2021年度薬ゼミ全統I(246回)雑感(実践3)
模試は大学や地域によって受ける日時が違うようなので、Twitterを避けてこっちで書いています。ということでネタバレ注意です。
また、あくまで独断と偏見による雑感であることをご容赦ください。何かあればコメントかTwitterのほうでよろしくお願いします。
ちょっと忙しくてめちゃくちゃ遅くなりましたが実践3の分です。もはや問題を覚えてません。自分の復習も兼ねて。
実践病態
286. 早速解説不要なような。
287. 抗精神病薬と体重の関係はわりとよく問われてる気がします。リチウムの重篤な心疾患に禁忌も覚えておいたほうがいいかも。
288. ビスホスホネートの服薬指導は独特の服用方法だけでなく不規則処方である点も気を付けたいところ。
289. P1NPについてはプロコラーゲンが血中に出てくる→コラーゲンが生成されてる→骨形成マーカーと判断したいところ。
290. Caと副甲状腺の関係はシンプルながら、こう出されるとごっちゃになりがち。
291. 水が浸透圧で動き、他の小さいイオンは拡散するという動きの違いを混同しないように注意したいところ。
292. 口すぼめ呼吸は要チェック。他の4つはメカニズムから理解しておきたいところ。
293. 禁煙療法や舌下免疫療法はそろそろ出てもおかしくないような気がします。どれも基本的な注意点なので国試までに押さえたいところ。
294. 4を選べなくても他で正答したいところ。SGLT2阻害薬によるDKAは血糖排泄↑→糖新生↑→ケトン体産生の流れがインスリン不足などで亢進すると起こります。
295. シックデイについて。4がなんとも微妙な選択肢ですが、他の正誤は判断できるようになっておきたいところだと思います。
296. タクロリムスは免疫抑制剤なので、外用剤でも2歳未満は使えないという縛りがあります(小児への適応も大変だったとか)。それを知っているかどうかの問題。
297. ある程度感覚で選べる問題。皮膚刺激の強いものは原則やめましょうという話。
298. 閉経後だとホルモン誘発させても意味がないという話。
299. アブラキサンは今年供給が話題になったものの、昨年度出ているのでどうなるやら。問題自体は製剤の特徴を知っていたら答えられます。
300. 医薬品情報の話は対策しておけば安定した得点源になるので押さえておきたいところ。異質性だけやや発展的かも。
301. メタアナリシスについて。システマティックレビューとごちゃごちゃにならないように注意。
302. 医薬品・医療機器等等安全性情報が何か、だけ知ってても答えられない問題。様式を見たことがある人は答えられたかも。
303. 引っ掛けが多いので気を付けたい問題。3は少し難しいような。
304. 3が決め手に欠けても他で答えたいところ。
305. 正答の4は結構マニアックな気がします。
実践法規
306. 選択肢が基本的なので答えられるようにしたいところ。
307. 薬歴開示は過去問でもあったはずなので、過去問やってた人は出来る気がします。
308. 義務化されたフォローアップ制度について。来局間に行うだけで基本的にやることは変わりません。
309. 準言語について…と言われても。薬学という観点からは難問だと思います…。
310. 感染症対策の基本問題。
311. 1,4はコロナ関連で出てもおかしくはないと思います。なるべく正答から当てに行きたい問題。
312. 先発後発の切り替えはちゃんと答えたいところ。
313. 薬剤師の法的責任については何となくですがそろそろ出そうな気がします。出題委員に弁護士の赤羽根先生もいるので。
314. 再評価と再審査を混同していなければ正答が選べる問題。
315. 医薬品回収については次回国試で最も出かねない範囲なので、しっかり知っておきたいところ。
316. 処方箋医薬品の例外的扱いについては結構注目されるので、知っていた人が多かったのではという気がします。
317. 被包に定められている記載について。薬袋の記載事項とかと同じく忘れやすい範囲な気がします…。
318. 正答を選びに行けますが、2と4に関してもチェックしておきたいところ。
319. 4が高度すぎる引っ掛け。2よりは優先して4,5を選んでしまった人が多そう。
320. オピオイドの基本的問題。1つくらい分からなくてもなんとかなるようになってます。
321. 5の期間をきっちり覚えていたら、2~4が基本的なので正答できるはず。
322. 変更調剤は問われやすいので押さえておきたい問題。
323. マイナンバーカードによる確認は新しすぎて出ないかも。あとは基本問題。
324. 1がマニアックなこと、2を切るのが相当難しいことから正答率が低くなっていると思います。3~5のみ押さえておけばいい気がします。
325. 4が明らかにヤバいので問題は簡単ですが、他の選択肢も押さえておきたいところ。
実務単問
326. 略語はちゃんと意味を知っておきたいところ。問題自体として問われなくても略語の意味を知ってることで答えられるものはいっぱいあります。
327. 難問。1,3,4が何だこれって話になった人が多かったのでは。アズレンの構造を考えると2は切れて、むくみの機序を考えると5は切れるのですが…。
328. 薬剤師法に書かれてなくてもほぼ薬名を記載するので、あんまり問題としては出ない気がします。
329. エロビキシバット食前は昨年度国試のビラスチンのように狙われるかもしれません。
330. 計算するだけ。
331. 解説の解き方は丁寧なんですが桁を間違えやすくなる気がします。%は100mL中の割合なのでそのまま逆数を掛ければよく、0.05%→原薬は1/2000だけ入ってるので0.75*2000=1500mL=1.5mLとして構いません。
332. ジアゼパム換算はクロルプロマジン換算やオピオイドスイッチングと同じように出てもおかしくないので、慣れておきたいところ。
333. 若干歯科医療の範囲なので難しい気がします。抜歯の時はビスホスホネート製剤は中止して時間をかける、くらいの認識でいいのでは(国試でも出しにくいと思います…)。
334. 結核の維持期の治療は落とし穴かも。
335. スボレキサントが3A4の強い基質であることはかなり大事。
336. 感覚で正答を選びやすいものの、無機化合物の機序は落とし穴になりがちなので注意したいところ。
337. RASに問題があるのでEGFR阻害薬の代わりにVEGF阻害薬を使おうという話。
338. エムタンシンの部位は微小管結合に関わるので末梢神経障害に関連してきます。重合阻害である点にも注意したいところ。
339. 抗菌薬投与の注意点を集めた問題。国試にも断片的に出てくるかもしれません。
340. molとmEqの計算さえ合えば解毒法を当てるだけ。
341. インスリンは何のために投与されているのか?が分かっていれば特に問題ないような…の割に正答率が低いのは投与量が違ったからでしょうか。
342. 感覚で当てに行ける問題ではあるものの、1,3,5はしっかり押さえておきたい気がします。
343. 腎機能とプレガバリンのことを知っていれば問題ないはず。知らなくても眠気がプレガバリンの副作用と知っていれば解けるようになっています。
344. OTCは種類が多く正答率が国試でも低いですが、問題になる成分はかなり限られるので、そこを押さえていくと正答できるようになっています。
345. 4のヒゲナミンは規制物質になって比較的新しいこと、ステロイドは外用なら使えることがポイント。