膝から崩れ落ちた。

今から十年ほど前、「眠りながらタバコ吸って、会話して戻るの辞めなよ。危ないし、昨日、夜中にタバコ吸いに起きてきて、リビングで話したの覚えてる?」と言われた。

全く覚えていなかった。

「うとうとしながらご飯食べるも辞めて」

知らなかった。
そんな事になっていた事。
カレーを食べながら、カレーに顔から突っ込んでいた。

そして、病院へ。

以前から睡眠に対して、眠ったら朝起きれないという恐怖心があり、いつも起きてるうちに、間に合ううちに前乗りする生活を続けていた。

必ず沿線の始発駅に家を借り、駅員に起こしてもらう毎日で、帰宅するとできる限り早く寝て、夜中に起きて、始発で向かう。
扉の前でうずくまり仮眠、毎日、一番に出勤してきた職員に声をかけてもらう。
二度寝したら間に合わないとしか思えなかった。




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