うふうさぎになった日①
今日は11月1日
蠍座新月
ふと一年前の記憶がよみがえって
辿ってみたくなった
ただいま
ふと
そんな言葉が頭をよぎる
妙なこっぱずかしさの中
ひらいたブログ
そこには
右も左もわからないけど
精一杯生きている
うふうさぎがいた
わたしから
うふうさぎになった日
あの日々があったから
私は今もこうして
生きている
あの日々が
私をここまで
連れてきてくれたんだ
はじめて
自分の気持ちを綴った日
あの頃
感じた想い
葛藤
失望
願い
そして
祈り
それが
今の私の原動力だ
あの頃の自分に
伝えてあげよう
今も
ちゃんとした大人には
なれそうにないけど
どんどん
できないことも増えてゆくけど
どうしようもなく
逃げ出したい衝動に
駆られることもあるけど
今日も
精一杯
私は私を生きている
いってきます
私に帰る場所
ありがとう
バイバイ
またね
笑顔で手を振りあおう
さあ
明日が待ってる
・・・・・・・・・・・・・・
少しだけあの頃の
【うふうさぎになった日】
にお付き合いいただけたら
うれしいです
(うふうさぎは
今は障がい者施設で働いています)
・・・・・・・・・・・・・・
今私は
高齢者施設で
相談員として
仕事をしている
飽き性な私
奇跡的
3年が過ぎた
入所者様に
認知症もなく
意識はしっかりしていて
会話も問題なくできるのに
頸椎損傷で
首から下は全く動かない
完全麻痺の方がいた
たくさん会話した中で
色々仕事をして忙しかったこと
色んな所に旅行もいったこと
家が今どうなってるか心配など
色々お話をした
何か楽しみを
みつけてあげたい
そんな思いで
私はたずねたことがあった
何かこれからしたいことある?
どうにか生きがいを。と
彼女は笑って
そうやね~
と笑顔で話してくれた
あの時
私はなんて
酷な質問をしてしまったんだろう
もう一度
動きたい
これしかないではないか
動く
これがどれほど尊く
幸せなことなのか
あの時の私はわかっていなかった
頭でわかっていても
全くわかっていなかった
無くして
初めてわかる幸せもある
無いから
不幸だと言うことはない
むしろ
本当の幸せに気付けるかもしれない
彼女はなぜ笑えるんだろう
自由ってなんだろう
不自由ってなんだろう
この年になっても
未熟な私には答えなど
到底出せそうにない
ただ
同じ目線にはなれなくとも
上辺だけの
わかったふりや
正しさを
これ以上振りまかずに済んだだけ
まだましかもしれない
彼女は状態が悪化して
今病院にいる
そんな彼女が退院して
再び帰ってくる
私の言葉には
体温が乗っかっているだろうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?