[バイク]2023年08月23日 夏休みツーリング四日目(楢葉町・日鉱記念館)
この日は昼まで楢葉町の温泉でダラダラしていたので、移動距離も短い。
走行距離およそ178kmちょい。
4泊5日の旅程の中でもっとも天気が不安定だった日で、一日中降ったりやんだり。特に午前中は雨の勢いもなかなかだったので、道の駅・ならはの温泉に浸かって昼まで過ごす。
常磐道で北茨城まで移動し、広域農道グリーンふるさとラインを南下。
降りしきる霧雨の中、小山ダムや日鉱記念館に立ち寄りつつ、水戸にて投宿する。
* * *
朝から見事な虹。明け方に随分降ったらしい。
午前中はこんな感じらしいので、やみ間を縫って宿からほど近い道の駅・ならはに逃げ込む。
肌が弱いので海に近い温泉はピリピリ感じることが多いのだけど、ここはそんなこともなく。温度もいい加減でゆったり浸かるのに具合が良い。
ここの浴室には斜め上を向いた大きな窓があり、浴槽のふちに頭をのせて寝そべると、ちょうど窓を見上げる姿勢になる。
折からの強風に流されてきた雲が右から左に流れ、それと共に土砂降りの雨が降っては止んでいくのを眺めながらぼんやりする。
風呂の出口にはちょっとした座敷があってそこでごろっとできる。
良い時間なので一階のフードコートでお昼。なかなかの混み具合。
食べようと思っていたメニューが品切れだったので、じゃじゃ麺を頼む。見た目は冴えないけどなかなかうまい。
道の駅を出て常磐道に乗る。
どしゃっと降る & 晴れると炎天 & 熱風 で、なにやら調理されている気分。コンベクションオーブンってこんな感じかな…。
関本PAで一休み。
北茨城ICで降りてグリーンふるさとラインに入る。霧雨が続いているけど、交通量が少なく走りやすい。
景色がいいポイントもある。
小山ダム。
何の気なしに寄ったのだけど、思った以上の存在感。
依然として続く雨の中、日立市に入って、広域農道から県道36号線に入る。
日鉱記念館。
かつてこの場所にあった日立鉱山から始まる、JX金属や日立グループ創設にまつわる資料館。
創始者・久原房之助愛用の道具たち。
孫文から久原に宛てた書簡。「孫文」のダイナミックなサインが印象。
井上馨はこれ、風評被害と言うかとばっちりだと思う。
かわいそう。
日立鉱山(つもり今いる場所の地下)の透視図。
鉱石を積んで川を下る帆船、良いですね。
コンゴ共和国・ムソシ鉱山最初の精銅鉱。
鈍い色だけど、きれい。
いちいち容器が良いなあ。
模擬坑道。
多角形の行動を支える横木同士を繋ぐ箇所に、丸太を挟むのを「鯖合掌」と言うそう。
『高熱隧道』で読んだやつ!
好いカエル。
悪の組織。
山の中に作られる鉱山には、工夫のみならずその家族たちも集まり、大規模な街と化していた。その中でのみ通じる特殊なツケ(と言うかほとんど通貨)もあったそう。
鉱害問題に対する試行錯誤の結果生まれた変な煙突、百足煙道と阿呆煙突。
煙害監視塔と自転車で走る監視員。
鉱害・煙害に対する決定打として建造される日立大煙突。もはやバベルの塔の趣。
ここいら辺で私の足腰も限界が近づき、また閉館時間も近付いてきたので駆け足で館内を抜ける。
屋外展示を見て回るうちに蛍の光が流れ始めたので、ここいらで切り上げ。
さて、日立中央ICから常磐道に戻り、一路水戸へ。
今日の宿は駅前。素泊まり¥8,500-(+駐車料金)の宿だけど、部屋が空いていたらしく広い部屋にしてくれていた。
紅崎さんと合流し、ひいきの店に連れて行ってもらって、旨い飯と酒を足らぬく飲み食いして、ホテルに戻ったのは日が変わる直前。
先に風呂を済ませておいてよかった!と思いつつ、バタンQ。
* * *
09:25 出発
09:30 道の駅・ならは
11:50 出発
12:06 広野ICで常磐自動車道に上がる
常磐道を南下
12:38 常磐道・関本PA
12:58 出発
13:05 北茨木ICで降りる
県道69号線を北上
中華料理ふじよし付近で左折、県道10号線へ
県道10号線を北上
華川小学校西交差点を直進、県道153号線に入る
県道153号線を西進
広域農道・グリーンふるさとラインに入る。
13:15 グリーンふるさとラインを南下
13:29 小山ダム
13:48 出発
13:15 グリーンふるさとラインを南下
高萩市大能で突き当りを左折、国道461号線へ
国道461号線を少し東進し、すぐにグリーンふるさとラインへ。
グリーンふるさとラインを南下
日立市入四間町で左折、県道36号線へ
県道36号線を東進
14:36 日鉱記念館
15:58 出発
県道36号線を東進
16:06 日立有料道路
16:07 日立中央ICで常磐道に上がる
常磐道を南下
16:31 水戸ICで降りる
国道50号線を東進
16:59 宿到着