Ender3 V2 ノズル 0.6mm化
ブラックフライデーセールと称し、11月の真っ只中から BambuLab の A1 mini が破格の29,800円で投げ売りされていた事は有名だった事と思います…って、この記事書いてる時点でもまだ30,800円で絶賛セール中…ってか値下げでもしたん??
まぁそれは良いとして、
流石にお手頃価格だったのでA1 mini を買いました。
造形サイズが小さい A1 mini ですが、評判の速さと造形精度は流石で、また使いはじめがとても手軽なので早速メイン機として色々試作に勤しんでいます。
そうなると今まで使っていた Ender3 v2 の存在ですが…
造形サイズが大きい点は A1 mini に取って代わることができないポイントなので、いっその事大型造形専用機としてカスタマイズする事にしました。
大口径ノズル化
と言うわけで、先ずはノズルの大口径化。
何気に今までも使って来た テクダイアの kaika ノズルの 0.6mm を買いました。
手書きのメッセあカード入り😮
早速交換!と思ったら、冷却ファンのノズルが熱で変形していた事が発覚しました。
使い慣れてここ数年はノントラブルだった為、全くメンテナンスや部品のチェックを行っていませんでした🙄
更に、ヒートブロックの保温シリコンカバーも、柔軟性が失われ、ヒートブロックに上手く被さらなくなっていました。
純正部品を調べたところ、シリコンカバーはサンステラで取扱が有りました。
ただ、v2 のクーリングファンダクトは古い製品の為か単体の販売は見当たらず、手に入りそうな物はヘッドのカバーとセットで売られているものか、ファンも付いたアッセンブリーという形でした。
アッセンブリーを買おうかとも思いましたが、こんな時こそ3Dプリンタで保守部品を作るべきだと気づきました。
これぞ3Dプリンタを持っているから選べる選択肢。SDGsだ!(興味無いけど)
幸い Ender3 v2 はかつてはそれなりに人気を博した3Dプリンタ。
ちょっと検索すれば保守部品からグレードアップ用のカスタムパーツまで、さまざまなモデルが出て来ました。
ファンを大型化して冷却を強化するのも悪くありませんが、今回は手っ取り早く純正ファンのまま使える、純正形状のモデルを選びました。
3Dプリンタを修理する3Dプリンタが有って良かったです😌
いざ出力
手始めにスパイラルモードで作る 瓶子 を作ってみました
時間はだいぶ短くなりました(詳細は忘れた🙄)
何より、ウォールの厚みを1.2mmに指定できるので強度も各層の接着性も格段に向上しました!
これはなかなか良いです👍
次は本命の 高杯の足
元々これや灯明を作りたくて3Dプリンタを始めました。
上手くいけば時代物好きな同士の為に BOOTH で販売したいなども考えましたが、いざやってみると出力時間の長さから安定して作るのは難しい(めんどくさい😒)と感じ、永らく頓挫していました。
ノズルが大きくなった事でウォールやインフィルを減らして時間を短くし強度が稼げるうえ、「適応レイヤーハイト」との相性がかなり良いと感じました。
0.4mm と比べてレイヤーハイトの振れ幅が大きく取れる為と思われます。
調子に乗ってビルドプレートめいいっぱいに大きい台座を作ってみましたが…そもそもこんな大きくなくてよかったかも…😅
そんなこんなで Ender3 v2 の大型造形専用機化が完了しました。
とは言え、今回試した一番大きな部品に6時間くらいはかかりました。
日中仕事に行っている間に出力し、帰宅した回収。寝る前に残りの部品を1つと、就寝中にもう一つ…と回せば Ender 1台で24時間に1組の高杯の足を作る事は不可能ではないです。
でも正直これもあまり現実的ではない気がしてます…
小さい方の部品は A1 mini にも収まるので2台で分散するのも有りかもしれない(ノズル経に合わせてモデルを分ける必要はあるが)し、モデルの方もまだまだ改善の余地があるので、もっと最適化はできると思う。
とはいえ、やっぱり Bambu X1 の様な大きくて速い 3Dプリンタが欲しい…