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箱の外に出てみよう。Maker Faire Tokyo 2020の感想。

Maker Faire Tokyo 2020の配信を視聴しました。

その中で、興味を惹かれたものを紹介します。

動画こちらです。

Maker Faire Tokyo 2020 Day1

Maker Faire Tokyo 2020 Day2

配信を見ていると前回参加したハッカソンでOPから強烈なインパクトを残した大江戸テクニカさんのカセットテープDJを筆頭に魅力的な音楽系の分野での出展作品が沢山ありました。

私が関心の深い分野は音楽系なのでそのジャンルを紹介しようとおもいました。

ですが、今回はせっかく沢山の出展や講演があるため、もう少し視野を広げてみようと思います。

フェスでたまたま見かけたバンドから新しい音楽体験が広がるような出会いが必ずあるはず。

一度、自分の箱から出てみようと思います。


1.buletoothモジュール連携のミニ四駆

https://youtu.be/2tWEmL48iGM?t=6928

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ミニ四駆にユカイ工学製のココロキットというbluetoothモジュールをつけて、手の位置によって進む、止まる、戻る操作ができるというものです。

ミニ四駆と共に小学生時代を駆け抜けていたゆえに、センサーで動かすという仕組みにトキメキました。

これが発展して声で操作できるようになれば、主人公の掛け声によって空中にミニ四駆を発射する、マグナムトルネードが再現できる時代が訪れるのでは・・・!

触れずに動かすというコロナウイルスという世相を反映しつつも、かつて夢中になったおもちゃに現代の技術によって遊び方がアップデートされた状態で再会できたことに感動しました。

2.3Dプリンタ製フェイスシールド

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こちらの講演で紹介されていたものです。

https://youtu.be/2tWEmL48iGM?t=9545

特別講演「メイカー視点で見えてきた、COVID-19以降の世界における可能性」

Dale Dougherty(デール・ダハティ)氏へのインタビュー内で氏が紹介していた、

3Dプリントの会社であるアイザック・バドメンによるフェイスシールドです。

医療機器メーカーではない会社が持てる技術を駆使してコロナウイルスによって不足してしまったフェイスシールドを開発しました。

されにこちらはダウンロード可能とのこと。

3Dプリンタについては詳しくありませんが、設計図にデータがあるのでしょうか?さらにアレンジを加えられるとのこと。(色変えたりできるのかな?)

専門外であっても自分たちができることで世の中に解決策を提示する姿勢が

素晴らしいと思います。

そして、この言葉を胸に留めておくことにします。

今の自分に一番足りないことなので。

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3.3Dプリンターを用いた三視点ワイヤーアートの作成

https://youtu.be/2tWEmL48iGM?t=18246

若きMakerたちの制作発表会で登場した、広尾学園中学校現象数理チームの方の発表が一際、私の目を惹きました。

多視点ワイヤーアートの研究ということで、みている間は何となくしか理解できなかったです。

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実際にワイアーアートを作成し、二視点だと「い」のようにパーツが離れている物は作成ができないという作成条件がわかり、三視点ではどうなのかを実際に作ってみたそうです。

一つの物体が視点を変えると違う文字になるのですが、正面、右、上を再現しています。

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この時点で自分だったら大満足です。

ですがこの方達は正面から左方向に90°回転させると「右」が出る現状にたいしてせっかくだから右方向に90°回転させると「右」が見えるように改善しました。

それだけではなくきちんと課題も提示しております。

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この情熱は本気で見習わないといけないと思いました。

ただ、もう少しこの作品が素晴らしいと思った理由を具体的に言葉にできず

モヤモヤしていました。

若い人が、自分にはほとんど素養がない分野についてのインパクトのある製作だったからでしょうか?

何か違和感がありました。

その後のobnizの木戸さんの講評がそれを代弁してくれました。

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物づくりという観点とアートという観点で両方にこだわりを感じられて良かったとおっしゃていて、まさしくそれだと思いました。

私がこれから行うべくの音楽制作も両側面で褒められたいと思い、

この作品がまさしくそれを体現していたからです。

あと、一つ思ったのは若いという肩書は、あらゆる情報に多くの人がアクセスできるインターネット社会ではあまり意味はなさないのかなと思います。

彼らよりひとまわり以上年齢を重ねた私たちだからこそ

できることは何か?ということ真剣に考えないといけないですね。

まとめ

一つの物事を複数の視点から見て、音楽のことばかりである自分の箱から出るという、目標は達成できたかなと思います。

今回は普段より視野を広げて記事の作成にあたりました。

私はいずれ曲を作りますが、音楽を聴く、楽器を練習する、

理論を学ぶなどの他にも、視点を変えて世界のあらゆる動きを知ることで

音楽に還元できたらいいと思います。

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