うげの話にならない話 #6「大縄跳びの話」
こんばんは、お久しぶりでございます。
みなさん、僕はものすごい発見をしたかもしれません。
人生を豊かにするためには、なるべく幼い頃に“あるスポーツ”を習得する必要があるというものです。
その“あるスポーツ”とは...
(ヒント:今回のタイトルを読もう!)
そう、大縄跳びなんですね。
大縄跳びには人生に必要なものが詰まっていると、僕は思うのです。
この記事を読んでいる小学生諸君!必見ですぞ!
なお、以降の“大縄跳び”は、8の字跳びのことを指します。
大縄跳びに1番大事なのは「思い切り」!
いきなり精神論かよ、と思ったあなた。
あなたは一生、楽しそうなみんなの横で指を咥えて見とけばいいんじゃないでしょうか。
ごめんごめん、言いすぎたね。
大縄跳びって、やっぱり怖いじゃないですか。
引っ掛かったらどうしよう、かっこ悪いな、みんなに責められるかな、
こんなの全部考えるだけ無駄なんです。
思い切って跳んでしまえば、何ひとつ起こらないことだから。
まずはその一歩踏み出す勇気。
その勇気があれば何にでも挑戦できるはずなんだと。僕は強く主張したい。
待てコラ、勇気があっても躓くことがあるだろ、と言うそこの君。
本当は自信が無いんじゃないのか?
自信ないな〜、って身体を縮こませてしまったら跳べる縄も跳べないよ?
結局その気持ちがあるから、いざ何かに挑戦しても中途半端になってしまうんだろ!(竹刀パシーン)
いいか!みんな!
今日はこういう回だぞ!
いやいや、大縄跳びに勇気なんて必要ないよ。
前に人について行ってポンポンポーンと跳びゃあいいじゃないか。
そう思った君!
親に感謝しなさい!!!
君は勝ち組だ!!!
そう、世の中にはさまざまな才能があって、その中でも「リズム感」というのは結構優位な才能だと思うんです。
リズム感というと音楽に関わる人たちしか使わないじゃないか、そういう声もございますが、
次の拍が来るタイミングを捉えられる、これすなわち空気を読むことにつながるのではないかと。
声を、大にして言いたい!!!
大縄跳びに無理なく入れるのであれば、きっとメンタルも強かろうし、多人数の会話でも気持ちいい相槌とかできるんだろうな、恐らく。
その天性の才能を大切にしてくれ!
そうやって、お前は一面的にしか物を見れないから成長できないんだ!(自分に竹刀パシーン)
大縄跳びは跳ぶだけが仕事じゃないです。
回す人!回す人も重要、なんなら最重要!
回す人は体が大きい方がいいので、小学生だと背の高い女の子がよくやっているイメージですね。
回す人って跳ぶ人が跳びやすいようにするし、スタミナも必要な縁の下の力持ちなんです。
そんな女子、普通にしてても人気だろ!!!
一輪車上手いだろ!!!
かわいい文房具好きだろ!!!
中学上がっていろいろな運動部からスカウト受けるけど吹奏楽部入ってフルート吹きたいけど自分は身体大きいし...って思って結局トランペットかなんかに落ち着いて楽器のキーホルダーのガチャガチャがあったらトランペット出るまで回すだろ!!!
そうだろ!
なぁ!!!
取り乱しましたけど、ここまでが大縄跳びの光の部分。
実は大縄跳びを習得した方がいい理由のほとんどは大縄跳びの闇に飲まれないためなんです。
それがこちら。
“ミスが露骨に自分の責任になる”
これです。
ほんとに思いますもん。
大縄跳びなんて小学生にやらすな、って。
こんな残酷なチームスポーツあります?
球技とかって決定的なミスがあっても、「周りがアシストできなかった」みたいな仲間の過失が0.1%でもあるじゃないですか。
大縄跳びって無いんですよ。
体育の授業って上手くできた子が褒められるじゃないですか。
大縄跳びって無いんですよ。
跳べることが前提で引っ掛かったら連帯責任で0になるんですよ。
減点方式、連帯責任、ミスした人間の晒し上げ。
全ハラスメントが詰まっている!
ダメ!こんなのやるな!
大縄跳びでミスして、その後の人生の中で全力で笑えるわけないだろ!
だから意地でもみんなは大縄跳びで引っかからないように頑張ってほしい!
以上、小6のクラス対抗大縄跳びで3分間で3回引っ掛かったおじさんからの忠告だ!
生きるって本当に難しい!
CAN MAKE TOKYOの提供でお送りしました。
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