コンセプトアーティストとは
はじめまして。
WACHAJACKというコンセプトアートスタジオを運営している代表の澤井と申します。
WACHAJACKではゲームや映画、映像作品のコンセプトアートを制作しています。
個人的な備忘録も兼ねて、このnoteでは普段個人的に考えている事やセミナーなどで話している事をつらつらと書いていきます。noteの使い方に慣れる為にも少しづつ。いずれTipsなども紹介できればと。
初回は学生の方やコンセプトアートに興味をもっている方や、将来コンセプトアーティストを目指している方もいらっしゃると思うので
まずはコンセプトアーティストという職業について。
この記事を読んでいる方でそもそもコンセプトアートって何?となっている
方は少ないかもしれませんが、普段学生さんに説明するときは
まだ世の中に存在しない世界(世界観)を想像しそのコンセプトを明確にしたビジュアルの設計図
という形で伝えています。
普段僕らがチームで参加しているゲームや映画、映像作品などの背景やキャラクターのデザイン、武器や道具のデザインから時にはその世界の風習や文化、文明(テクノロジー)感など設定を考えアイデアを出し合いながら世界を形作っていきます。
ゲームであればゲームプランナーやディレクター、映画や映像作品では監督の思い描く、なにやらもやもやとした漠然としたイメージをヴィジュアライズ化し、方向性やチーム指針となるアートを作成します。更に当初の想定を上回るアイデア提案ができるよう常に意識しながらデザインをしていきます。
プロジェクトや作品の製作工程において、デザインやアートセクションは上流工程に位置する為、ここがまず決まらない限り何も進みません。百聞は一見に如かずではないですが、特に企画提案の段階や開発のプリプロフェーズでは、予算承認をとるためにもここでのアートやヴィジュアルが非常に重要な役割を担います。
また、アートチームが関与する領域としてプロジェクトの開発初期(プリプロ)と開発後期(ポスプロ)では制作するアートの種類も異なります。
次回はこの続きから説明していきます。
※もし質問やこういうトピック(生成AI系)を取り上げてほしいなど
要望があれば、X(Twitter)まで連絡ください!