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2021年度薬ゼミ全統II(247回) 雑感(必須問題)

必須に加えて全体の雑感もこちらに書きました。

模試は大学や地域によって受ける日時が違うようなので、Twitterを避けてこっちで書いています。ということでネタバレ注意です。

また、あくまで独断と偏見による雑感であることをご容赦ください。何かあればコメントかTwitterのほうでよろしくお願いします。

全体としてはとにかく理論①のインパクトが強く…物化生が難しい上にとにかく時間がない(あと法規も地味に難しい気がしました)。考えさせる問題は大事だと思うんですが、あまりに多いと今度は時間制限によって考えさせなくする問題になってしまう気がします。

そして何気に難しい必須。これは足切り食らっても切り替えていった方がいい気がします。あとは理論薬剤が前回難しすぎたからなのか簡単になってたり、理論病態が普通に難しいとか、実践は全体的に前回並み~やや易しめなのかなー実践薬理は今回も今の国試ほど複雑じゃないなーとかいろいろ思いつつ、個人的にはやっぱり理論①に印象も点数も全部もっていかれました。

必須問題

◆物化生

そこまで変なのは無かったような。11のナイアシンの前駆体は構造から推定できないので、完全に暗記するほかないと思います。

◆衛生

17. こういう法律でまとめた問題は国試でも出る傾向にある気がするので、気を付けたいところ。

19. 何かわかんなくても構造見て答えられるようにしたい問題。

23. 印象と違いやすいので気を付けたいポイント。

◆薬理

31. カルテまだ見れないんですが、これの正答率が気になります。

35. 補酵素の時点で1か2に絞られて、1は巨赤芽球性貧血だと覚えてれば選べる問題。直で選びに行くのは難しめな気がします。

40. 抗菌薬系の薬理は出る場所が少ないので優先度低くていいと思います。ましてアモロルフィンなんてマイナーだと思うので…。

◆薬剤

41.吸収を担うトランスポーターなので管腔側です。

45. 負荷投与量の式を忘れていてもD/C₀=Vを覚えていれば求まります。

46. 蓄積率の式より意味を理解しておきたいところ。まず半減期=投与間隔のときに蓄積率2であることを基準に考え、間隔が12hだとトラフがちょうど32μg/mLになると考えたら答え(下回るもの)は1しかないです。

48. リネゾリドとテジゾリドは腎外BAが高く、腎機能の影響が少ないのが特徴。中でも腎機能に関わらず使えるのを売りにしたのがテジゾリドです。

49. 構造を知っていれば解ける問題。薬剤と化学は構造を知っているか否かでやっぱり結構違ってくる気がします。

50. Maxwellモデルが直列で応力緩和、Voigtモデルが並列でクリープからの回復をそれぞれ再現します。

51. ホフマイスター順列はメカニズムいまだに良くわかってないことも多く、丸覚えなのが個人的にはしんどいです。

55. チュアブル錠・バッカル錠・トローチ剤はすぐ崩壊すると困ることに気づけば、崩壊剤が入っている今回は誤答だとわかります。あとはエリキシル剤がエタノールなのを知ってればOK。

◆病態・薬治

59. SLEの場合は白血球にも抗原抗体反応が起こります。また抗原抗体反応は補体も関与するため、補体価は低下してしまいます。

61. Na利尿薬はNa⁺が細胞内に行かなくするので、細胞のNa⁺を上げるためにNa-Ca交換系が血管側で働き、そのためのCa²⁺が尿から取り込まれる…というのはわかるんですが、アセタゾラミドが逆になる理由がよくわかりません。教えていただけると幸いです。

64. 副腎皮質腺腫というところがポイント。

◆法規

75. 毒薬・劇薬でも14歳未満の場合は本人にしか販売できません。

78. 5は間違えやすい気がします。

◆実務

84. 横紋筋融解症というとテオフィリンは忘れがちなので注意したいところ。

85. 国試過去問にありましたが、こういう丸覚えの形式では出ないと思います。

87. 次亜塩素酸Naは重要ですが、次亜塩素酸水は色々とデータに乏しい所があるので、国試では出ない気がします…。

88. 2が結構マニアックな気がしたり、正解を選びにくい気がします。

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