Photo by qlo_olp 母との記憶/短文バトル444 12 mariko 2020年1月20日 14:58 「あんたはね。小さいころ、階段のてっぺんまでバーッと走っていって。急に振り向いて、ニコっとして。下にいる私をめがけて落っこちてきた。」受け止めてもらえることをいっさい疑っていなかった。小さい私は、母をからだ全体で信じていた。私は覚えていなかったけれど、母はなんども、文句を言いながら、そのことをうれしそうに語ってくれる。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #米光講座 #短文バトル444 12