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2023年02月18~19日 宇奈月温泉・魚津(一日目)

退院から一年、障害者生活にも多少慣れてもきたので、ここらで電車で長距離の旅行を試してみたいと考えた。
ついでに雪道を歩く経験も出来ると良いなと思って、選んだのは富山の宇奈月温泉。

吉村昭の『高熱隧道』の舞台でもあり、いつか立山にも登ってみたいと思って調べたこともあり、前々から行きたいと思っていた。

冬場はオフシーズンらしいものの、トロッコ列車の冬季限定ツアー車庫なども見れると言う事で、温泉とトロッコ列車、翌日は魚津で埋没林博物館でも見に行こうかなーという感じで行ってきた。

  *  *  *

4年ぶりの新幹線!出入りが不自由なので通路側なのは残念だけど、楽しい。

北陸新幹線は初めて乗ったけど、足元が広々していていいなあ。
ヘッドレストの位置を調整できるのも良い。新幹線てこんなだったっけ?

三列シートの通路側だったのだけど、並びの二人組が軽井沢で降りてくれたので広々。

おかげで浅間山も良く見える。天気いいなあー。

この角度だとトーミの頭が良く見える(指が映りこんでしまっているけど)。良くあんなとこ登ったな…。

川中島駅付近から。山が近い。
これは四阿山方面を見ているのかな。

トンネルを抜けて日本海側に入った途端、曇り空。
まあ、期待はしていなかったけれども。

12時前、黒部宇奈月温泉駅に到着。
雪、ないなぁー!

富山地方鉄道に乗り換え。

駅舎がどれも古びた木造で、駅間も近いので、自由に歩けるときだったら適当な駅で降りて散策したかったなあ。

車内も可愛い。

宇奈月温泉駅。良い階段。

雪はないけど、小雨が振り始めている。
杖を突きながら傘をさすのは面倒なので、取り敢えずフードでやり過ごすことにする。

ちらほら空いている店舗はあるけど、殆ど閉まっている。
どうやらトロッコ列車がやっていないシーズンすなわちオフシーズンと言う事らしい。


踏切を渡ったら、ちょうど登りの電車が出るところだったので、一枚。

福多屋で銘菓・黒部の大栗など土産に買いつつ食事できるところを探す。
『河鹿』というお店が開いていたので、これ幸いと入らせてもらう。

昼を少し過ぎていたせいかオフシーズンの為か、ないものも多かったけれど、鯛の昆布〆があったのは有難い。ねっとりした旨みで美味しい。
酒は黒部市の幻の瀧をいただく。

富山おでん。

小一時間ほど休ませてもらって、店を出る。
温泉街をぶらぶら。

御狼堂(おえんどう)という大口真神を祭る祠があるようなのだけど、雪に阻まれて断念。
大口真神と言えば三峯神社や武蔵御嶽神社で祀られる狼の神様。こんなところで名前を聞くとは…参拝してみたかったな。

黒部川の支流を跨ぐ鉄橋。良い橋だ。橋の上部に欄干などの構造物がないので、列車が通っているところを観たらさぞかし不安を感じるだろう。

足湯「おもかげ」。ほっとする。

黒部電気記念館は改修工事のため休館中。

黒部峡谷トロッコ列車・宇奈月駅。運休期間だけど、「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」に参加しに来たのだ。

受付を済ませ、説明を受けたら車庫へ移動。

年季の入ったトロッコ列車。

車庫内。こちらは最新の車両。ピカピカだ。

黒部峡谷鉄道は資材運搬のために作られた狭軌の路線で、車両も非常に小さい。

運転席もとても狭い。私は男性としては小柄な方だけど、それでも肩をすぼめないと入れない。


関電のマークにレールを組み合わせたマーク。

人と対比すると、大きさが良く分かる。

細かいところも良い。

車庫の外に出る。

切り替えポイントの動きを実演してくれる。

積雪時に車両の位置を示す棒。今年は雪が少ないそう。

あの列車に乗る。

ちっちゃい!

さあ出発!

新山彦橋を渡る。雨が降っているけど、みんな窓を開けている。

いい眺め。

ツアーが終わって戻って来た。
宇奈月駅2階のパネル展示を読む。「岩盤温度が100度を超える」とか「志合谷の泡雪崩」とか、高熱隧道で読んだイベントがそこここにある。現実だったんだな、本当に…。

駅を出たらいつのまにか土砂降りになっていたので、ホテルに電話して迎えに来てもらう。どちらにしても私の足ではちょっと難しい道だった。

ここのホテルは崖に面して作ってあって、受付が3階にある。
眺めを売りにしているだけあってそれらしい造り。

夕食は鰤しゃぶ。この時期の富山の鰤と来れば、そりゃあ旨いに決まっている。

腹いっぱい食べて眠くなり、部屋に戻るなり22時ごろまで寝てしまった。
明日のことを考えながら1時過ぎまでゴロゴロして、就寝。


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