IELTS7.5の弁護士が、難化の続くTOEICに13年ぶりにぶっ込む話②
1 TOEIC学習ー序盤ー
前回記事記載の経緯により、実に13年ぶりにTOEICを受験することにした僕ですが、個人的には、イギリスでの生活において最も苦労があったリスニングをガッツリ鍛えたい、という思いが強くありました。
しかし、DLしたSantaをやると、一番最初は、確かL460に対してR430(うろ覚え)などとなっており、いずれにしても、リスニングに比べてリーディングの方がだいぶ想定得点が低くなっていました。
この点、「分析」内で990点ユーザーの人の正解率との比較を見ると、リーディングのどのパートも自分の正解率の方が上と表示されているのですが、その割に想定点数は上記の通り低くなっている一方で、990点ユーザーより正解率が高いのはPart4のみ、という状態のリスニングは点数が高く出ています(なお、この
グラフは、その後スコアが伸びて、L470R450になったときのものですが、大きな傾向は変わりません。)。
アルゴリズムが分からないので、Santaの想定点数は一旦置いておくとしても、リスニングに比べるとリーディングで高得点を取るのは難しい、という話は随所で聞くため、引き続き金フレを回す傍ら、文法・語法の知識を補充すべく、Part5/6対策に乗り出すこととしました。なお、Part7については、自分はIELTSのリーディングが結構得意だったので(最高スコアは9で基本的に8.5以上)、この時点では、それほど対策の必要性を強くは感じませんでした。
ーでる1000降臨ー
金フレによってすっかりTEX加藤先生の信者になった僕は、ネットで色々調査を始め、TEX加藤先生の書籍である「TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問」(以下「でる1000」)がPart5対策のバイブル的に扱われているのを知って、即購入しました。若干出版年が古く(2017年)、ますます難化しているらしい直近の傾向にマッチしているだろうか、という不安はあったものの、TEX加藤先生信者ですので、そんなの関係ありません。
早速でる1000をゴリゴリ進め、随所に溢れ出るTEX加藤先生節を十分に味わいながらも第1章の品詞問題を解き進めていきました。
ー公式問題集との対決ー
元々、一般的に試験対策上は、早急に公式問題集をやって自分の実力を客観的に見る必要があるぞ、と思っていたところ、2024年10月6日は日曜日で時間が取れたので、その少し前に買っておいた公式問題集11を、時間を計りながら解いてみることにしました。
今回はまずはtest1のみに取り組むこととし、13年ぶりにガチでTOEICの問題と向き合うことへの緊張感はありつつも、2時間の旅へと出かけました。
そうしたところ、確か最後1−2分余っていたと思いますが、
L 98/100
R 96/100
という正解数で、これをTEX加藤先生のブログ記載の数値に当てはめると、
L 495
R 480
になりました。想定外の高得点です。
※以下のページを参照しております。
https://blog-imgs-173-origin.fc2.com/t/e/x/texkatotoeic422/20240717195841936.jpg
目標点数の設定
この頃には、様々なリサーチとSantaでの学習を踏まえ、「自分が最後に受けた頃(2011年。旧形式。)に比べるとTOEICはめちゃくちゃ難化している」「その中でもTOEIC満点を取得するのは鬼のように難しく、相当な勉強量を注ぎ込まないといけない」という現実をしっかり直視していたので、IELTS学習と留学で英語力が当時と比較して大幅に伸びているとはいえ、満点は流石に厳しいので現実的には950点くらいを目標にするべ、と思っていたのですが、存外の点数が取れてしまいました。
ただ、巷で言われているように、Rではかなり時間に追われるため、相当高い集中力を保ち続ける必要があり、めちゃくちゃ疲弊しましたし、やっぱり解いてみると勿体無いポカミスもありました。
また、自宅でイヤホンつけて落ち着いて音声聞けた上での点数だったので、音響が悪いこともある本番に比べると良い環境だったな、という気もしました。
加えて、ここから本番までに底上げするにしても、そもそも帰国した真の目的である家族のケアや、仕事関係でやることもあるので、勉強に割ける時間も限定的ではあります。本番での難易度のブレもあるでしょう。
そこで、目標点としては、そりゃ満点だったら嬉しいけど、公式問題集11のtest1で取れたのと同程度として、
970点くらい
とすることにしました。目標の上方修正です。
2 TOEIC学習ー中盤ー
さて、目標点が(ふんわりととはいえ)決まったので、何となく気合いも入りました。
何やかんやと忙しくしつつも合間にでる1000やSantaをやり、あんまりfamiliarではない単語が出てきたら金フレに戻ってみたりしていたのですが、そこで気付いたこととしては、
「金フレの見出し語以外の派生語や類義語、supplementめっちゃ出るじゃん」
ということでした。
よく、「金フレを完璧にして800点〜取れた!」というようなブログ記事等を見ますが、見出し語のみならず、上記のような部分も含めて完璧にしていれば、900点は余裕で狙えそうに思います。それくらい、金フレの完成度は高いです。TEX加藤先生恐るべしです。本当に神です。TOEIC受験生は金フレを隅から隅までしゃぶり尽くすべきですね。
ー速聴力で鬼の音読ー
Santaをこなす中では、割ととっつきやすいということもあって、リスニング対策としてPart2をやりまくっていたのですが、Part3/4をやってもあまり間違うことも少なくなってきており、他方で上記の通り元々リスニングに課題を持っていたので、もっと上のレベルまでガッと上げてリスニングは余裕を持って満点取れるようになりたいな、と思うようになりました。
実はIELTS受験時代に、BBC Learning Englishの6 minutes Englishというものをしつこくシャドウイングしたらリスニングが爆伸びした、という経験があったので、今回もそのメソッドを再現すべく、スクリプトを踏まえて声に出して読む系のTOEIC教材はないかしらんと色々探したところ、駒井亜紀子先生の書かれた「TOEIC L&R TEST音読特急速聴力をつける」(以下「速聴力」)が目につきました。武田塾のYoutube動画で紹介されていたことがきっかけだったと思います。
速聴力は、Part3/4の一つの問題をなんと最低でも25回音読させるという実に体育会系な作りになっており、駒井先生の美しさとそのストイックさが素晴らしいハーモニーを奏でているので、10月19日に購入しました。
また長くなってしまったので、一旦ここで切って、また続きは次の記事にしたいと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?