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フォトエッセイ「カナダ ハリファックス留学」

子育てで日々の大半を家で過ごすなか、約4年前、学生の時に行った海外留学を思い出していた。

場所はカナダのノバスコシア州にあるHalifax(ハリファックス)という港町。自然豊かで、穏やかな雰囲気の町だった。

当時撮影した写真を見返して、今はできない海外旅行気分を味わおう。

4年前の写真だから今は変わっているところもあると思うが、海外留学を迷っている人や、ハリファックスに行ってみたいと考えている人にも、ぜひ見てみてほしい。

出発

最寄駅から東京、そして成田空港へ。初めての国際線に乗る。
さあ、出発🛫
AIR CANADAに乗って、カナダへ向かう。
機内食!練習してた「beef or chicken?」キター!チキンをお願いしたよ。
外国の味がしたおやつ
夜食にお湯がたっぷり入って、麺がふにゃふにゃのカップヌードルがサーブされた。この時点で足はパンパン、身体の疲れが溜まって寝れていない。だけど食欲をそそるチキンの香り...。夕飯を食べたにも関わらず、ズルズルと箸が進む。これのおかげでお腹いっぱいになり、眠気がきてやっと寝れた。
乗り換えで着いた空港に、スタバがあるじゃないか。馴染みのある味を求めて、拙い英語で頼んだキャラメルマキアート(のつもり)。 ...甘すぎる!!!!!とってもじゃないけど飲めなくて、友達の抹茶ラテ(のつもり)と替えてもらった。甘党の友達が頼んだ抹茶ラテは全く甘くなくて後悔してたらしい。ありがとうだ。


到着

留学期間は、ホストファミリーの家に滞在した。空港から家に移動し、案内されたお部屋はめちゃくちゃかわいかった。着いたのが夜中だったのに、ホストファミリーはすごく優しく歓迎してくれた。この日はすぐに就寝。次の日からが楽しみで仕方なかったけど、フライトが疲れすぎて爆睡した。
初日はホストファザーがドライブに連れて行ってくれた。見慣れない海外の街並み。左ハンドル・右側通行にまだ違和感があった。
カナダにきて初めての食事がここで本当に良かったと思う。アイリッシュパブのお店で、音楽に合わせて男女がくるくるとステップを踏んで踊っていた。フィッシュ&チップスを食べながらその場の雰囲気に圧倒された。お店の名前を忘れてしまったのが残念だ...


語学学校へ

2日目からは語学学校が始まった。カナダ留学へは友人と来ていて、学校も一緒。不安も大きかったけど、早く友達に会いたい気持ちと、学校で新しい友達を作るのが楽しみだった。一方で、苦戦したのはバスでの通学だ。全部英語で知らない土地の名前。Wi-Fiがない場所では使えないスマホ(ポケットWi-Fiは持っていかなかった)。遅刻したらどうしよう、迷子になったらどうしよう、という不安でいっぱいだったのを覚えている。
緊張しながらも乗ったバスは、大揺れ。降りたいときはボタンではなく、紐を引っ張るらしい。周りの人を見て覚えた。
大冒険(?)の末、無事、学校へ到着した。とりあえず、学内のカフェで頑張った自分へのご褒美...
授業が始まった。言わずもがな、全て英語だ。
語学学校だからか、聞き取りやすい英語で話してくれる先生。明るくてチャーミングなおばあちゃん先生だった。
友達とランチタイム
大学にあるジムでリフレッシュ。ムキムキのお兄さん、スタイルの良いお姉さんで溢れていて恐縮した...


観光

☑︎Halifax Central Library

一面のガラス窓や、独特なデザインの外観。中にはミーティングルームや読書スペースなど。新しくて、若者も親しみやすい印象だった。
独特だ
図書館の近くにあった

☑︎farmers market

野菜、パン、お菓子、飲み物、雑貨...いろんなものが売っていて、人もたくさんいた
さすが港町、外は海だ
いろんなパン売ってた
ランチに買ったカレー、辛かった...

☑︎スーパー

フルーツたくさん。現地の人にとっては何気ない場所だけど、私たちにとっては全てが新鮮だった。
海外っぽいお菓子
甘党のわたしだけど、ここのお菓子は甘すぎて食べられなかった

☑︎Sweet Hereafter Cheesecaker

甘党さんorチーズケーキ好きさんはぜひ行ってほしい
びっくりするほど甘くて、ぎっしり詰まったチーズケーキ。おいしかった...

☑︎アイススケート

冬に行けばスケートも楽しめる。スケートは初めてだったから転んでばかり。周りの人はすいーすいーと私たちを追い越していく。楽しかったけど、数日は筋肉痛に苦しめられた。

☑︎cafe

☑︎Bluenose II Restaurant

やっぱりロブスターは食べとかなきゃと思って。

☑︎Alexander Keith's Brewery

いろんな種類のビールを飲ませてもらったよ
演奏を聞きながら♩

☑︎アイスホッケー観戦

カナダはアイスホッケーが盛んな国。人気のスポーツだけあって観戦する人もたくさんいた。ルールがわからない私でも会場の雰囲気でとても楽しめた。個人的にkiss comeの文化にラブリーな気持ちになれたのもグッドポイント。

☑︎sugar moon farm

カナダで有名なメープルシロップを深く堪能したいならここ。製造方法を詳しく説明してもらえたり、メープルを使った食事もできた。パンケーキやスコーンつけるメープルシロップやメープルバターは私を幸せな気分にさせた。ただひとつだけ、ブラックコーヒーにメープルシロップを入れるのだけは好みじゃなかった...
雪の上でメープルシロップを凍らせ、クルクルと木の棒にまいてキャンディとして食べる「メープルタフィー」

☑︎Peggy's Cove

映画ハナミズキの舞台にもなった灯台がある場所。私が行った時は風が強くて激寒だったけど、景色が綺麗すぎて写真を撮るのに夢中だった。

☑︎Tim Hortons

カナダで愛されるコーヒー・ドーナツチェーン店。
コーヒーくださいって言ったら砂糖入りが出てきてびっくり!ノンシュガーで、って言わなきゃいけなかったらしい汗

☑︎街並み

☑︎アトランティック海洋博物館

船のこと、海のこと、たくさん知った
ピンバッジ買ったけどぼけてる
喋るインコいたよ

☑︎Art Gallery of Nova Scotia

映画「幸せの絵の具」出ているモード・ルイスの作品がある。カラフルで可愛い作品ばかりだった。
モード・ルイスのマグカップ買っちゃった。今でもお気に入り。


他にもいろんなお店に行ったけど載せきれないのでここまで。


ホストファミリーとの日々

緊張した初日の語学学校から帰ってきた私を待っていたのは、ホストファザーが作ったチョコレートケーキだった。
甘〜〜〜い
ホール全部食べていいんだよ!と、言われたが食べきれず朝ごはんにもケーキを。それでも食べきれなかったからタッパーに入れて学校の友達にお裾分けしたよ。
ホストファザーは本当に料理が好きで、一緒に夕ご飯やお菓子を作ったりした。
でも毎度量が多いんだ。そして高カロリーなんだ。食べるのが大好きな私はサーブされるがままに食べ続け、3週間で5キロ増量してしまった。これはホストファミリーのせいと言っても過言ではない。
ワンちゃんもいた
ランチタイム
モーニングもしっかり高カロリー
毎度お弁当に持って行かされていたこれ。当時よく分からず食べていたけど、いまだに分からない。最初は美味しくない(本当にごめんなさい)と思っていたけど、味に慣れたら普通に食べてた。
なんか古い電話を見せてもらった
景色のいいレストランにも連れて行ってもらった
フィッシュ&チップス
みんなで映画鑑賞もした。これはマンマ・ミーア!
ハリファックスは映画タイタニックとも縁がある。船の沈没遅延から最も近い港がハリファックスだったそうだ。だからタイタニックのミュージアムもここにある。タイタニックは見たことがなかったけど現地で見れたのがすごく感動。
港町の景色が良すぎるからドライブは最高。
後々、ルームメイトができたんだけど、この子がすごく心の支えになってた。ちなみにこのマグも、モード・ルイス
帰国前日の夜は、ロブスターを食べさせてくれるとのことで新鮮なエビを一緒に買いに来た。
最高に美味しい!
ムール貝も
締めはやっぱりケーキ。キャロットケーキだ。ケーキで始まり、ケーキで終わる。

ホームステイに関しては、当たりとハズレがあるって言われてる。これに関しては残念ながら本当だと思う。

私のホストファミリーは優しくて、自由に過ごさせてくれて、なによりいろんな体験をさせてくれた。一方で、友人のホストファミリーは、全く干渉してこない上に嫌味を言われた、とか、ご飯なんて作ってもらったことがないし一緒に外出もしたことがない、とか、ルールが厳しすぎて楽しめない、とか。

なかなかシビアな所もあるが、素敵なホストファミリーがいるのも確かだ。それに、英語のスキルだって爆上がりする。


小話

ホームシックになった?

なった。けど、3日で終わった。

食べ物は口に合った?

大抵は美味しく食べられた。ただし、お菓子は甘すぎる。

驚いたことは?

シャワーが10分しか入れないこと。お湯が出なくて泣いたこともあった(完全にホームシックになってる)

人種差別はされた?

一度だけ。ショッピングモールで子連れ家族とすれ違った時、子どもが「コロナがうつる!!」と言って息を止められた。

1番たのしかったことは?

語学学校。先生がとてもチャーミングだったので授業がとにかくたのしかった。

後悔していることは?

語学学校でできた友人とSNSを交換しなかったこと。

1番辛かったことは?

味噌ラーメンが食べられなかったこと。(日本食が恋しくてしょうがなかった)


おわりに

このnoteを書いていて、当時の楽しい気持ち、悩んだ気持ち、いろんな感情を思い出すことができた。写真を見返すことで、ああこんなこともあったな、と、懐かしくなった。

海外留学はそれなりにお金がかかる。英語も自信がなかった私は、留学へ行くのにかなり悩んだ。でも振り返ると、本当に行って良かったと思う。

子どもが生まれ、より遠出が難しくなった今、思い出に浸かることができていい気分転換になった。

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