わたし達にかけられた呪い(のろい)を書き換える方法 : 呪い(まじない)シリーズvol.1
暫くぶりにnoteに戻ってきましたUGYAUです。
以前は観測やFUNDOSHI FANTASYについて書いてきましたが、今回のテーマは呪い。
この令和の時代に生きているわたし達の身近にある呪いについて、しばらく綴っていこうと思っております。
何故呪いの話をするのか
何故呪いについて書こうと思ったかと言うと、“まじないのハコをとじた”と言う
わたしの作品を通してまじないについて考えていたことがきっかけです。
※2020年開催のUGYAU solo Exhibition まじないのハコをとじた ↓
※まじないのハコ作品 ↓
これらは主に桐の箱を材料に製作したアート作品で、ハコの内側に閉じた世界を内包している二重構造になっています。
まじないを込めて封印し、購入した人以外は(私も含め)内側を見ることは永遠に出来ません。
身近にあるちょっとしたまじない
これまでにわたしが考えていたまじないとは現状を今よりも良くするためのささやかな後押しや気づきのタネ。
“より楽しい日々になれ!”と言う小さな願いのエネルギー。
何かおどろおどろしい魔術的なものではなくて、どちらか言うと祈りに近いもの。
例えば、皆さまも子供の頃怪我をした時に
"痛いの痛いの飛んでけー"
と言われた経験がある人は多いのではないでしょうか。
あれは日本では一番ポピュラーで身近なおまじないですよね。
また、普段はあまり意識していないけど
"行ってきます"
と出かける時に言う言葉は
"無事に行って帰ってきますね"
というまじないの言葉だったりする。
このくらいにライトで身近なもの、と言う感覚でおりました。
作品とまじない
それがふとした思いつきから、2019年4月以降制作している“まじないのハコ”シリーズとして作品の中に取り入れるようになりました。
2020年にも同じテーマでの個展を2回開催。
そんな中で気づいたことをこの投稿に少々まとめております。
↑ここで書いている内容とこれまでのUGYAUの制作活動を要約すると…
・今より良くなりたいと信じて自分を変えたいと頑張った人は全員幸せになってほしい。
・自分のアート作品でそのきっかけを作り、誰かが幸せに変わっていけたら素晴らしい。
・そうしたら私も嬉しいし、より楽しく制作が出来て、日々も幸せになるんじゃないか。
上記の気持ちから、これまでUGYAUが作品テーマとして扱ったのが
・開運モチーフ
・日本文化のゲン担ぎ
・言霊
・仏教的因縁生起の考え方
・身体と心と脳のリンク etc…
そこから今たどり着いたのがまじないでありまじないを閉じ込めたハコ。
閉じ込めた事によってまじないの効力を活性化させる仕組みです。
自分の作品作りにおいてとても気に入っているテーマなので、今後ももっとたくさんの作品を作っていこうと思っています。
その為に、さらに深掘りしていこうと思った。
そもそもまじないって何なの?と。
そもそもまじないとは?呪いとは?
まじないとは、今より良くなるための力である。
現状良くない事を変える力である。
じゃあ、そもそも良くない状態ってなんだ?
悪い状態になってる原因ってなんだ?
自分のせい?
周りのせい??
いや、自分のせいとか周りのせいとか誰かのせいだと決めてしまっている心の認識の問題なのでは???
心が囚われてしまっている事が不幸の原因だとしたら、
それってまるで呪われてるみたいじゃないか!
(論理的じゃないとか飛躍しすぎとかのクレームは聞こえない…)
でもね…
そもそも、"まじない"と入力してみて下さい。
漢字の変換で"呪い"と出てくるのですよ!
実は“呪い”と書いた時にノロイともマジナイとも読めるのです。
言葉としての根っこは同じで、ネガティブに作用したものはノロイになるという事なんだな、と。
表裏一体のものだと言う事は、ノロイはまじないに書き換えられるものなんじゃないか!と思ったのですよね。
UGYAUはいつもこの様な思考と言葉遊びの果てにUGYAU理論的な何かを作り出して作品の核にしてしまうタイプのアーティストです。
なので、異論反論はもちろんあると思いますが私自身が面白いからこう考えたってことなのです、すみません。
呪いを書き換えてやる
一般的に呪いって"打ち消す"とか"解く"とか"呪い返しする"と言う方法で解決を試みると思いますが、
UGYAU的には書き換えるです。
この方法が一番しっくりくるし、呪いの定義を考えた時にもとてもわかりやすいと思いました。
じゃあUGYAUの考えている呪いの定義とはなんぞ?
と言う事は次回のvol.2から書いていこうと思います。
タイトルに書き換える方法とか書いていながらそこまで辿り着かずすみません。
こんな感じにしばらく呪いについて綴って参りますので、よろしければまたお読みいただけたら幸いです。
vol.2はこちら↓
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