山本遊子更年期日誌、十六
前回の日誌を書いてから随分時間が経ってしまった。
自分の考えと向き合う時間がほとんどなかった。
あったかもしれないけれど、文章にして残しておく時間や心の余裕がなかった。本当にこうやってあっというまに歳をとるんだろう思っている。
最近、昨年の今頃のことを頻繁に思い出している。
思い出してどうすることもできないから、思い出すだけなのだけれど、去年はなんだかんだ言って結構余裕あったのかもしれないな、と思う。お金にならない仕事をする余裕があったから。でもまあ、お金にならない仕事っていうのは趣味に限りなく近いわけで、好きだからやるっていう類のまさに余暇にやるようなことであって。
今は少し時間が空くことはあるけど、ノーギャラやボランティアのような価格で何か作ろうなんていう気はさらさらない。余裕があったら、今のうちに休まないと身がもたないから休もうってなってすぐゴロゴロしてしまう。
子供を育てるためにお金を稼がないといけないから仕事はしっかりやりたいと思っていてそれだけしか本当に余裕がない。そのことを情けないとも思わない。
今日も日曜だけど少しずつ仕事してる。焦ってやると何もいいことないからすっごく余裕を持っていろんな映像作っている最近。(先月タイムマネジメント失敗してすごい疲れたのもあり)もう歳だからリカバリー能力が衰えているので失敗しないように、と思いっきり守りに入っている。
攻めてる人がキラキラ眩しい気もするけど、もう本当に太って体が重いし、余計なことをしている体力がない。これが更年期なのか。
それに、なんだかしらないけど、昨日も今日も6月なのに35度超え。おい。