読解の重要性

U.K.です。
今回は読解の重要性について書いていきます。

「小論文」の問題の中には、小論文の問題というよりも現代文の読解問題であることも多いです。「下線部aとあるが、筆者はなぜこのように考えたのか」とか、「下線部bとはどういうことか」といった問題が典型です。小論文は本来自身の考えを根拠とともに論理的に述べることを求められるものです(詳細は今後書きます)。にもかかわらず、このような読解問題が出題されるのはなぜなのでしょ
うか。

答えは、出題者が受験者の読解力に疑問を持っているからです。
「以下の課題文を踏まえてあなたの考えを述べなさい。」という出題がされたとき、課題文をふまえて自身の考えを述べるにあたって課題文に示されていることを正しく読み取れていなければ「課題文を踏まえた」考えを述べることは不可能です。
たとえば、友人と明日はどこに遊びに行こうかを相談しているときに、「明日は雨だから、屋内で遊びたいね。どこにする?」と聞かれたにも関わらず、「じゃあ海に行こう!」という返事は成立していますか?「人の話聞いてる?」となるはずです。そう!まさに、「人の話聞いてる?」です。きちんと議論の前提が理解できていなければ適切な解答を期待することはできないのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?