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Parsecを仕事でつかう方法(工事中)

導入

Parsec (パーセク)
https://support.parsec.app/hc/en-us からダウンロードする。
仕事の場合  Individuals(Warp) もしくは Teams  
(大規模企業=Enterprise)。
Free は色問題、セキュリティ問題があるので仕事では使えない。
Free版は個人的な使用用途に限定されているようで、
仕事で使う場合のライセンスは Individuals以上のエディションになる。
※パワーがあるPCを複数人で使ってゲームをするといった用途が
「個人利用」で想定されているんだと思います 。

FREE版は4:4:4Colorモードが使えない制限が掛っている
(選択はできるかもしれませんが現実には掛っています)
色が圧縮されて送信されます

4:4:4 colorはFREEでは制限されている
ペンタブの傾きや筆圧がサポートされないという違いも


情報流出したりハッキングされると仕事では絶対ダメなので
適切な設定、運用ルール、管理責任者が必要 。

◆ ログイン時、2段階認証設定推奨 

Google Authenticator等の
2段階認証用トークンソフトウェア
※スマホアプリ  
でログイン時 パスワード以外の認証が必要にすると良い
Andoroid ,Apple 両方対応のアプリ 



管理上フルログが必要ならEnterprise一択。

名称・価格・サービス内容は将来変更される可能性あり

Teams契約は接続時のセキュリティが高くなる。
のでお勧め。個人事業主の場合、クライアントから指定が無ければ
Individuals で可。ここでは主にゲーム開発、映像製作に使うことを前提で話を進める。

ホスト(接続先PC)にEDIDドングル(ディスプレイエミュレータ)を挿す
※GPUの機能はモニタがつながれていないと正常に働かないので実際のモニタかドングルを挿す必要がある。接続元PC(クライアント)と接続先PC(ホスト)のディスプレイ解像度が合ってないとParsecが不安定になりやすい。接続が頻繁に途切れる場合、解像度をフルHD(1920x1080)程度まで落として接続し、環境に依存する問題の原因を探っていく。

ホスト(接続先PC)にマウスを挿す
マウスを挿さないとカーソル表示が消えたりすることがある。
激安有線マウスかエミュレータードングル、無線マウスのドングルなどPCからマウスと認識されるものが必要。キーボードも挿すと無難。

ホスト(接続先PC)にイヤフォン(ヘッドフォン)を挿す
PCによっては物理的にステレオミニプラグにささってないとオーディオや
マイクがミュートされるものがある。100円ショップのでOK。ホストの音とクライアントの音が重なってハウリングが起こることがあるが、ホストのAudio、Echo Selection設定で指定するか、どちらかをミュートして対処する。

ホストの場合、Sharedインストールを選択する。

Shared install

Sharedインストールした場合、PCが起動するとParsecも起動する。
Per Userの場合、PC起動後別途ログインした後にParsecの起動が必要。
重要なことなので再度書くが、 
Sharedインストールの場合、MFA(2FA)2段階認証設定をアカウントから行い不用意なアクセスを遮断する
https://support.parsec.app/hc/en-us/articles/4424732242445-Enable-Two-Factor-Authentication

合わせてTeams契約を検討すること。
他にもアドバンス設定で制限が可能。
Sharedインストールに合わせてSwitchBotのPC電源ボタンへの設置も検討する。長押し設定をするとホストがハングアップした際に強制再起動できる。

インストール後Parsecで最初に接続した際にアカウントで設定したメールに
接続PCの認証要求が送られるので、それを許可する。
(しない限り接続ができない)

よくあるトラブル原因


4K解像度&10bitColorなどのハイレゾ設定時にクライアント、サーバーがミスマッチで接続エラーが頻発。
※ホストのResolutionでUse Client ResolutionかKeep Host Resolutionか切り替えて試してみる。Use Client Resolution(クライアント側PCの解像度に合わせる)でホストよりもクライアントが高い解像度の場合ミスマッチ。その逆でも起こる可能性がある。

ホストのDisplayで意図しないモニタが選択されている。
※CPU、チップセット内臓グラフィックなど(複数GPU)
だいたい- 14003のエラーが出る。
UAC(スクリーンロック)でも出るのでOFFにする。

ホストのIdel Kick Timerが設定されている (0でオフ)。

ホストのQuality設定がマシンスペックより高すぎる。

ネットワーク設定上の問題。(社内LAN、WAN、ルータ、FWなど)

ネットワーク帯域が足りてない。

ネット速度が十分なはずなのに、ネットワークがスローと言われ
接続できない場合、ディスプレイ解像度設定に問題がある場合が多い。
(ホスト、クライアント共にフルHD解像度に合わせてみて接続を試す) 

Discordサーバーが全世界的に落ちているトラブル
※これが原因でParsecが使用できないことが過去にあった
現在のサービスホスティング状況は不明なので都度ParsecのHPを確認する。

接続テスト

テストでつながった場合、Parsec設定ボタンから
Metrics Graphsを出して帯域や反応速度のチェックを行う

Parsec設定ボタン
Metrics Graphs(Advanced Metrics)

システム管理者と必ず相談して帯域の割り当てをする。
※50台、100台のユーザーが皆帯域10Mbps みたいなことに簡単になる
多人数で使う場合、ネット側への設備投資が必須になってくるので重要



VPNで接続する場合


ZeroTierを使った例が公式HPに載っている(推奨はされていない)

https://support.parsec.app/hc/en-us/articles/115002766652-Using-a-VPN-ZeroTier-to-Connect-on-Parsec

AWSなどクラウド仮想環境で使う場合


エラーコード一覧

https://support.parsec.app/hc/en-us/articles/36002272035

  • -All-Error-Codes
    エラーコード一覧。
    よく見るエラー達は以下。

    - 1002 諸々の原因で接続エラー。
    - 13009 ホストの設定解像度が高すぎる。Microsoft RDPの問題。
    - 22006, 15000 GPUの機能が正常に働いていない。ドングル、ドライバなどで解決する。
    - 15106 HDR設定はParsecではサポートされない。解像度が高すぎる。
    - 6112 IPv6とIPv4両方が使える環境がParsecは必要。
    - 6023, 6024 ネットワーク設定の問題

その他

公式の紹介動画(日本語)

アニメやVFXで使う場合のおすすめ設定(TEAMS契約以上が必要)
この動画設定以上の環境2K、4Kでも環境次第では問題なく使える

その他の事例
https://support.parsec.app/hc/en-us/sections/4423453716621-How-To-s

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