沈黙-サイレンス- / Silence
こんにちは。何日ぶりかの投稿です!
今回は『沈黙-サイレンス-』です!
親に教えてもらって知った映画で、GYAO!で配信されていたのでそれを機に観てみました。原作は遠藤周作さんで、監督はマーティン・スコセッシ監督。日本人が多く出てきますが、洋画に部類される…?ので集中して鑑賞できました。
キャストはとても豪華。九州出身の自分にとっては方言も聞けて嬉しくもありました。ですが、このような迫害を日本人が日本人に対して、あるいは外国人に対して行っていたということは事実です。
歴史の授業、中学や高校で隠れキリシタンのことやそれらに関することは学んでいるのである程度の人間はこれらのことを軽く知った状態で観ることになるでしょう。自分の記憶では「絵踏み(踏み絵)」を行いキリスト教信者を見つけ、処刑をする。なぜそのようなことをしだしたのかは忘れてしまいましたが、映像としてその様子を目にしたときは衝撃でした。
教科書で、静止画として観るだけでは伝わらないというものが、本当に映像に起こすことで感化されるなとも思いました。
後々wikiとかみて、言われてみればBGMもあまりなかったなあと、でも曲が無くても自然の音がとても効果的で、逆に良かったのかも。
本編の始まり方は、かなりショッキングなもので、神聖な山として崇められていたであろう雲仙で、熱湯を外国人(宣教師?)の肌に直にあてるという仕打ち。昔の人たちって冷酷な行為を普通にやってのけてたのが本当に恐ろしい。望んでやっていたのかは別だけれど、人体実験にしろその他もろもろにしろ、良くできるな…と、そういう非人道的な行為をしていたことを耳にしたときはあっけに取られましたね。
何度祈っても、キリストは助言をくれない。キリシタンははるばるやってきた、最後のパードレに救いの手を、地獄のような毎日に少しでも救いを求めるだけ。
信頼なんてものも儚く、異国の地で、あんなにも勇気のある行動をしていたのは、のうのうと今を生きてる自分と比べると(比べの対象にさえなり得ませんが)本当に勇気のある行動です。それが映画として後世に受け継がれていくのはほんとに素晴らしいことです。
目をそむけたくもなる内容だとしても、それはこの国の台地で起こっていたことで、隠さず、向き合っていかなければならないということを、鑑賞者は深く胸に刻んでほしい。それだけでいい。あとに残らなず知られずに風化していくよりは…。