四国登山 その3 石鎚山②
その2はこちら
バテて、序盤から苦しい展開に
9:40
石鎚山系の尾根にようやく出ました。
これから堂ケ森、二の森と縦走し、石鎚山を目指します。
しかし石鎚山その①の終わりに書いた通り、この時点でのバテがかなりキてまして、足が進まない💦
下の写真の笹山を登るのにもヒィヒィ言う始末。。。
この時「ああ、運転疲れってあるんだな」と実感したと共に、かつては夜通しでバイクで四国や九州行ってたのにな、、、もうその体力は無いんだなあとも実感し、自分の「老い」というものをしみじみと感じましたねぇ。
しかし石鎚山まではまだ10キロ以上ある上に、このコースはエスケープルートが存在しません。ここで引き返すか、石鎚山まで行くの二択ですので、もう行くしかありません!
とりあえず、まずは本縦走ルートで最初のピークの堂ヶ森を目指します!
うう、足が重い。
息がすぐ切れてしまって、これだけの距離なのになかなか距離を稼げない。
堂ヶ森の山頂には何かのアンテナか、携帯電波の反射板なのか、鉄骨の建築物がドーンと建ってます。
笹山だから障害物なく電波等の通りが良いんでしょうね。
10:25
堂ヶ森山頂到着
って、これだけの距離に時間掛かりすぎじゃない?自分。
稜線に出てからここまで30分以上かかってるよ!?
これからまだ10キロあるんだよ!?10キロもっ!
こんなんで歩けるのかよ、おい?
って思ってました。
とりあえず10分程ゆっくり休憩して、体力の復活を試みます。
10:35
休憩の間に上の写真の通り、あっという間にガスが出てきてしまいました。
とりあえず、休憩を終えて出発しますが、やはり足が重い。
11:00
愛媛大学山岳会 堂ヶ森避難小屋に到着。
せっかくなので、中をのぞいてみましょうか。
水はそこそこ流量のある沢を指すようでした。
山と高原地図では枯れることもある、と書いてあったのでその旨を石鎚山に到着した際に小屋番の方に聞いたところ、雨が降ったらしばらく現れる沢で、秋に向かって枯れていくというわけではないとのこと。
この時は前日が大雨だったので、沢の水量が豊富だったのか知れません。
しかし時間がかかりすぎてる!
この距離で1時間15分はまずい。。。
石鎚山に着くのが夜になっちゃうぞこれ。
とりあえず現状を把握することに
ここで全体の工程を改めて見てみましょう。
現在11:00です。
このペースでいくと、石鎚山に到着するのが18時~19時頃になりそう。。。
やばい💦
四国三大急登を登り切って稜線に出れば、余裕しゃくしゃくで石鎚山まで歩けると見込んでいたのに。
バテも計算外でしたが、稜線が思ったよりアップダウンが大きかったというのも予想外でした。
どうするか。。。場合によっては出直しもあるぞ、これ。
とりあえず冷静にもう一回考える。
自分の体力と経験的に10キロをバテずに歩けないはずはない、ましてやこのコースの標高差、岩場や鎖場なども特段の難所も無いこと、荷物も小屋泊用の重量であることなどを考えても、まず体力不足になることは無いはず。
とすると、今の問題は今の体力であり、つまり今バテてることが問題なのだ。
という結論に達しました。
そして。。
今までの経験上、私の山での歩行速度は2キロ~2.5キロ/時間。
そうすると10キロを歩くのに必要な時間は、長くても5時間程度。
そして今は午前11時。
ここで体力の回復を測り、1時間程度休んでも17時には石鎚山には到着できるはず。
そう考えて、さっき堂ヶ森で休憩したばかりですが(と言っても、上記の通り堂ヶ森から1時間以上経ってますけども)、ここで体力回復のため早めのお昼の大休憩をとることにしました。
こういう場合時間の遅れを気にするがあまり、焦ってしまうのが一番良くないので、あえてゆったりと山メシを作ることで心に余裕を取り戻そうと。
さらに普段は途中で登山靴を脱ぐことはありませんが、足の疲労を少しでも和らげるために、靴も脱いでリラックスすることに努めます。
頂きます。
おいしい。
できるだけ時間のことを気にしないで、ゆったりと食事をしましたよ。
最後にスティックタイプのカフェオレも飲んで~。
満腹になったこともあり、体力はもちろんのこと、気持ちもリセットできました。
12:00
たっぷり一時間休みました。
さて!登山再開します!
二の森に向かって歩き始めます!
しかし、この後にまたトラブルが発生するのでした。
つづく