「趣味で楽器弾いてます。」別に趣味って言わなくてよくない?
自己紹介
楽器に触れる。
私にとって歯を磨く、ご飯を食べると同じレベルで日常的な出来事です。
突然すみません、苦瓜と申します。
大学卒業後8年フリーター、その後エンジニア転職を果たした30代中盤の男性です。
前述の通りフリーターからフリーのエンジニアにジョブチェンジを行い、絶世のプログラミング学習ブームとどんどん進むIT化の世相から考えて時代の花形職業(トップはYouTuber ですよね)に就きました。
KENTA / 雑食系エンジニアTV さんのYouTube動画です。
この方はレベル高すぎですが、私も20台後半まで月収14万円のフリーター生活を送っていた頃から、現在は神奈川県でそこまで経済的に困窮していない生活をさせていただいていることを考えると、稀な職業についてると感じます。(明日にはどうなるかわからないのもフリーならではのことですが。)
ですが、普段のモチベーションで迷子になったり、具体的なキャリアビジョンが描けず、プライベートで悲しい出来事が重なり、さらにコロナウイルスで世の中が混乱した状況で、今一度自分の人生を見つめ直す過程にいます。(30過ぎて自分探しと言えばそうなる。笑ってください。)
そこで、自分探しの一環として、日本初のプロトタイピング専門スクールである、プロトアウトスタジオで毎週の課題と向き合い、企画(想像)と制作物(現実)の狭間で一喜一憂しています。
最終課題では、クラウドファンディングで制作物を発表するというイベントがあります。
本記事はその最終課題のクラウドファンディングについて、自分がやりたいことをまとめる作業を目的としております。
情熱の源泉と原体験
プロトアウトスタジオの講師陣が毎週の制作課題のレビューでよく仰られてることはこの2つのことかなと思います。
私にとってはそれはエレクトリックベースです。
楽器をはじめて22年経ちました
その過程で思い出深い出来事がたくさんあります。
ベースを始めたきっかけは年子のとても仲の悪かった兄の影響です。
中学時代、ギターを始めた年子の兄が隣の部屋でGLAYの誘惑を弾いている姿がものすごくカッコ良かったこと
初めて兄に対して憧れを抱き、しかしながら思春期ならではの考えでパートがかぶるのが嫌でベースを始め、その後の人間関係の構築にとても役立ったこと。
年子の兄は尊敬する一番の音楽の先生です。
不良撃退
高校時代、軽音部の後輩の女の子に(多分)慕われていてよく遊んでいました。(健全に。)
夜の公園でオールしていると地元の不良に集団で囲まれました。
女の子が二人いて気になったのでしょうねえ・・・。
練習後で楽器ありますよね。
お約束の展開です。
「なんか弾いてや笑」
絶体絶命です。
当時ずっと練習していたRedHotChiliPeppersっぽい
フレーズをやけくそになって弾いたら思いの外
彼らに受けてことなきを得ました。
同じ時代に音楽を一緒にやった仲間と
大学時代に4年間サークルを過ごしたと仲間とは12年くらいの付き合いになります。
先輩後輩関係なくずっと仲良しです。
これでもエピソードの一部です。
それっぽいベース弾いてる動画を掲載してエピソードに厚みをもたせようと思ったんですがうまくいかなったので4年くらい前に唯一世の中に出した動画を掲載しておきます。よれよれだな。字幕も変。
※画像クリックで動画に飛びますが、特に見る必要はありません。
就活面接の質問に答えられず
サークル活動がひと段落して就職活動の時期を迎えました。
面接でよくある質問を投げかけられました。
学生時代に頑張ったことはなんですか?具体的なエピソードとその経験から得たことを教えてください。
私は胸を張ってこう答えました。
はい!私は中学生の頃に始めたエレクトリックベースを今でも毎日練習しています!その継続力を活かして粘り強く仕事に取り組みたいです!!
まぽ さんによる写真ACからの写真
面接官は聞きました。
じゃあなんでプロにならないの?弊社は忙しいから練習する時間取れなくなると思うよ?
出ました!プロになるか趣味にするかの極端な二択!
その時の私の顔・・・
えっと、なんでだろう・・・・
何の反論もできないまま回答に窮して8年の歳月が経とうとは
誰が予想しただろうか。
一つの回答に出会う
30歳で社会人デビューをして、これからは楽器をプログラミングに変えて
頑張ろうと思った矢先にFBから記事が流れてきました。
記事でお話されている鳥居大さんは普段デザイナーとして働きながらATATAというバンドでギターをしておられます。社会人をしながらバンドをやっている方は無数にいらっしゃいますがライブハウスを満員にするくらいのバンドです。
社会人バンドにも夢がありますね。
長いですけど引用
昔はバンドに完全にアイデンティティがあって、「仕事は生きていくための手段」でしかなかったんですけど。
「バンドと仕事の素敵な関係」と僕が思っているのは、すごいここ(バンドと仕事)が近くなってきたな、と最近思っていて。いろいろな出会いもあれば、やり方の話もできるし、考え方の共有もできるし。実際に仕事につながることもあったし。
バンドはバンドでやりたいこともあって、仕事は仕事でやりたいこともあって、そこに夢を持てる、というように僕は最近感じてます。
今日見てる限り、あんまり若い人いないですけど、別に「すぐに就職してやれ」とか思わないし、逆に「若い頃は絶対就職するな」とも思わないし、どっちでもいいと思うし、どっちの選択肢もアリじゃないかなと。
若いうちに就職してバンドを続けるでもいいし。バンドをやりまくって30歳から就職でも全然遅くはない、というか何とかなると思うんで、それは僕が何とかなったので。
ちゃんと続けたいのであれば、昔とはバンドや音楽を取り巻く状況は変わっていると思うので、それぞれの環境で続けられる方法を見つけて欲しいなと思います。
バンドやろうぜ、ってことです。(了)
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どっちも頑張ればばいいじゃん
この記事に勇気をもらった私はITも音楽活動も一番盛んな東京に出て
エンジニアとして経済的基盤を支えつつ楽器演奏も頑張るライフスタイルを目指すことにしました。
たまに意地悪な人がいて(大阪に多かった)趣味でやってるんだ?
メジャー目指してたの?あんなの才能がある一部の一部の人だよね。
言われたことがよくありました。
別に趣味で終わらせるつもりもないのです。
だからといってプロを目指す必要はないです。
別に趣味って言わなくてもよくない?
続けてる限り何らかのチャンスがあるって思っててもよくないですか?
(本当に割り切ってる人は別です。楽器と仕事の関係にモヤモヤを抱いている人に対しての問いです。それは就活時の私そのものです。あと、専業でバンドやってる人たちには大好きなバンドがたくさんいます。CDを買いますしライブもよく行きます。)
理想と現実
自分の情熱の源泉は音楽に携わることだと確認できました。
ですが仕事で疲れて今を生きるのがやっとで、
たまに弾き語りでギターを弾く程度のことしかしていません。
上京して組んだバンドも三ヶ月で解散してしまいました。
さらにコロナ渦でなかなか人とも会えないしスタジオも入りづらい。
現状
大学の友人の中には楽器をやめてしまった人も多くいます。
私は独身で得にお金のかかる趣味もないのでバンドはやっていませんが楽器自体はコンスタントに続けることができています。
私ももっと楽器を弾いていたいし、トップ画像のチャールズ・ミンガスのようなベースが似合う人間になりたい。
そのためには日々の練習が楽しくなることが大事だと思います。
常に爪を磨いておいて働きながらでもチャンスあらばいろいろなチャンスにかけてみたい。
(コロナによりライブハウスでの活動を目指すことはさらに厳しくなりましたが・・・)
卒業制作について
ここまで語っておいて、具体的な案はまだ固まっていません。
忙しい社会人が日常のちょっとした時間でも楽しく楽器練習に取り組めるような製品や仕組みを生み出す。
といったところでしょうか。
その先の未来に、趣味の領域すら超えてしまった人が増えたらもっと豊かな世の中になると思うのです。
フリーターの頃に比べればお金も時間もできた。
オンライン化が進む世の中ではあらゆる機会が転がっている。
では、最終的に自分に足りないものは何か?
その【空白】を埋める制作物を世の中に出したい。
投稿自体がほぼポエムです。
情熱だけが先行しているのが現状です。
誰かが言ったか自分で思いついたかも忘れましたが、
どんなに素晴らしいアイデアでも形にして世の中に発信しなければ無いことと変わらない
と思います。
そこまでは残されていない時間でなんとかアイデアを形にしていきます。
立ち止まった瞬間があったら今回の記事を読み返して、初期衝動を思い出すことにします。
最初に出した案はシソについてでしたがもしかしたらそっちに戻る可能性も考えつつ。
この記事をクリックしてくれた全ての人に感謝いたします。
ありがとうございました。
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