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SomethingModular VOYAGERを組み立てる(沼の弐)

SomethingModularのVOYAGERというラダーフィルターのDIYキットを購入して組み立てましたので、その備忘録など。

※物はコチラにて購入可能です(Etsy)

◇前置き
「モジュラーシンセ始めたいのでケース自作したよ!」という記事を書いたのがもう約一年半前。それから何があったかというと、ドップリ沼にハマりまくり最近はDIYキットにまで手を出す始末。
「この空いてる30hpに何詰めようかなぁ…」とワクワクしてた時期が懐かしい…

DIYキットに関しては、JJさんから購入したAPO1に始まり、takazudoさんから購入したAI SYNTHの LPGや、dobozから購入したT12などなど、そこそこ経験を積んできたのですが、今回のは組み立てガイドに写真が掲載されておらず、少々手こずったので、誰かの参考になればと思い記録に残しておきます。

※ちなみに上記したキットは丁寧な組み立てガイド付きなのでDIY初心者にもオススメです。以下、購入先👇

JAMMINGさん
→日本のガレージメーカーさん。初心者向けの安価(かつ便利な)なDIYキットを取り扱っておられます。

TakazudoModularさん
→個人でやっておられるモジュラーシンセの輸入代理店(であってるんだろうか?)。DIYキットの取り扱いもあり、discordなどでサポートまでして頂けるので超安心。DIY時に参考になる記事や動画などもアップロードされてます(自分はtakazudoさんのDIY動画を見てDIYキットに手を出す決心をしました。興味ある方は必見です)

で、今回組み立てたのはコチラ

上記ページ内の「Assembly Manual」ってのが組み立てガイドなんですが、基本文字だけなので分かりづらいです。
適当に「あーね。あーね」と読み飛ばしながら作業してたら自分はミスりましたので、以下に自分の組み立て時の写真を掲載しときます(慣れってのは怖いですね…)

※基本的にマニュアルの順番通りに組み立てていくのが良さげです。

①ボードBにてCAPACITORS(コンデンサ?)=灰色の四角い部品を半田付け

↑の写真はトランジスタまで載せちゃってますが、部品の高さの関係上、背の低いキャパシタ(灰色の四角いやつ)から先に半田付けした方が固定しやすくて楽です。

②トランジスタ=①の写真の黒い半円みたいな部品を半田付け。基盤にプリントされている通りの向きで載せてけばOK。一個だけ品番が違うのが混ざっているので、一個ずつ確認しながら載せていくか、最初に選り分けとくのが吉です。

↑の3904と3906の二種類。3906は一個しかなくあとは全部3904。足を斜めにして刺す感じになるので、どうしても足が長くなりますが上にもう一枚の基盤が来るのでなるたけ低めになるよう半田付けしといた方が良さげ

③電解コンデンサの半田付け。取り付けの向きがあるので注意(足の長い方が+)。コレも一個だけ大きいのが混ざってますが、コイツをそのまま半田付けするとコイツがデカくて干渉し、上にくる基盤を取り付けられなくなりますので注意⚠️(自分はココでミスりました…)

マニュアルをよく読めば書いてある通り、こんな感じでデカいやつだけは足を直角に曲げて半田付けする。
※ちなみに自分は失敗して代替部品を使ってます。キットに付属してるやつは本来青いやつでした(時期によって変わるかも)

④トリマーの半田付け。👆の写真の青い四角のやつ×2です。調整用のスクリューが外向きになってるのが正解。

⑤基盤裏返して電源コネクタを半田付け。向きに注意(基盤のプリントにあるように切り欠きある方が基盤の外側です)

以上でボードBは一旦終了。

⑥ボードAにて、抵抗(青に縞模様の部品)だけ半田付けしたら、一旦部品を全部載せる。この時点ではまだ半田付けはしませんので注意⚠️

部品はまだ載せるだけ。LEDは向きがあるので注意。足の長い方が+です。
全部載せた状態。スィッチのボタン(頭の部分)も取り付けておく

⑦フロントパネルを被せてナットで固定する(後でまた外すので全部を固定する必要はなし)

フロントパネルと干渉しないように部品の位置を微調整する

⑧ひっくり返して(フロントパネル側を下にして)部品を全て半田付け

LEDがちゃんとフロントパネルの穴から顔を出すように位置を調整してから半田付けする

⑨一旦フロントパネルを外してボードBにスペーサーをネジで取り付ける。ピンヘッダー(メス側がボードBの前面、オス側がボードAの背面になるように)をスルーホールに通した状態でスペーサーを固定。位置を調整したらピンヘッダーを半田付けする。

スペーサー付けて、ピンヘッダー置いたら上からボードAを被せてネジで固定。
👆写真ちゃんと撮れてませんが、ジャックの下側にもピンヘッダーあります。自分の場合はジャックの端子とボードBのトリマーが若干干渉して、ジャック下のピンヘッダーがちょい浮いてました。

⑩フロントパネルを再度取り付ける。

おフランス製だけあって格好良い。ノブも良い感じ。

◎最後にキャリブレーションして終了!お疲れ様でした!

※キャリブレーション方法のgoogle先生翻訳👇

このキャリブレーションの目的は、トリマー RV1 と RV6 を使用して共鳴の VCA のオフセットを設定し、CV 信号 がオーディオ信号に漏れるのを防ぐことです。

まず、モジュールの電源を入れます。「RESO」ノブを最小 (CCW) に設定し、「CUTOFF」を最大 (CW) に 設定します。VCO (または任意の発振器、できれば方形波またはのこぎり波) を「RES CV」入力に接続し ます。「INPUT」には何も接続しないでください。

1-「OUT VAR」をスピーカーまたはヘッドフォンに接続します。

2-「OUT VAR」のVCOの音量が最低になる設定になるまでRV1を調整します。

3-「OUT LP4」をスピーカーまたはヘッドフォンに接続します。

4-「OUT LP4」のVCOの音量が最低になる設定になるまでRV6を調整します。

◎完成品はこんな感じ👇

…ちなみに自分はこんな感じで失敗しました。

デカい電解コンデンサをそのまま半田付け。。。ボード被せる時まで失敗に気づきませんでした…
半田吸い取り線とか、半田吸い取り機とか駆使するも上手くいかず…半田溶かしながらラジペンでグリグリしてたらパーツがお亡くなりに…しかもスルーホールは半田で埋まったままという最悪の状況…

…部品に関してはBOMリストとかパーツの文字情報なんかを頼りに代替品を注文。
…スルーホールの復旧に関しては👇の機器を新たに導入することで何とかなりました。

吸い取り機構は手動ですが、吸い取り機の先端がハンダゴテのようになっているので半田が溶けた状態ですぐ吸えるので楽。電動のもっと良いやつもあるみたいですが、コレで十分な気がします。
この通り綺麗に半田吸ってくれました👆ありがとうシュッ太郎…🥲

半田付け作業のコツは(ミスした時のリカバリが大変なので)ミスしないことです。良い子のみんなはちゃんと隅までマニュアル読んでから作業しましょう。
万が一、ミスした場合はシュッ太郎超オススメですよ(ただのハンダ吸い取り機はハンダゴテと吸い取り機を瞬時に持ち替える必要あって難しいのであまりオススメしません)

以上、誰かの参考になれば幸いです。

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