば、もうDAY17になっていて半分書いたんだな。ここまでちゃんと書けると思ってなかったな。書くことにも慣れ始めて、書くのが億劫ではなくなってきたよ。これが習慣化ってやつか。
約120cmのビッグなテディベア
私の大切なモノ。もう本当は手放した方がいいと思っているのに、手放せずにいるモノ。
身長120㎝くらいの大きな大きなテディベア。私が4歳だか5歳の時に私のもとへやってきた茶色の毛足の長いテディベア。もう30年近く一緒に過ごしている。
背中側が色あせてしまって、毛足もヤニだらけになってしまっている(元ヘビースモーカー)。ダニがたくさんいるんだろうな…洗濯したらヤニがいっぱい染み出してくるんだろうな…そう思いながらも手放せずにいる。
テディベアは10,000発だった
このテディベアは私のもとへ来る前はパチンコ屋さんの景品として並べられていた。10000発の景品。30年近く前なので、当時は1円パチンコなど存在せず、1玉=4円の換金率だと思うので単純に40,000円のテディベアだ。高級テディベア…
私の両親は生粋のギャンブラーだ。今では問題になってしまうけれど、規制がそんなに厳しくなかった時代、私の遊び場は近所のパチンコ屋さんだった。
昔は子どもが出入りしてても何も言われず、子どもが玉やメダルを拾って、実機で遊んでいても何も言われない。そんな時代があったのだ。(一応平成です)
その日は母親に連れられ、行きつけのパチンコ屋さんに行った。私はいつも通り、店員さんに遊んでもらい、玉を拾い、適当に時間をつぶしていたらしい。らしい、というのはその日の記憶がないから。いつも通りすぎて、その日がテディベアの日だったという確信がない。まぁ、とにかく、いつも通りに遊んでいたらしい。
母親がその日の負けを確信していた頃に店員さんに呼ばれた。「お嬢が出してるよ」と。(昔のヤがつく人たちが取り仕切っていたパチンコ屋さんだった)
店員に連れられて私のところに母親が向かうと私が遊んでいた台が大当たりしていたらしい。その台を母親が引き継いだら閉店まで出続けたらしい。
そのお陰で大勝ち(10万発以上は出たらしい)した母親は私の功績を称え、景品で好きなモノを取っていいよと言ったら「あのおっきなくまちゃんが欲しい」とテディベアを欲しがったので、それを取ってくれたのだ。
母親曰く、その店で一番高い景品だったらしい。
その日から私は大きいくまちゃんと生活をすることになった。
どうしても処分できなかった
そんなにも大きなくまのぬいぐるみ。どこに連れていくわけでもなく、ただ、私の部屋にいる。幼少期は私の身長よりも大きく、くまちゃんの身長を越すのが目標だった。
一緒に添い寝するにしてもあまりにもデカい。身長120cmの小太りな人がいるようなもんだ。そりゃデカい。たまにおままごとに付き合ってもらったり、無意味に抱きしめたり、くまちゃんに寄りかかって本を読んだり、歌を歌ったり。そんなたわいもないことをしていた。
私自身が大きくなるにつれ、くまちゃんとの距離感は少し離れた。でも、どこに引っ越しても常に一緒に連れて行った。住む場所が変わるたびにみんなに「そのでかいくま、まだ持っているの?」と言われる。言いたいことはわかる。特に思い入れがあるわけでもなく、幼少期からただただそこにいてくれるだけの存在なのに、でも手放すことが出来ない。
大人になった今でさえまだ一緒にいる。一昨年、新築を購入し引っ越しをする際も、処分できなかった。今ではこの子と添い遂げようと思っている。
ぬいぐるみのお医者さん
いつかお願いをしようとしているのはぬいぐるみのクリーニングと修理。調べてみたけど、うちの子のサイズだとどれくらいかかるのかしらね…震
クリーニングだけならそんなに高くないのだろうけど、背中側の日焼けとは、足元もほつれとか、そういうの直そうとするとかなりのお金がかかるみたい。とりあえず、クリーニングだけでもしてあげたいなぁ…。もうすぐ生まれるお子が触るだろうし…ヤニだらけだしな…
いつかしっかりと修繕してあげたい。ずっと一緒にいたんだもん。これからも一緒にいるんだもん。ちゃんとしてあげたい。
まず見積だけでもしてもらおうかな。