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ダークナイト / The Dark Knight
ジョーカーに続き今回は『ダークナイト』
好きな声優さんが吹き替えを担当していたのがきっかけで観た映画で、推しが増え、沼となった映画でもあります。もう2回目です、鑑賞は。GYAO!で今(2019/11/16)配信されていたのでね、得しましたよ✌
ま、円盤買うと思いますけど、大好きな映画なんでね^^
バットマンの映画、というかDC作品を観たのもこの映画が初めてで、これが一作目だと思っていたら、バットマンビギンズが一作目のようで、でも十分楽しめました。
そしてキャスト陣も豪華すぎる…。クリスチャン・ベイルにゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン…。豪華すぎるのにもビックリしてしまいまして、内容どころじゃねえ!ってなってた(笑)監督もクリストファー・ノーラン監督で、こりゃすげぇ映画や……と、本当に(笑)
ということで、ここから内容やら気に入ったシーンとか、いつもの感じで書き連ねます。
とにかくこの映画はかっこいいの塊でしかない。一言で言い表すならね。
冒頭の強盗のシーン。スマートすぎるでしょ。リズム感良く、潔いと言っていいのか分からないが、それすらもかっこいい。
まだこのときは、ジョーカーの髪色、茶やなって思って観てたけど、仮面を脱いだときは緑に見えて、ん~?となりました(なにせ2回目の鑑賞なのでいろんなとこをさらに隈なく観ているので、そんな発見、どうでもいいような関係のないような発見も書きます)
スケアクロウ、主に前作で出演なさってた感じでしたが、今作にも。『ダークナイトビギンズ』観なきゃですね。でもまあ、ここのシーンも見ごたえは十分。なんか、でも笑ってしまった。スケアクロウ自身が車の運転をしているのがツボにはまって、ボスらしき人が自ら運転しているのが可笑しかったんでしょうね、自分のなかでね。すんません、キリアン・マーフィーさん。麻袋か分からないですけど、それを脱がされ素顔があらわとなりイケメンがそこにはいた。バットマンをからかいたかったんかなって思ったよ。かまって欲しかったんかな?
で、強盗の入った銀行で、ゴードンとバットマンの会話。「(ジョーカーは)聞き分けのきかん」的な話をしているとき、バットマンは光の速さの如く居なくなってて、棒立ちのゴードンさん。なんかここで、どっちもどっち、似てるキャラ同士やな~!って思った。ジョーカーもジョーカーで一点集中、というか興味のあるものにしか目を向けず、バットマンもバットマンで複雑なものが入り混じりながらも一途というか、似た者同士……。
ここのシーンも好きが詰まってた…。狂気さが滲み出てたし、一人で交渉しにくるあたり、もうすでに最強ヴィラン感否めん。
「裏切りものは分かる、一目でな」的なセリフとかも、良きね。そして退出の仕方も最高にかっこいい、真似したいわ。徐々にゴッサムシティでの地位を獲得していくジョーカー。常に町に蔓延る悪党たちも、彼に魅了され、悪のカリスマへとジョーカーは強くなっていくあたり、それも見どころ。
ほんと行動力が凄い、バットマンも、ジョーカーも。
フォックスにスーツを新調してもらって、ブルースが説明を受けている途中に勝手に触って、機能を作動させて「説明書を…」みたいな件、説明書があるんか…と(笑)忠実というか、現実味があるというか…(笑)
「Why so serious?」
直訳すれば「なぜそんなに真剣なんだ?」ここでは「そのしかめツラはなんだ?」
まあ、国が違えば多少の意訳も目を瞑ろう。でも、ここは有名なセリフになりましたよね。自分も使おうかな。まあ、真剣な人に茶々を入れるのはあれですけど、分かる人には分かるネタ。使おうっと(何の話だ…?)。
字幕でも吹き替えでも違和感無く、でも字幕だと役者の本気というのが犇々と伝わります。声の響きとかも全然違いますし。字幕だと空間をすごく感じられて、ゾクゾクと来ます。吹き替えはやっぱりより集中していろんなものを読み取れるようになりますね。字幕のときのセリフと吹き替えのときのセリフに多少の違いとかありますが、なんでなんでしょうね。
バットマンと接触をして、レイチェルを一時人質にしたシーンとかは特に。バットマンが「彼女を放せ」と言うと、ジョーカー、吹き替えでは「放せってのはまずくないか?」字幕では「じゃあ そうしよう」
その展開の前にも色々、口が裂けている理由、身の上話のようなものを語ってましたが「Why so serious?」のあの場面でも似たような話をしていて、どっちも食い違っているというか、ジョーカーの経歴というものはあらわとされなかった。今回のシーンではカミさんが居たような素振りでしたけど、それも嘘か真か…真偽は分からず…。
髪型を整えようとしていたのはポイント高かったすね。お茶目。
てか、ジョーカーについてばっかり過ぎるな…。まあまだ続きますけどね。
バットマンに何かスーパーな能力があるわけでもなく、実力行使というか、人間が努力すれば持てる技量を得て、それをちゃんと理解して自分の武器にして戦う姿。やはり現実味はある。それと共にテクノロジー、機械のグレードも高い。破片した弾丸から指紋を見つけるとか、強すぎ…とか思った。もしかしたら今の世の中そんな技術が既にあるかもしれないけど、テクノロジーもうまく利用しているのはジョーカーも勝ち目はなさそうだなッて…。ごめんよ。
ここでジョーカーの素顔があらわとなる。特殊メイクすげぇ…。画像はたぶんオフショット的なやつだと思うんですけど、こっちも好き。さりげなく身代わりも用意してるし、意外と計画性あるよなって思った。プランが濃密。
ゴードンさんが代わりに打たれたのもツラかったよう…。
次の標的がレイチェルだと知り、ジョーカーの身代わり(?)として捕まっていたシフを一時誘拐し、単独でジョーカーを探ろうとしていたハービー。愛するが故…って感じもするけど、良い人にも裏はある。と示唆しているかのようだった。憎しみの力は大きい。
「人が死んでいく」「僕は どうすればいい?」
「屈せずに耐えるんです ブルース様」
「憎しみには耐えられない」
「だから言ったのに」
弱みをみせているブルース。誰だってそうなるよ…。自分を責めないでほしい。軽々しく言える立場では無いけど。
自分だけがなんでこんな目に合わないといけないんだ…っていう感じなのかな。心境はあくまでも推測でしかできないけど。
ここもね~、護送車ってホント凄いなって思った。銃弾が貫通しないってどんな素材がつかわれてんのやろ…って。運転手だかハービーの近くにいた警察官だか分からないけど「バスーカー砲さえこなけりゃ…」とか言ったその矢先、バズーカーもしっかりと用意していたジョーカー。ネイティブなバズーカーを聞けて嬉しかった(?)
バズーカーを止めるタンブラーもどうなってんねん…。タイミングとか完璧すぎる…。その後、タンブラーは「グッバイ」といって自爆しちゃいましたが、かっこいい最期…。
まさか、護送車を運転してたのがゴードンだとは…全く分からんかった…。生きててよかった…。
「バットマンは命の恩人?」
「逆だよ パパが_____」
「彼を助けた」
かっこよすぎるぜ…
普通に痛そうだった。頭ぶたれ手の甲をぶたれ…。
「お前が欠けたら生きていけない」
バットマンがいる限りは、この世に自分ジョーカーだって生き続けるし、そう考えるとやはりジョーカーの起こす行動には計画性は無い。バットマンも化け物だと煽る。話術ありすぎる。取り乱すバットマンを楽しんでたな。
(6人も)
まるで君たちが殺したみたいな表情をしてたなぁ。俺が殺したんじゃない。君たちがそう仕向けたんだぜ?
ナイフで戦うのは、殺される奴の感情、最期の瞬間に本性がでるからさ。
ジョーカーとの会話に堪えたのか、喪失感のブルース。バットマンとして生きる者の使命なのか…。
レイチェルからブルースへの封をしていない手紙。ハービーの方についていくと声明文のようでもあり、遺書でもあったのか。
「傍にいるわ、親しい友として。」
これでツラさ倍増だし、この映画の登場人物って結構悲劇を味わってる人物しかいないな…。アルフレッドが先に手紙を読んでて良かったよ…。
これでハービーの憎悪は増したな…。悪への土台は完成。ハービーはある意味トゥーフェイスとして自分にとっての悪を殲滅していく…。
にしてもこれは結構衝撃的。内面(内臓)を隠す皮膚ってホント重要な役割を担ってるぜ…。ガソリンが顔に付着してたから燃えてしまうのも仕方ないが、結構不自然な火の付き方だった気が、し、たけど、まぁ、いいか。
ジョーカーは自分にとって邪魔になる存在を次々に排除していく。腹なんか空かせてりゃ、飼い犬も飼い主なんて食うさ。ここのセリフはしびれたね。お金も必要ない、目的がずっとブレないジョーカー。他の悪党と比べると確かに異常的。札束を燃やした瞬間、持ったいねぇ!!!って思ったけど、ラウもあっけなく殺してたのも忘れてたぜ…。
ゴードンは「ラウは殺すな!ジョーカーは構わん!」って言ってたが遅かった…。
「上等な悪党、俺のことさ」「俺の街だ」
ブルースは地味なランボルギーニでリース君を助けるし、てかリース君は何なんだ。何がやりたかったんだ。ジョーカーからも邪魔扱いされて殺されそうになるし。結構厄介者なキャラ。
ハンサム。
ジョーカーはどうやって毎回乗り込んでるのか分かんないけど、ハービーを悪の道へ堕落させるのに成功。どうなったのかっていうその後の描写が描かれていないから深く考えなくてもいいのかもしれないけど、気になるとこはあるね。
あと看護婦のジョーカー。好きすぎる。声音が最高に良かったんだ…。少し高めの声のジョーカーが低くしゃべる、憎しみ込めた声のあの高さ。最高。
あとで色々と調べて気づいた事だけど、自分でメイクもやっていたらしく、手元が汚れたままという…。それだけ撮影が楽しかったのかも。他の映画でもそうだったのかもしれないけど、今作はそれも感じられる。悪役っていう立ち位置のキャラだけどこれが役者魂なのか…。
ハービーの居た病室から出て、ちゃんと(?)手を消毒。かわ…。じゃなくて、手を綺麗にしながら廊下を歩き、カメラにむかって「Boom」ここも良きね。カメラ目線ってあんまりカットに入れないことって多いけど、カメラ目線であることで、映画の中の人が現実の我々に向かってやってくれている、鑑賞者を意識しているような感じ、ん~突き放してない?みたいな感覚が合って個人的には好きなんですよね~。現実味は強くなっちゃうけどね。
からの~来た!有名なシーン!!実際に爆破してるらしいですね。破片とかはCGらしいですが。まーでも今作結構こういう激しめなシーンとか他にも沢山あって、どれも実際にやってる感じもあったんで、クリストファー・ノーラン監督には脱帽…。
しかもそれだけじゃないと。ヒース・レジャーのアドリブもあると。最高が積み込まれすぎ。ありがとうございます。
爆破していく中最後の大爆発が起こらず、ヒース・レジャーは手に持ってたリモコンをぽちぽちして間を埋めたというアドリブ。爆破するだけでも多額のお金がかかってそうだし、一発本番だったのかは分からないけど、そんな撮影のなかうまくアドリブをできた彼はやはり凄いよう…。
爆発して、ちょっとビビったジョーカー。急いでバスに乗り込んで、カメラは引いていくけど、あのショット、よくよく見たらバスの後方、ジョーカーが乗り込んだ瞬間にスタッフさんらしき人が運転手かだれかに向かって手でGOの合図をして、そのあとスっと身を隠してたからスタッフさん写ってるな~って思ったのだけど、やっぱりそれが入ってても使えるショットだったんだなって。
一か八かだからね、命がけよ、映画つくるのも。
そしてついに、市民(町)を動かす。市民と囚人の駆け引きも見どころ。究極の選択というか、まあ人殺しとか犯罪を犯したのは悪いことなんだけど、人間だからね、同じ人間…。
ここで市民が爆弾スイッチを押してたら、押した人、とは限らんけど、人殺しをしたのと同じこと。ジョーカーに耐えた市民と囚人たち。だからバットマンも負けずと耐え戦い続けた。
巨漢の黒人さん、バリかっこよかった…。
(かっこいいってもう何回言ったけな)
「お前ってやつは、どうしても俺を殺せないらしいな」
「俺も お前は殺せない、せっかくのオモチャだからな」
「どうやら永遠に戦い続ける運命だぜ」
無事ジョーカーは逮捕、しかしまだ終わらない。泳がせていた(切り札の)ハービーがまだ居る。
狂気=重力
「大丈夫じゃないときに"大丈夫だ"と」
最後までハービーはコインで物事の左右を決めて、最終的には転落。愛し亡くなったレイチェルと同じ場所で死ぬというなんとも…な最期。
「ジョーカーは光を闇にした」
「奴には勝たせない」
「ゴッサムにはヒーローが必要」
「ヒーローとして死ぬか、生き延びて悪に染まるか」
「なぜ逃げるの」
「今は"時”が違う」
「彼はヒーローじゃない、沈黙の守護者、我々を見守る監視者、ダークナイト<暗黒の騎士>」
最高すぎるやろ…(語彙力)
これは死ぬまでに観るべき映画です。本当に。
光の騎士と暗黒の騎士。光は闇に飲み込まれてしまうことがあっても、闇はそうならない。ハービーとブルースのように。
ジョーカーはとにかく邪魔をされたくないし、ビデオ声明とか何かしら人を捕まえた時「こっちを見ろ」と何度か言っていたあたり、やはり自分を証明したかったのか…。町の群衆に知らしめたかったのか…。戦い方は少し卑怯な部分もあるけど、お互いに特殊能力で戦うって訳でもなくひたすらに耐える戦い、最後はバットマンがそれに勝った。
自分としてはその後のジョーカーが気になるなぁ。アーカム送りにはなっているはずだけど、続編の『ダークナイトライジング』ではもう描かれていないらしいし…。まあ、いずれ…なのかな。
それ以降、この年のアカデミー賞の映像とかも観だして、泣きました。自分のこととか、身内のことでもないけど、人って泣くんです。
今度は『バットマンビギンズ』観ようかな。シーザー・ロメロのジョーカーもジャック・ニコルソンのジョーカーも気になるけど、バットマンシリーズを今は観終えたいね。