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闘う日本人 3月 お花見

このショート小説は、約5分で読める
ほんとにバカバカしいショートショートの物語です。
毎日、日本人は頑張っていつも何かと闘っている。
そんな姿を面白おかしく書いたものです。
わずかな隙間時間に暇つぶしにでもなればと思います。
今回は3月の闘いでお花見です。年々桜の咲く時期も早くなって、今では3月の終わりごろには咲いてしまいますね。そういうわけではないでしょうが、会社でお花見という行事も減っていると聞きます。今回はその悲喜こもごもです。

お花見

「いいか、ここが我々の陣地だ。今からここを死守するぞ」

 先輩である森は、目の前に広がるその陣地と言われる場所を両手を広げて宣言するように後輩の田中に言った。そして次ぎに、持ってきたブルーシートを広げるようにと言った。

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