見出し画像

とある晩のTweet【muzieの呪縛②】

↑前回の投稿を踏まえて続けますのでお目通し下さい、でないと何のこっちゃかさっぱりの内容になります。それでもめんどい人向けの要約は「muzie時代ばかりやたらもてはやされてると思い込んでる哀れな音屋が何か言ってる」です。


ツイートその⑥

言葉がつい強くなってるので一応念を押すと、俺なんぞよりよっぽど頑張ってよっぽど苦難を味わってよっぽどやり場に困るイライラに耐えてそれでも前向いて努力してる人類が圧倒的に多いのは分かるぞ!こんな所で発作的にぶちまけてる駄目な大人よりお前らはよっぽど凄いから自信持て!
(1:40 2024/05/14)

↑ぶちまけた事に対する後ろめたさでしょうか、苦し紛れの呪い散らしの言葉で連投を締めくくってます、滑稽でワロタw
でもまぁ、事実と言えば事実です。自分ばっかり不幸だ、自分ばっかり憂き目に遭ってると言ってる時点でそれは甘え。もっと過酷な環境で理不尽な目に遭って死ぬほど努力を重ねてきた人間に対する敬意は忘れちゃいけないという自戒も込めています。なんせ今まで散々人に対し呪いの言葉を吐いてきた自覚が有るのでこれ以上業を重ねたくも有りません、だいぶ手遅れ感有るけど。



連投ツイートはここまでですが、リスナーの方から意見・励ましのお言葉も頂いてますので、それに対する返答も記してみます。

返信ツイート


ありがとうございます、「推しの威を借るオタク」の構図の様そのもので私自身は乗っかっただけの非力者です、感謝しつつも純粋に自分の力で勝負できるよう努めます
(16:21 2024/05/14)


とあるにじさんじライバーに間接的に提供させて頂いた曲をはじめ、VTuber(特ににじさんじ)関連のファンアート(というと聞こえはいいがやってる事は楽曲の非公式リミ=Bootlegや音MAD兼サンプリング多用楽曲)を定期的に作っているのでそこから知ったという方も近年いらっしゃるようです。上記の通り、確かに「ハマるくらい面白いと思わなければそもそも作ろうと思わない」のは事実として、”結果としては知名度に乗っかった”事に変わりは有りません、非常に狡い考え、せめてもっと基礎的な技術を磨いてからやったらどうだという自責の念に常に追われています。


ありがとうございます、強みなのか否かはさて置いても、周りに遅れを取った技術面に没頭するあまり「音楽そのもの」が劣化していった事実は直視してどうにかしないといけない点は痛感しています
(16:16 2024/05/14)


↑おそらく一番長年聴いてくださっていた恩人とも言うべきクリエーターさんに対する返答なだけに、端的ながら感謝と葛藤が一番ごっちゃになっています。前回書いた通りの内容です、技術面をどうにかしようと悪あがきを続けてるうちに「音楽性がどっか行った」のは自他ともに申し訳ない事態です。ちなみに完全では無いとはいえ、技術面の一部はPC増強という基本、Ozone11やSpire、SSL製VSTなど逆張りせず世間の評価が高いVSTの導入といった「正しいお金の使い方」であっという間にどうにかなってしまいました、散財の方向性を見定めるのも努力の一つ、それをせずに時間や労力・気力が足りない足りない言うのこそ劣化を招く怠慢です。


ありがとうございます、たしかに大事な遺産の反面、「みんなあの時の亡霊を見ていて今の自分は死んだものとされている」という強迫観念に追われてます、超えないと
(1:10 2024/05/14)


↑最近特に実力を伸ばしている同ジャンルのクリエーターの方への返答です。死とか亡霊とかそうやってまた不吉な言葉を並べるんじゃないよ、実際それくらい追い込まれてるのはその通りです。一方で大事な遺産とか超えないととか言ってる辺り、まだどうにかしようという展望ややってきた事全部無下にする(=それは今まで聴いてくれた方々にあまりにも失礼)のもなんか違うという感覚(未練?)は残ってるのでプラスに生かそうと思います。思うだけじゃ駄目だからな?


こうも激励してくれるのは本当にありがたい事なんだ、恥ずかしい話複数の縛りでやれる事の限界や伸び代の無さを痛感する機会が多くなると、君だけに限らず「活躍が目覚ましくて眩しい人達」を見ると、対比して自分があまりにみっともなくて手放しで応援したいのに目を逸らしてしまう事が多々ある↓
(16:26 2024/05/14)

↓(これが災いして前は普通に関われてたつもりなのに怖くてミュートや意図的にフォローやリリース・イベ情報避けてしまってる人すら居る) 過去の小さな成功体験や失敗を言い訳に選択を誤った結果の姿です、でもせっかくここまで指摘して貰えたらもう少し己を改めてみたくなるよ、ありがとうございます
(16:32 2024/05/14)


↑ここ数年で交流が多いクリエーターさんの中でも特に自らが扱うジャンルと作品への芯の強さ、有言実行度の高さで目を見張る恩人に対する返答。
その方の紆余曲折からの邁進が私自身の10うん年分の苦労を一気に凝縮した経緯(なおそこから昇華させた実績は海外リリースやイベント主催、果ては渡欧してのイベント出演という私が一生分かけてもたどり着けない偉業)を知っているがため、また頂いたリプライに大事な言葉がたくさん詰まっていたために返答の重みが増してます。
正直「活躍が目覚ましくて眩しい」「目を逸らしてしまう」は、最近どころかmuzie時代からずっと有りました(実は同じmuzie発のアーティストさんでも、そういう理由で未だに「避けている」方が何人かいます)。自分が清貧や制限を言い訳にしてる間に伸びてる人はしっかり伸びていた、なのに変に逆張りを続け自分の世界観に固執した結果、学ぶべきを学べずにここまでずるずる来てしまった、せめて自分の世界観に固執するなら先述の通りもっと機材やら導入物の下調べやらどうして本気でやらなかった?
余程特殊な事例(後述の生成AIとか)で無い限り、創作や発信の世界に限らず、実力で何かを成す世界に年齢も年数も関係無いのは百も承知、返信をくれたひとまわり近くも若い彼はそれをしっかり成し遂げた人間です。
今から自分がそうなれるとは思わなくとも、得られるパワーはしっかり得ないと申し訳が立たない気がしてなりません、僻みや妬みはもう流石にたくさん、彼に限らず目を逸らさずに眩しい方の活躍を見て学んだ方が良いに決まってるので。


連投を振り返ってふと気付いた


ここまで「muzie時代は呪い」と散々言ってます。たしかにそうなのでしょう、今の自分より「昔の自分」が謎に評価されてるのは普通に悔しいし、今の自分が色褪せてるという事実に他ならないので。

ただ、怒りが収まって冷静に今一度考え直してみると、「果たしてそうだろうか?」

質は酷かった、ジャンル通りに正しく作れているかも怪しかった、muzieより後もそれはコンプレックスとして付きまとった。
しかし
「ただただ作るのが楽しかった」「たとえ酷評されようが世に出してみたかった」「それもめちゃくちゃな数出した」
そのおかげで
「聴いてくれた方が居た」「創作という行為が当たり前になった」「元来引っ込み思案気質のはずが”何かをやってみよう”というチャレンジ精神だけはなぜか身に付いた」
呪いとか言いながら、あのmuzie時代が無ければ、楽曲提供やイベントはおろか「受け身で一生を終えるだけの人」になってたのかもしれません。だとすると、以前書いたかもしれない、職も失い疾患も酷くなった2016,2018辺りに本当に自殺という最悪の選択を選んでいたかもしれないと思うと、呪いどころか「助けてもらった」と本当は感謝しなければいけないはずなんですよね。
加えて、自分の世界観に固執した癖のおかげか、良くも悪くも没個性化を奇跡的に避けてこられてたのも有るんだと思います、どちらかと言えば2024時点で特にイラストの分野で生成AIが悪い意味で猛威を振るってますが、これがいつ音楽制作に牙を向いてくるかも分からない、しかしこの「癖」がAIに簡単に飲み込まれないという自信は何故か不思議とあります、そんだけ「癖」をみっともない思いしながら積み重ねてきたので。
ただ、今の「己の強みが分からなくなりどんどんテンプレ化していっている」制作スタンスのままではそれも危うくなってくるかもしれません、古き良きとか都合良い事言わずにアップデートは必要に応じて積極的にしてくべき、というかAIだとか他者の作と比較とかぶっちゃけどうでも良い、今一度、それもせっかく他のクリエーターさん方に(まだまだ及ばないとはいえ)徐々に技術が追いついている今のタイミングであれば過去の評価とかどうでも良くなるくらい自分が作りたいものをちゃんと見定めて作ったら良いじゃないか、と思う次第です。


結論:「呪いにしたくないなら文句言ってないで早く行動に移せ」


アンガーマネジメント惨敗連投→冷静に再考の結果が結局これでしたw
「muzie時代のヤツ」への鬱憤を初めて吐き出せたことそれ自体は良かったと思ってます、が吐き出したおかげでもはやどうでも良くなりました、それが気にならなくなるくらい好きだと思えるものを作れるときに作れば良いだけの話でした、そもそも誰かの迷惑になるわけでも無いんだから。勿論「技術にとらわれ過ぎず」「作風を疎かにし過ぎず」はごちゃごちゃ考えた結果せっかく辿り着いた暫定最適解なので大事にしてこうと思います。これからせっかく「何か」が控えているのだからこれ以上ぐちぐち考えてるのももったいない、人生は有限だ。

無理し過ぎは良くないけど、せっかく出来る力が残ってるのであれば、私だけじゃなく、なんかやろうと思っても過去のしがらみがとか超える自信がとか言い訳しちゃってる人類みんなやれる事をやろう!後悔するなよ!
躁鬱振り返りらしく躁鬱が抜けきってない纏まりのないまとめでしたが、ちょっとすっきり出来たのでここらで終わっときます、前回最後にも書いた通り、昔からご愛顧いただいているリスナーさん・何らかのきっかけでしてっくれたリスナーさんは今後とも是非よろしくお願い致します。