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透きとおった人たち

急に思い出したのは、
大好物 を聴いたから。

むかし、とある地方のまちの、CDショップ(レコ屋と言ってました)で働いていました。

都会から遠くはなれた場所ならではだったのか、時々、そのまちを訪れたミュージシャンとお会いできるという機会に恵まれました。

そのなかでは、わたしがずっと大好きな、ふつうに暮らしていたら会うことはないだろうな、というミュージシャンとの対面も。

あのね、そういう人たちって、透きとおってるのだね。光をまとっている。オーラって、ほんとうにあるんだね。

いまでも忘れられない一人は、YO-KINGさん。そしてもう一人は、スピッツの田村明浩さん。

都会の人だから肌の色が白いってことなのかなと思ったらね、違うんだよね。透きとおっているの。からだが柔らかな光で包まれていて、笑顔が、瞳の奥が、優しいんだよね。

あの時わたしは、彼らが透きとおっていることは分かったけれど、どうして透きとおっているのかは分からなかった。

けれど、いま、少し分かる気がする。

見えている景色が、違うんだね。写している世界が、違うんだ。そのままの目で、見ている。一点の曇りもない、透きとおった心で、見ているんだよね。

透きとおった人が写す世界は、音楽は、それはもう美しいよね。ぜったいに。
そう信じたいよ、わたしも。美しいってね。

大好物、入ってます↑

かっこいい! ↑

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上野イクヨ
本の出版を目標に執筆を続けています📙📕📘よろしければお力をお貸しください🐆🦒🦓🦩🦚🌬️🫧