優しさと、晴れの日
私は元々、晴れ女だと自負してきたのだけど、最近は特に、思いっきり晴れ女だ。
雨が降らないで欲しい日、不思議なほど、とにかく絶対に降らない。
たとえば、友達と新しい靴を買いに行く日。
たとえば、友達と代官山ショッピングをする日。
そんな、ごくありふれた予定だけど。
6月にはいっても、今年は少雨だそうで、梅雨らしくない。とはいえ、ちゃんと毎日、曇や雨の予報は出ている。
それでも、私が降らないでほしいと願うその日、絶対に雨が降らない。もしくは、私が帰宅してから雨が降る。
だから最近の私は、とことん晴れ女なのだ。
なんというか、
情景という言葉があるように、人は昔から気分と天候を重ねやすいみたいだけど、
これは鶏と卵みたいな関係で、雨だから落ち込むのか、それとも落ち込むから雨なのか、という問題だと思う。
最近の私は特に悩んでばかりいるけど、そんな私が優しさに触れる日、必ず天気予報が外れて、雨が降らない。
だから、私の心に雨を降らさないでくれている誰かの優しさが、本当の天気にも反映されているような気さえする。
今日だって、朝確認した時点での降水確率は、埼玉東京神奈川全て一日中100%だったのに、一滴も落ちてこなかった。
美容院に行く日に降られる訳にはいかない、そう何回も確認していた天気予報が外れて、本当に降らなかった。
思えば、私が雨が降らないで欲しいと願うその日、私は大切な誰かに会おうとしてるのかも。
だから、私の晴れ女は、周りの人のお陰なのだと気づく。
そう思えること自体がなのだと幸せだと思う。