マッスルインバランス改善の為の機能的運動療法ガイドブックを編集して
「先生、この前教わったスクワットをやったんですが、なんだか痛みが出てしまって…」
こんな経験ありませんか?
運動指導をした時は良かったのに、それを自主トレとして継続してもらったら痛くなった。
スクワットに限らず、こうした経験は結構ありますよね。
身体機能を高めるために、運動指導は臨床において重要ですが、どうすれば効果的に実施できるのでしょうか。
その答えが『マッスルインバランス改善の為の機能的運動療法ガイドブック』に記載されています。
213種類の運動療法が代償動作も含め595枚に集約!
スクワットの目的は、「殿筋群や大腿四頭筋の筋力、持久力を高めると同時に、体幹や下肢の協調性を引き出す」ために行われます。
一般的な方法は、「両脚を肩幅に開き、両上肢は前方に水平に出して大腿部が床に対して水平になるまでしゃがみます」。
この時、代償動作を伴うと目的とする動きが正確に引き出せません。
だから、運動指導する際は
「下顎が前方に突き出していないか」
「腰椎前弯が過剰になっていないか」
「腰椎前弯が減少していないか」
「骨盤前傾が過剰になっていないか」
「骨盤後傾が過剰になっていないか」
「膝の屈曲が不足していないか」
「膝の外反や内反を伴っていないか」
「踵が浮いてしまっていないか」
などをチェックする必要があります。
もし、代償動作を伴っていたら、あなたはその原因を見つけなくてはいけません。
例えば「膝の外反を伴っていた」場合、大腿筋膜張筋の過緊張や内転筋群の過剰活動による関節可動域の問題か、体幹などの不安定性の問題か、大殿筋や中殿筋の弱化かを評価し、問題に対するアプローチを行うことで目的とする動きを正確に行い身体機能を高める必要があります。
『マッスルインバランス改善の為の機能的運動療法ガイドブック』では、身体機能を高めるために…
「過緊張筋・短縮筋」に対して関節可動域改善エクササイズを行い、
「不安定性」に対して安定化エクササイズを行い、
「弱化筋」に対して筋活性化・段階的筋力強化を行い、
「運動パターン・動作パターン異常」に対して運動パターン・動作パターン修正エクササイズを行い、
「再発の予防」に自己管理法や姿勢矯正法の指導を行う具体的方法を紹介しています。
(スクワットを含めた213種類の運動療法が、代償動作も含め595枚に集約し、身体機能を高める方法を紹介しています)
運動療法の引き出しが増えるだけでなく、「もっとこうしたらどうか…」など臨床で応用するヒントがたくさん得られます。
今回、編集員として運動が視覚的に理解できるように、「見やすさ」に徹底してこだわりました(^-^)
是非一読していただき、臨床の一助にしてください。
そして「見やすい」と感じて頂ければとても嬉しいです!
それではまた次回(*^-^*)
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