歳を重ねるごとに服の好みが変わってきた。
「めちゃくちゃにオシャレになりたい」
急に湧いて出たこの欲求。自分でも衝撃の欲求。
*
小学生のころは、ポケットのたくさんついている服が好きだった。
ダウンベスト以上にカッコいいものなどあるだろうか?いや、あるはずもない。的な感じで、ポケットになんでも突っ込んで遊びまわっていた記憶がある。
*
中学校、高校のころは、“着る機能があればそれでいい”という感じ。
休みがちだった中学校時代はいいとして、高校はデザイン学科全3クラスある中、男子は30人ちょい。
多分この時期にヤル気を出していれば、イケメンには程遠い顔面でもバラ色の人生だったかもしれないが、色恋にまったく関心のない不健康男子だった。
ちなみに中学校では吹奏楽部でパーカッションをしていて、お尻を触ってくる女性の先輩がいたことを思い出した。なんだそのシチュエーションいろんな意味で事件。
*
高校卒業してからは就職。
当時の上司(男です)は3つ上で所長でイケメンというハイスペック。
同僚はヤンキーだったがめちゃくちゃ良いやつで楽しくやっていた。
服には興味がなかったが、同僚に「眉毛と鼻の下が闇」と言われ、髭を剃り、眉毛を毛抜きで抜かれる。
もちろん服に興味はないまま。
*
数年経ってバンド活動をするも、服への関心はなく、ステージ衣装はメンバーへ了解を得るスタイルを確立。
服に興味はなかったが「こういうの着てそうでしょ?」っていう謎視点で服を選んでいた時期。
*
そしてここ数年、服の趣味が大きく変わった。というか「これ着たい」という気持ちが芽生えた。
よく街中で人間観察をするんだけど、服に目が行くようになった。
高いブランドというよりは、シンプルで、実用的で、丈夫な服が欲しいという感じだけど、随分人間らしくなったと思う。
*
今の僕が、服に対してどのくらいのレベルで話をしているかというと、「Tシャツ一枚に2000円は高いなぁ」と考えるレベルです。
無印良品とユニクロ大好きです。
--------------------
毎日「みんなのフォトギャラリ」にイラストを追加しています。
シンプルなイラストなのでよければnote更新時の見出しとして使ってくださいね。
Twitter:@ugto310
instagram:@ugto310
blog:Ytp-diY
--------------------